早稲田大学山岳部 活動記録(2014年度~)

早稲田大学山岳部です。2014年度より活動報告をこちらで行います。

残雪期合宿 報告書

2016-05-22 21:50:45 | 2016年度合宿
2016年度 残雪期合宿 報告書
小川惇一郎
1 山域対象:後立山連峰/白馬主稜
2 期間:2016年5月2日(月)~5月3日(火)
3 メンバー:4年:小川(CL)・田中(SL)、3年:福田
4 行動詳細
【移動日】5月2日(月)
18時部室集合~準備21時30分出発=22時竹橋駅、22時30分発=高速バス=5時白馬駅着
 18時に集合し、荷物の確認とパッキングを行った。19時過ぎに犬塚さんが激励で来てくださり、ご飯をご馳走になる。翌日の朝ごはんを買い、竹橋駅へ向かう。そして、高速バスに乗車。

5月3日(火) 晴れ 4℃
白馬駅=5時30分猿倉荘、6時出発~6時45分白馬尻~8時50分八峰~10時20分四峰~11時30分二峰~12時50分白馬岳頂上~14時白馬尻~14時30分猿倉荘=白馬駅
 白馬駅に降りたら非常に寒く、急いで着替える。タクシーに乗車し、猿倉荘へ向かう。運転手さんのご好意で、4人で割り勘しようということになった。4200円が3000円になる。猿倉荘の駐車場で準備をしていたら、太陽の光が降り注いできた。私たちを出迎えてくれたようで、気持ちが高まってきた。登山届を提出した際に、一昨日まで結構降り、新雪のような感じかもしれないので気をつけてという言葉をいただき、気を引き締めて出発。
 林道は、あまり雪がなくショートカットはできないようだ。雪と砂利道を歩き白馬尻に到着。先行パーティーが2組見える。ここからピッケルを出した。
 八峰までは意外と急登で、なかなかハードであった。八峰までは、アイゼンを付けなかったが、付けたらもう少しペースが上がったかもしれないと感じた。六峰では早速ロープを出す。田中がリードし、福田がビレイ。次の五峰ではワンポイントの嫌らしいところでロープを出した。四峰で一泊する予定であったが、時間も早いということで高度を上げることにした。杓子岳の稜線が綺麗に見える。あのルートも面白そうと思いを馳せる。三峰の直前でもワンポイント出す。頂上直下では、雪壁が悪そうであり、巻くルートがあったため巻くことを選択。ここを抜けたら山頂であった。山頂に上がる前に一本出しておけばよかったと感じた。ここから下山を開始。白馬大雪渓は、雪崩の心配もなくとても歩きやすい雪質であった。一気に下り、猿倉荘に到着。ここからタクシーに乗り、白馬駅へ向かい皆で帰京のバスに乗り込んだ。

5 総括
 一泊する予定で、しっかり荷物を持ち、一日で登頂できたことは自信にもつながる。前々から、序盤でロープを出さないということがよく反省点として挙がっていたので、序盤からしっかりロープを出したというのも評価できる。ただ、最後のワンポイントは上級生だから登ることができた感は否めない。これからは、一年生も参加するので、先を見通せる力をしっかり養いたい。
 一つ目の合宿は、無事に登頂を果たせたので良いスタートを切れたのではないか。これから先、一つ一つしっかりこなして、良い一年となるよう頑張りたい。

6 検討事項
 山頂に上がる前のワンポイントでロープを出さなかったこと。