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世界の紙・板紙統計【パルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量など】(2016年、2017年)

2019年04月02日 21時16分01秒 | 紙・古紙関連

詳細は古紙再生促進センター「世界の紙・板紙統計 (373.0 KB) 」参照のこと


古紙再生促進センターのHPで、世界の紙・板紙統計(2016年、2017年)が更新されていた。
中国の経済成長、紙の分野も急激な勢いで、、とどまるところを知らずか
それともこのあたりで落ち着くのか?! アメリカや日本は横ばい傾向続く~

グラフは「2016年、2017年 世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量」等から作成
各データには但し書きとして 下記の記載あり
出典:RISI Annual Review 2018
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。

これまでの統計資料からグラフ作成
最新データは、2016年と2017年、各年の上位20ヵ国のデータ掲載

元データの( )内の数値など詳細は~

1.世界のパルプ生産高(千トン)





2.世界の紙・板紙生産高 (千トン)






3.世界の紙・板紙消費量(千トン)





4.国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

この「世界の パルプ及び紙、板紙生産量と紙・板紙消費量」統計資料では、毎年、上位20位までの国のデータが 掲載されている。ルクセンブルグ、かつては国民一人当たり年間消費量がダントツトップであったが、いつのまにか、欄外になった。たんなる統計抜けなんか、消費量の削減なのかは確認できないが、、、



●国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アメリカも、消費の縮小率は日本よりも急ピッチで進んでいる。ドイツは横ばい、東欧は増加、

 

●2017年主要国の古紙回収量、消費、輸入、輸出量

中国とアメリカの紙・板紙の生産量と消費量は、3位の日本を大きく引き離しての1位、2位である、
そして、中国の場合は、2017年古紙の消費量も81,800千トンと、ダントツの世界一である。

しかし、中国国内の古紙回収量は徐々に増加傾向で56,083千トンとなったが、消費量の7割弱程度で回収率が50%である。
一方、古紙の輸入量は25,719千トンと、他に類をみない古紙の輸入国でもある。

日本の古紙輸出量は3,734千トンで、その多くは中国向けとなっている。
中国はじめ東南アジアの各国も、年々、自国の国内古紙の回収に力を入れているので、いずれは古紙の回収率も上がり、輸入量も減っていくことだろう。

日本の古紙循環、いまは、古紙の回収率が上がれば上がるほど、輸出頼みとなっている。この先、中国国内の古紙循環が更に進めば輸入依存は減少していくことだろう、、そして、中国の環境政策で、品質の悪い古紙は受入規制もしているので、、、

 


 

2016年、2017年 世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量


日本国内で言うところの「古紙利用率」と「古紙回収率」とは定義が異なるようだが、

世界の「古紙消費原単位」と「古紙回収率」の地域別比較
古紙消費原単位=古紙消費量/紙・板紙生産量
古紙回収率=古紙回収量/紙・板紙消費量

 

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