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「第四回災害廃棄物安全評価検討会」資料について

2011年07月20日 21時55分10秒 | 放射性廃棄物など

※「資料6 ばいじんの規制排ガスの放射能濃度との関係」より

10万ベクレルまで大幅引き上げ=福島の放射性がれき埋め立て基準 & 排ガスフィルターなしでも焼却OK」の根拠↓↓となる資料は~


環境省>東日本大震災への対応より:http://www.env.go.jp/jishin/index.html

■災害廃棄物安全評価検討会について
「第四回災害廃棄物安全評価検討会」資料について

1/5 [PDF:464KB] 2/5 [PDF:2,592KB] 3/5 [PDF:2,750KB]
4/5 [PDF:2,493KB] 5/5 [PDF:3,411KB]

■災害廃棄物安全評価検討委員会(第4回)
日時:平成23年7月14日(木)15:00~
場所:中央合同庁舎4号館共用108会議室
議題
(1)福島県内の災害廃棄物の処分方法等について
(2)その他
資料1 災害廃棄物安全評価検討会 出席名簿
資料2 第3回検討会議事要旨
資料3 電気集塵機を有する焼却施設における測定結果
資料4ー1 放射能濃度の追加測定結果について(原子力安全基盤機構)
資料4-2 災害廃棄物の放射能汚染状況の追加調査概要(原子力安全基盤機構)
資料4-3 福島県内の仮置き場における災害廃棄物の放射性物質濃度の測定結果の訂正について(原子力安全基盤機構)
資料5 一時保管の後の安全な処分方法等に関する論点(案)
資料6 ばいじんの規制排ガスの放射能濃度との関係(大迫委員)
資料7 一時保管とモニタリングの方法について(案)
資料8 避難区域、計画的避難区域での調査(案)
参考資料1 一般廃棄物焼却施設における焼却灰等の放射能量の測定結果及び今後の対応について(柏市発表資料)並びに焼却施設の概要(柏市)
参考資料2 一般廃棄物処理施設における焼却灰等の測定結果及び当面の取扱について
参考資料3 福島県の浜通り及び中通り地方(避難区域及び計画的避難区域を除く)の災害廃棄物の埋設処分における一般廃棄物最終処分場周辺の直接線及びスカイシャイン線による影響の評価について(原子力安全・保安院)

気になったところを一部抜粋
資料3 電気集塵機を有する焼却施設における測定結果
1/5 [PDF:464KB]
2.放射濃度測定方法
(1)試料採取方法
主灰、飛灰等は、ゲルマニウム半導体検出器による測定に必要な量を採取する。排ガス分析用試料「JISZ8808:排ガス中のだすと濃度の測定方法」により採取した。ろ紙には0.3μmDOP捕捉効率99.9%以上のシリカ繊維(ADVANTEC円筒濾紙No.88RH)を用い、約1時間で約1Nm3の吸引を行った。
3.対象施設
伊達地方衛生処理組合清掃センター
焼却炉:准連続運転ストーカ焼却炉(50t/16H×3炉)
集塵機:電気集塵機(活性炭吹き込みあり)その他の排ガス処理装置なし
須賀川地方保健環境組合須賀川地方衛生センター
焼却炉:准連続運転ストーカ焼却炉(50t/16H×2炉)
集塵機:電気集塵機(活性炭吹き込みあり)その他の排ガス処理装置なし
5.考察
(1)排ガスについて
 処理施設等からの排気や排水等について「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を定める告示」(以下、「線量限度を定める告示」と呼ぶ)等で示された濃度限度を下回ることを確認することが重要であるとされている。その濃度限度は、周辺監視区域外の空気中の濃度限度としてCs134が20Bq/m3、Cs137が30Bq/m3となっている。
今回の測定結果は、いずれもこの濃度限度を下回っており、それぞれの限度に対する割合の和は、一番高い数値で0.12となり、1を下回っている。
電気集塵機を有する焼却施設では、災害廃棄物を1割程度混焼する場合には、安全に処理できると考えられる。(下線渡辺)
(2)Te129mとAg110mの検出について
飛灰の分析結果からTe129m(半減期33.6日)とAg110m(半減期249.95日)が検出された。
(3)その他
千葉県柏市清掃工場は、排ガス処理設備としてバグフィルター(活性炭吹き込みなし)と触媒反応塔を有しており、飛灰固化物に含まれる放射性セシウム濃度は7,240~9,780Bq/Kgであったが、排ガスから放射性セシウムは検出されなかった。触媒反応塔はセシウム除去に寄与しないと考えられるので、活性炭を吹き込まないバグフィルターだけでも、十分なセシウム除去能力があると考えられる。

環境省、排気や排水等について「線量限度を定める告示」まであるのなら、15都県の「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて」の要請(事務連絡)をする時に、なぜきちんと排ガス測定も入れなかったのか。23区の清掃一組も、目黒清掃工場運営協議会(7月5日開催)で、やっと排ガスの試料採取方法がきまり測定を行うと言っていたので、測定結果の公表を待っているところであるが。排ガス測定のことや、目安となる基準値をどう考えればいいのかなど、環境省にも問い合わせをすれども返事が返ってこなかった。しっかりと「線量限度を定める告示」に濃度限度値(Cs134が20Bq/m3、Cs137が30Bq/m3)まであるとは~ 

それにしても、23区の清掃工場から考えると、放射性物質をなしにしても、「電気集塵機(活性炭吹き込みあり)その他の排ガス処理装置なし」ということ自体も驚きである。気になって、排ガス中のダイオキシン類測定結果も調べてみたら、やはりそれなりの数値である。「一般廃棄物焼却施設の排ガス中のダイオキシン類測定結果一覧表 福島県」伊達地方衛生処理組合清掃センター2号炉 1.5ng-TEQ/m3Nもあった。

あまりまじめに考えると、頭がおかしくなりそうな、次々乱発する国の各種暫定値、基準値などなど、、
埋立処分の基準緩和は、ただ単に、8,000Bq/Kg以下では、一時保管だらけになってしまうので、100,000Bq/Kgにしただけなのだろう。それでもダメならまた基準を緩和するのだろう。
とりあえず~



資料5 一時保管の後の安全な処分方法等に関する論点(案)
4/5 [PDF:2,493KB]
2 埋立処分とするに当たっての基本的な論点
8,000~100,000Bq/Kgのものであっても、作業者の被爆対策及び跡地利用の制限に加えて、次の条件が満たされれば、一時保管ではなく、埋立処分することが可能ではないか。
(1)放射性セシウムによる公共水域や地下水の汚染が防止されること
(2)跡地の利用制限を含め、長期的な管理が行われること

資料6 ばいじんの規制排ガスの放射能濃度との関係(大迫委員)

詳細は:4/5 [PDF:2,493KB]


■第三回災害廃棄物安全評価検討会議事要旨 [PDF:115KB]New

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