
これはある意味、もう一つの隠していたお宝中のお宝です!!
私の心の支え。緊張したとき、迷いそうなときはこれを見て
力をもらっています。
私は以前、渡辺貞夫さんが作った歌をテレビで
聴いたのをきっかけに、長いスランプを脱することが出来たので、
2002年に、大変ラッキーなことに、フルートケースにサインを
していただく機会がたまたまあり、お会いできた時は、
感動のあまり言葉になりませんでした。
その後、4年前に紹介していただいたリペアマンさんに
楽器を持っていったところ、当然、楽器を取り出すのに
ケースを開けるのですが、その時、
「あっ!貞夫さんのサインじゃない!私が貞夫さんの
修理をもう20年以上やらせていただいているんですよ!」
と、ちょっと誇らしげに仰られました。そりゃそうですよね。
あの「世界のナベサダ」が頼りにされるリペアさんですもの。
同じリペアさんに見ていただける私でさえも
すっっごく嬉かったんですから。
と、そんなある日です。
事件はよりによって、初ライブ1週間前に起こりました。
朝ごはんも食べたし、さぁ、練習しよう!と思い、
いつものようにフルートのケースを開けようとしたそのときです。
なんと、ケースが開かないのです!!
「うそでしょう?えー、なんでー?なんでなんでぇ~~
」
ガチャガチャ・・・。やっぱり開かない
どうしよう!
ふつう、都内のどんなに大きな楽器屋さんでも、
楽器が壊れると、まずはお店の売り場の人に預けてから
リペアさんの手に渡り、診断してもらい、どのくらいの
日数がかかるかがわかり、それから順番に修理していくため、
3週間はだいたいかかるので、1週間で直ってくるということは
まず、不可能なのです。
しかも今回は楽器以前の話。ケースなんですから。
「もう、戸井田さんしかいない・・・!」
自分で下手に動かすとこれ以上余計開かなくなると困るので、
すぐに電話して、事情を話しました。
「ケースが開かないなんて、私もはじめてだなぁ。
場合によっては壊すしかないかも知れないけど、
それでもよければみますが・・・。」
「貞夫さんのサインが書いてある あのケースなんです(半べそ)
何とかお願いします
・・・」 
ここの楽器屋さんは、プロ御用達のお店なので、
リペアの方と直接対面して、お話できるありがたいシステムです。
エレベーターをあがり部屋に入ると、ずらっと10人くらいの
リペアマンが、それぞれの受け持ちの楽器を黙々と直しています。
「うーん、本当に開かないねぇ。困ったな・・・。
これ、どうするかなぁ(苦笑)・・・。」
他のリペアマンさんも職業柄か気になり「何?どうしたの?」と見に来ました。
「とりあえず様子をみるから、まず1時間くらい時間をちょうだい!」
直らなかったらどうしよう。ケースを壊すにしても
フルートに傷は付かないのだろうか・・・
落ち着かなくてお店の外をうろうろ、
落ち着こうと紅茶を飲んでも喉を通りません
待ちきれずにもう一度リペアルームへ戻ると、
「ケース開いたよ~!なんかの衝撃で右のビスが曲がって
引っかかっちゃったんだね。開いたのはいいんだけど、
これじゃぁ、また同じことを繰り返すと困るから、いま、
ケースの内布をはがして、曲がったビスをなんとか別のに交換して、
今後も開け閉めが出来るように直してみるから!」
普段から細心の注意をして楽器を両手で抱えて移動しているのですが、
前日、地下鉄の乗換えで人混みの中急いでいる人を
よけきれず、相手に引っかかるようにぶつかったのを
思い出しました
帰ってみてみたらその時は
大丈夫だったんだけど、あれしかない・・・
。
今後はさらに気をつけなくては
と誓ったのでした。
そして更に30分後、エレベーターをあがると、
きらめくかのごとく、ケースは傷ひとつなく元通りに
しかも裸の豆電球を、フルートの管に通して、
念のため楽器に異常がないかも確認してくれました。
かなり無理をさせてしまいましたが、奇跡的に
この日のうちにケースも直り、練習することが出来、
陰のこうした大きな大きな支えがあって、
無事、初ステージに立つことが出来たのです。
ですからこのリペアマンさんは私にとって、
職人!匠!スーパーマン!いや、
神様のような人なのです
私の心の支え。緊張したとき、迷いそうなときはこれを見て
力をもらっています。
私は以前、渡辺貞夫さんが作った歌をテレビで
聴いたのをきっかけに、長いスランプを脱することが出来たので、
2002年に、大変ラッキーなことに、フルートケースにサインを
していただく機会がたまたまあり、お会いできた時は、
感動のあまり言葉になりませんでした。
その後、4年前に紹介していただいたリペアマンさんに
楽器を持っていったところ、当然、楽器を取り出すのに
ケースを開けるのですが、その時、
「あっ!貞夫さんのサインじゃない!私が貞夫さんの
修理をもう20年以上やらせていただいているんですよ!」
と、ちょっと誇らしげに仰られました。そりゃそうですよね。
あの「世界のナベサダ」が頼りにされるリペアさんですもの。
同じリペアさんに見ていただける私でさえも
すっっごく嬉かったんですから。
と、そんなある日です。
事件はよりによって、初ライブ1週間前に起こりました。
朝ごはんも食べたし、さぁ、練習しよう!と思い、
いつものようにフルートのケースを開けようとしたそのときです。
なんと、ケースが開かないのです!!
「うそでしょう?えー、なんでー?なんでなんでぇ~~

