
ワゴンR MH21Sのスパークプラグを交換する。
積算走行距離104367km。
この個体は、前々オーナーが2.7万km時に一度プラグ交換をしているので、7.7万km走行しての交換になる。
最近の小型のクルマの多くと同じように、このワゴンRも、エンジンの上にエアークリーナーボックスが配置されているので、プラグ交換をするにはこのエアクリボックスを移動させねばならない。
昔みたいにプラグコードを抜くだけの方が簡単でいいのになと思いつつ、エアクリボックス固定ボルト2本を回し抜き、ボックスとスロットルボディーをつなぐパイプのクランプのプラスネジをゆるめる。
そして、エアクリフィルターのフタを留めている2本のクランプを外し、エアクリフィルターを抜き出し、ボックス全体をごそごそ動かしてやると、全体を大きく右にずらせる。
K6Aエンジンの場合、上部にイグニッションコイルとスパークプラグを保護するためのカバーが付いているので、ボルト4本を回し抜いて、そのカバーを外す。
点火プラグ1本ずつにコイルが取り付けられているダイレクトイグニッションって、いつからなんだか知らないけど、この光景を見るたびに「あぁなんて贅沢なシステムなんだろう!」と思う私は、還暦過ぎのジジイ。
ストッパーの爪を押しながらコネクターをゆすりつつ慎重に引き抜く。
そして、固定ボルトを回し抜いたイグニッションコイルも引き抜く。
コイル外し、無事完了。
あとは、16mmのプラグソケットを使って、3本のスパークプラグを回し抜くだけ。
なんと、こんな状態のプラグが出てきた!
驚きの電極消耗!
NGK / KR7AIは、中心電極イリジウムで接地電極は普通の金属のイリジウムプラグで、走行7.7万kmでこうなった。
とすると、このタイプのプラグは、安全安心マージンを採って5万kmくらいで交換した方が良いように思える。
今回新たに取り付けるCHAMPION / IRIDIUM 9701は、中心電極にも接地電極にもイリジウムが使われているタイプなので、ライフはそれより長いはず。
でも、過信は禁物。
僕のようなシビア・ユーザーの場合、やはり5万kmを目安に点検しよう。
頼むぞ、チャンピオンたち!
新プラグを慎重に取り付ける。
イグニッションコイルは、各部を点検しながら拭き掃除して、再使用。
プラグとコイルの取り付け終了。
エアクリボックスを戻す前に、スロットルボディーの空気導入口を観察。
全体的に薄っすらとブローバイ還元系のオイル付着が見られるけど、そんなにひどくないので、今回はノータッチでいく。
あとは、ボックス等を戻して、作業終了。
エンジンをかけてみる。
ほぉ、初爆からして感じがいい。
アイドリング時のエンジン音や振動も減少。
完全燃焼の証し排気管からの水ポタポタも、少し増えたようだ。
プラグ交換って、あんまり効果を感じないことが多いんだけど、今回はさすがにカイゼンを感じる。
それだけ酷使したって事だな、前のプラグを。
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