妄想ペナントNo.41『AOKI』

GW！　GW！ GW！
ちょっと日光行ってくるよ！

2012年度　妄想ペナント
No.41 『AOKI』

※これはフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※検索よけのために、名称を一部変えています。
　例）スワ□ーズ　→　スワロース

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残り16試合となった今シーズン。

AOKIは打率を3割8分9厘まで落とし、残り試合全打数、すべて安打でも4割は不可能となった。
4割の壁はやはり厚い。
ファンや野球人に改めてそう思わせた。

話は変わって、いよいよシーズン終盤。
スワロースと首位虎ーズとの最終戦が行われた。

マジック１を点灯させている虎ーズ。
この試合にスワロースが負ければ、晴れてとらーズの優勝が決まる。
今日は虎ーズのホーム開催試合。
とらーズ選手もファンも、ここで優勝を決めたいと思っていることだろう。
「Bチーム確定なんだから、負けろよなー！」
そんな野次が黄色と黒で埋め尽くされたスタンドから聞こえてくる。

そんな中、AOKIが打席に立った。
野次が消えた。

AOKIは4割こそ逃したものの、
あの一朗が樹立したシーズン安打記録210にあと一本に迫っている。
AOKIは押しも押されもしないスワロースの顔である。
いや、セリーグを代表するバッターの一人といってもいい。
そのAOKIが3回目の首位打者を獲得した時、インタビュアーにこう述べたことがある。
「今年何かを達成したという実感ではなく、“まだいける”という気持ちのほうが強いんです。
実際イチローさんの記録、130試合で210 安打を目標にしてましたから」

そして、この虎ーズ戦は128試合目である。

144試合になってからも破られなかった、130試合で210安打の日本記録。
130試合まで、残り2試合となりながら、あと一本となった。
敵地であるはずだが、余計な茶々も野次もAOKIには向けられていない。

「ストレッチをしつこいほどやりましたが、体の固さはとれませんでした。
　でも打席に入った瞬間、体が動いてくれたんです」

AOKIは記念すべき210安打を一打席目で仕留めた。

シーズン安打タイ記録達成。
一塁ベース上で花束を受け取ったAOKIは、花束を天高くあげてガッツポーズした。
夢を実現した男の顔は、かくも美しいものか。
観客席からは歓喜の声と祝福の拍手が鳴りやまなかった。

夢を達成した男はどこへ向かうのか。
一つの壁を越えたAOKIは、すっかり気持ちが楽になったのか、この日猛打賞で色を添える。

最終的には237安打を放ち、AOKIはその名を歴史に刻み込んだ。



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web拍手おへんじ
>URLってなんですか？
>AOKIさん・・・ぼくが2番目に好きな選手なので（１番は井端様）GOGO!スワロース!!!
>更新がんばってください　フレーフレースワロース！！ by kou
URLはブログやHPやってる人がアドレスを書くところだよ。持ってない人は空欄でOK！
AOKIはスワロースを長年支えてきてくれた選手だから大好きだよ！　井端様は神。更新頑張るよ（＞＜）