ガチャガチャ・・・。やっぱり開かない

ふつう、都内のどんなに大きな楽器屋さんでも、
楽器が壊れると、まずはお店の売り場の人に預けてから
リペアさんの手に渡り、診断してもらい、どのくらいの
日数がかかるかがわかり、それから順番に修理していくため、
3週間はだいたいかかるので、1週間で直ってくるということは
まず、不可能なのです。
しかも今回は楽器以前の話。ケースなんですから。
「もう、戸井田さんしかいない・・・!」
自分で下手に動かすとこれ以上余計開かなくなると困るので、
すぐに電話して、事情を話しました。
「ケースが開かないなんて、私もはじめてだなぁ。
場合によっては壊すしかないかも知れないけど、
それでもよければみますが・・・。」
「貞夫さんのサインが書いてある あのケースなんです(半べそ)
何とかお願いします


ここの楽器屋さんは、プロ御用達のお店なので、
リペアの方と直接対面して、お話できるありがたいシステムです。
エレベーターをあがり部屋に入ると、ずらっと10人くらいの
リペアマンが、それぞれの受け持ちの楽器を黙々と直しています。
「うーん、本当に開かないねぇ。困ったな・・・。
これ、どうするかなぁ(苦笑)・・・。」
他のリペアマンさんも職業柄か気になり「何?どうしたの?」と見に来ました。
「とりあえず様子をみるから、まず1時間くらい時間をちょうだい!」
直らなかったらどうしよう。ケースを壊すにしても
フルートに傷は付かないのだろうか・・・

落ち着かなくてお店の外をうろうろ、
落ち着こうと紅茶を飲んでも喉を通りません

待ちきれずにもう一度リペアルームへ戻ると、
「ケース開いたよ~!なんかの衝撃で右のビスが曲がって
引っかかっちゃったんだね。開いたのはいいんだけど、
これじゃぁ、また同じことを繰り返すと困るから、いま、
ケースの内布をはがして、曲がったビスをなんとか別のに交換して、
今後も開け閉めが出来るように直してみるから!」
普段から細心の注意をして楽器を両手で抱えて移動しているのですが、
前日、地下鉄の乗換えで人混みの中急いでいる人を
よけきれず、相手に引っかかるようにぶつかったのを
思い出しました

大丈夫だったんだけど、あれしかない・・・

今後はさらに気をつけなくては

そして更に30分後、エレベーターをあがると、
きらめくかのごとく、ケースは傷ひとつなく元通りに

しかも裸の豆電球を、フルートの管に通して、
念のため楽器に異常がないかも確認してくれました。
かなり無理をさせてしまいましたが、奇跡的に
この日のうちにケースも直り、練習することが出来、
陰のこうした大きな大きな支えがあって、
無事、初ステージに立つことが出来たのです。
ですからこのリペアマンさんは私にとって、
職人!匠!スーパーマン!いや、


貞夫さん担当のリベアマンがいらっしゃるんですね。
昨年のライブの後、
「フルートの調子悪いのですか?」と聞いたところ、
「うん、直しに出さなくっちゃぁね。」と言ってました。
その方に直してもらっているんですね。
そんな縁のあるフルート、大切にしてくださいね!