環境ビジネスオンラインで、日本郵船は8月25日、可燃性廃棄物などの未活用資源によるエネルギー供給事業を手がけるサステイナブルエネルギー開発に出資したと発表した記事が、、、
サステイナブルエネルギー開発株式会社の亜臨界水処理技術で、有機性廃棄物からエネルギー原料を生成する共同検討を行い、将来的には生成したエネルギー原料の船舶用燃料としての応用など、船上における脱炭素化の実現を推進していくとなっているが、、、、
そういえば、「水を亜臨界水の状態にして有機性廃棄物を分解処理」 実証施設 日田で稼働 /大分」の実証事業はどうなったのか?こちらは「トーヨーマクロ合同会社」だった、、
亜臨界水処理技術での廃棄物処理、時々ニュースで取り上げられるが、、、
後追いしていないので、、実用化しているかどうかはわからない、、
廃棄物を焼却ではなく、水を高温・高圧で亜臨界水や超臨界水の状態にしてあらゆる有機性廃棄物を分解処理できるとなると、原理的にはすばらしくも思えるが、、、しかし、やはりいろんな処理方法にもメリット・デメリットはあるだろう、、ましてや新しい技術となると、おもわぬリスクもでてくるだろうし、、高温・高圧による分解処理は、JESCO東京PCB処理事業所のPCBの化学分解「水熱酸化分解方式」と同じ、、、
環境ビジネスオンライン
生成されたエネルギー原料はバイオ石炭、メタンや水素などのバイオガス、バイオコークスといったグリーンエネルギー製品として再利用でき、既存の焼却炉の ...
ISOPシステム©︎の特徴と構成
プレスリリース 2022年08月26日
当社は8月25日、都市で発生する可燃性廃棄物などの未活用資源によるエネルギー供給事業を手掛けるサステイナブルエネルギー開発株式会社(以下「サステイナブルエネルギー開発社」)に出資しました。
サステイナブルエネルギー開発社は、可燃ゴミなどの有機物を亜臨界水処理技術で分解して最終的にバイオ燃料などのグリーンエネルギー製品(注1)を生成するISOPシステム(イソップシステム、注2)を展開しています。当社はサステイナブルエネルギー開発社への出資により、同社の革新的な技術の商業化をサポートし、船上でISOPシステムを用いてゴミやスラッジなどの有機性廃棄物からエネルギー原料を生成する共同検討を行います。将来的には生成したエネルギー原料の船舶用燃料としての応用など、今後の研究開発を通じて、船上における脱炭素化の実現を推進してまいります。
ISOPシステムは、可燃ゴミなどの有機物を密閉空間で亜臨界水処理技術により低分子化合物に分解し、さらさらした粉状のエネルギー原料を生成する一連の装置群から構成される革新的なシステムです。生成されたエネルギー原料はバイオ石炭、メタンや水素などのバイオガス、バイオコークスといったグリーンエネルギー製品として再利用することが可能です。既存の焼却炉のようにダイオキシンなどの有害物質を発生させないため、環境に優しい点が特徴です。
ISOPシステムの特徴と構成
同システムはゴミの分別を必要とせず、燃えるゴミ、ビニール・プラスチック、発泡スチロール、衣類、廃棄食品、有機汚泥、畜産糞尿・ヘドロ、木片、その他ほとんどすべての有機物質に対して有効です。大型化や小型化が容易で、移動が可能な車載型も展開されており、都市部のオフィスビルや自治体、被災地など多様な場面での活用が想定されます。
ISOPシステムの概要