立花学園高校女子バスケットボール

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努力は運を支配する

2011年11月08日 10時09分44秒 | 日記

高校生での部活動は15~18歳の間の約2年です。自分たちでチームを作り上げていくことは並大抵のことではありませんが,それを目指して日々生活を送っています。その中では性格も考え方も違う者が集まっているので様々な問題やトラブルが起こりますが,それらのことをチームの仲間で対応して「チーム」としての形が少しずつ形成されていくものだと思っています。バスケットボールだけをしていれば社会に通用するなんて考えは誰も持ち合わせていませんし,日本を背負って立つようなレベルの選手がいるわけでもありません。バスケットボールを通じて様々なことに目を配り,気を配り,考え,学び,行動することが身についてくればプレーのレベルのみならず自分自身にも自信がもてることになります。

今のチームに思うことは2つあります。

1つは,言われて行動する能力は他のチームに引けを取りませんが,それは自分たちでチームを作り上げていくことにはならないということです。バスケットボールを始めたのもバラバラですし,それぞれ違う中学校からきているので指導されてきた内容も様々です。預かっている身をしては,先ずは中学校レベルから高校レベルに引き上げてあげ,さらにチームとして上を目指せるような環境を作ってあげることだと思っています。その為には,個々の意識を変えないといけませんし,変なプライドは捨てなければ変わりません。前にも皆に話したことですが,「評価」をするのは自分ではありません。「他者」が「評価」をするのです。考える力,それを表現する力がまだまだ備わっていないのが現実です。プレーにおいても1度として全く同じ状況がない中で,その瞬間に判断し行動することが一つの勝ちに繋がります。練習においても,プレーの前に仲間で決め事をしても,その通りにならないことの方が多いので,決めたとおりにやろうとすることでミスに繋がるプレーが多くなりますし,実戦では活きてきません。先ずは,個人個人がどれだけ努力を惜しまないで実戦を意識して練習に取り組むことなのではないかと思います。バスケットボールを始めたばかりのプレーヤーは伸びしろは確かに大きいです。能力がないプレーヤーは,周りに追いつくために必死にもがきながら練習に向かいます。中学レベルから這い上がれないプレイヤーも,大概は無意識のうちに中学レベルに満足して,そのことに気付いていないままフラストレーションだけを溜めがちです。

「周りよりも先ず自分」

そのことを全員が実践できればチームという意味が少しずつみえてくるのではないでしょうか。

2つめは,慣れからきているのかも知れませんが,形はそれなりに出来ているということです。挨拶を含めた礼儀,目上の人に対する態度,それなりに出来ていると思います。ですが「それなり」が危険なのです。本当に徹底しようとすれば,今の行動が変わってくると思います。人のことを聞く姿勢も良いとは思いますが,理解をしようと思いながら聞いているのかが問題です。言い換えれば,ただ聞いているだけなのではないかということです。授業においても,部活でもいえることだと思います。授業では,先生の話もしっかりと聞いていて,ノートもとっているけれども定期試験は出来ない。それでは身にはなりません。理解しようとすれば,自ずと意識も変わり,聞く姿勢はもっと違う形で表れてくると思います。何に対してもそうですが,目の前に壁が現れた時に逃げたいと逃避の気持ちが出てくるのは誰でも一度は経験したことがあると思います。しかし,それはその場しのぎに過ぎず何の解決にもなりません。自分の結果を何かのせいにしてしまう弱さを克服することは可能なことですし,様々なことを吸収できる今だからこそ時間を大事に,有効につかってほしいです。

先日の試合で嬉しかったことがあります。ある高校の顧問の先生で以前からお世話になっている先生から,一つ一つの動きが良くなったと言ってもらいました。また,もう一人の方からは,夏よりも瞬間の動きの感覚が良くなったと言ってもらえたことです。その方々とは以前から親しくして貰っているのですが,普段は厳しい辛口のことばかり言われる〔?〕言っていただけます。何も意図がないチーム作りになってしまっている時には特に厳しい意見をいただきます。そんな方から本当にそう感じたと言われて,試合の内容だけを見て,良くなかったと思っていた自分がいたことに気付かされました。

成長しているのは事実です。あとは,これから先ステップアップするためには何が必要になってくるのか,「チーム」を少しずつでも作り上げていこう。

女バスの部旗も作成中です。出来しだいアップしますので,暫しお待ちを!

 

『努力は運を支配する』