
<ペットボトル回収機>
流通ニュース「2019年度ペットボトル回収機1000台を新設」から
流通ニュース(2019年6月6日)「2019年度ペットボトル回収機1000台を新設」で、セブン&アイ・ホールディングスは6月5日、2020年3月期中にセブン-イレブン店舗に、1000台のペットボトル回収機を新設すると発表したという。今回は、店頭に設置するペットボトル回収機の費用の半分は日本財団が拠出し、半分はセブン&アイHD本部が負担のようだ。
ペットボトル回収機はグループ会社にも導入しており、イトーヨーカドー183台、ヨークベニマル202台、ヨークマート74台を展開。2月末時点で、グループ合計では759台のペット回収機を設置。2012年からペットボトルの回収を開始し、2018年の年間のペットボトル回収量は8900トンで、1870万人の人がペットボトルの回収に参加したたという。
<ペットボトルの回収実績>の図をみると、ペットボトル回収本数に概算すると、約3億本相当(2018年度)、国内販売本数の1%に相当ということだが、、、セブン&アイHDグループ会社が販売したペットボトル総数も知りたいものだ、、、
もちろん、ペットボトルを大量に販売しているのだから、ペットボトル回収機の設置は、なにもしないよりはよほどいい。しかし、コンビニで購入した人が、コンビニの回収機に返却する割合がどの程度いるかは疑問だ。おそらくは、これまでは、スーパーの店頭回収や自治体の回収に出していた人が、nanaco ポイントの付与目当てにペットボトル回収機への投入に移行するだけではないのかな?、、、国内のペットボトル回収量の総数が大きく変化するものではないと思う、、きれいに集めるシステムとしてはgoodであろう、自販機横のごみ箱に「混ぜればごみ、分ければ資源」啓発ステッカー50万枚を貼るよりもよほどの効果はあるだろう~
23区のコンビニも、「ペットボトル店頭回収事業(東京ルールⅢ)」は廃止となったので、、、ごみ化する回収ボックスよりも、ペットボトル回収機設置の方が、事業者としてはいろんなメリットがあるのかも知れないが、、、2017年11月の「セブン‐イレブン、東京・埼玉の300店にペットボトル回収機の設置拡大」では、環境省の 「省 CO 2 型リサイクル高度化設備導入促進事業 」 に基づいた取り組みだった。(ペットボトルの回収機設置が、なぜ「省 CO 2 型リサイクル高度化設備」なのかは??? だが、、 )
今回新設するペットボトル回収機は、東大和市など、セブン-イレブンと連携している自治体の店舗を中心に配置するようだ。6月4日からは、東京都東大和市と連携し、回収したペットボトルの収集・運搬で行政と連携する取り組みを開始したとなっているが、、東大和市のHPでも「ペットボトルを持ってセブンーイレブンに行こう!~市内全店舗に、ペットボトル自動回収機が設置されます~」と、、啓発をしている。東大和市は事業の周知と適正な排出の広報が役割のようだ。 東大和市清掃事業協同組合が店舗が回収したペットボトルの保管場所への運搬となっているが、、きれいに集まれば有価で売れるので事業として回っていくのだろうが、、、これがそうでなくなったときには、きちんとセブン‐イレブンが「ペットボトル自動回収機の運用と回収したペットボトルの管理」だけでなく処理費用を負担できるのかどうか、、
流通ニュース 2019年06月06日
セブン&アイ・ホールディングスは6月5日、2020年3月期中にセブン-イレブン店舗に、1000台のペットボトル回収機を新設すると発表した。
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■セブン‐イレブンの店舗を活用した “循環型社会” 構築に向けた取り組み 東京・埼玉の300店にペットボトル回収機の設置拡大 2017年11月29日