繰り返し起きる、PCB廃棄物に紛失、誤廃棄、流出、ときには盗難まで、、、
なんのために長期にわたって保管し続けているのか?
先ずは、PCB含有の可能性が疑われる機器は、早急に分析をすべきだし、微量であれ何であれ、PCB混入機器となれば少しでも早く無害化処理をしなければ、、
自治体によっては分析費用の助成もあるだろうし、、、
保管し続けるだけでは紛失のリスクも高まる、紛失の大半は誤廃棄、、、
そして、地震に台風、大雨被害、自然災害の脅威はいつどこにやってくるかもしれないのに、
都道府県も政令指定都市も、
期限内のPCB廃棄物の処理促進としていろんな取組をしているが、、、
掘り起こしも必要だが、先ずは、保管中のPCB廃棄物の処理促進策を、、、
関連(本ブログ)
■西日本豪雨 愛媛県の肱川発電所に保管中の微量PCB廃棄物5点が流失か~ 2018年07月26日
大阪府 2018年7月27日
提供日
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2018年7月27日 |
提供時間
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14時0分 |
内容
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府立港南造形高等学校において、微量ポリ塩化ビフェニル(PCB)の混入の可能性が完全に否定できない電気設備機器である「高圧進相コンデンサ」(以下、コンデンサ)2台の所在が不明であることが判明しました。 このような事態を招いたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に努めてまいります。
1 事案の概要 施設財務課職員が、PCB廃棄物の保管状況を確認するために、同校の電気室を調査したところ、保管中のコンデンサ2台が無くなっていることに気付いた。 校舎内における所在確認や関係者への聞き取り調査等を実施したが、所在を確認できなかった。
2 経緯 ○平成29年11月27日、施設財務課職員が、PCB廃棄物の保管状況を確認した際に、電気室に保管中であるはずの当該コンデンサ2台が無くなっていることに気付いた。 ○その後、校舎内を隈なく探したが、所在を確認できず、学校関係者への聞き取り調査を実施したところ、平成27年10月16日に、産業廃棄物処理業者に校内の産業廃棄物の処分を依頼した際、当該コンデンサ2台についても処分を依頼したとのことだった。 ○産業廃棄物処分を受託した処理業者に聞き取り調査を実施したところ、コンデンサ2台を受け取った記録が無いとのことが判明した。 ○平成30年3月に本事案を監督官庁である大阪市へ報告した。 [大阪市から大阪府への通知内容] ・PCB含有の可能性のある2台については、分析を実施し、分析結果に応じて、適正に保管、処理委託する必要があった。 ・PCB廃棄物の適正処理について、その重要性を認識し、このような事案が二度と発生しないような対策を検討し、再発防止を徹底するよう強く求める。 ・市への報告は、不適正処理後2年以上経過しており、著しく対応が遅延したものである。市民の生活環境の保全、安心を確保する観点から、本件のような事案は迅速な対応、関係先への情報伝達を行うよう併せて強く申し入れる。
3 発生の原因 ○学校の担当者が、コンデンサを適正に保管、処理委託する必要があったが、排出事業者としての責務を十分理解せず怠った。 ○保管状況を平成27年9月に確認した後、学校と施設財務課の連絡が不十分で、コンデンサが所在不明となっていることを施設財務課が把握するまでに2年以上かかった。
4.再発防止策 ○PCB含有廃棄物については、「大阪府ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画」に従って取り扱うこととしているが、改めて適正な保管及び処理方法を十分に理解するように、全府立学校に周知を行う。 ○全府立学校で保管するPCB混入の可能性のある廃棄物について、PCB含有廃棄物に準じた取り扱いを行うこととし、一見して分かるように、PCB廃棄物保管状況について表記するラベル等を個体ごとに貼り付けるほか、「大阪府PCB廃棄物適正管理推進週間実施要綱」に基づき、年2回、その保管管理状況を各学校において検査することを徹底する。 ○現在、各府立学校で保管している廃棄物のうち、濃度分析を実施せずに保管している機器の分析調査を順次実施し、PCBの含有が判明した機器は、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に基づき、計画的に処分を行う。
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資料提供ID
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31796 |