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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

 川崎市の「堤根処理センター」焼却炉故障で、 横浜市に焼却処理依頼 ごみ収集に影響なし

2021年10月24日 08時41分30秒 | 中間処理施設等

川崎市「堤根処理センター」焼却炉の一つが故障し、ごみピットが上限に達し、横浜市に約1,400トンの処理を依頼したという。

東京新聞によると、
焼却炉故障は 
堤根処理センター2号炉
 10月7日 排ガス処理設備で故障が発生(電気設備の劣化が原因)
 12月中旬の復旧見込み(約2ヶ月)

横浜市鶴見工場への焼却依頼
 ごみ搬入期間 10月25日~11月12日 
 処理費用1,800万円(焼却灰は引き取り川崎区内の埋め立て処分場)

 川崎市のごみ焼却炉故障 横浜市に処理依頼 ごみ収集に影響なし -
東京新聞 2021年10月24日
川崎市のごみ焼却施設「堤根処理センター」(川崎区)の焼却炉の一つが故障した影響で、市内から集めた普通ごみをためる施設が上限に達しつつあ...


川崎市の「令和3年度川崎市一般廃棄物処理実施計画」をみると、焼却能力は1,950 トン/24h、処理計画量 は 355,725トン。

しかし、堤根処理センターの焼却炉は昭和54年3月竣工で稼動42年の老朽化施設、、橘処理センターは、建替中、、、浮島処理センターの法定点検中と重なったためにさらに焼却処理が逼迫したのだろうか、、2ヶ月間余りの焼却炉停止、

故障の原因は、排ガス処理設備で故障が発生、電気設備の劣化が原因とみられるとなっていたが、堤根処理センターは電気集じん器なんだ、、バグフィルターと比較すると、メリットデメリットいろいろあるのだろうが、、

23区でも長期の炉停止は時々あるが、、なにしろ23区の場合は清掃工場の数が多いので、
令和2年度「清掃工場等作業年報」によると、令和2年度の全清掃工場(21清掃工場 39炉)の故障による炉停止は12,453 時間。一番多かったのは、板橋の休炉時間が2,447時間(炉停止回数は5回)、、12,453 時間ということは、延べ518日、、、その他に、定期点検補修の休炉は43,353 時間、中間点検で休炉は16,381 時間、予備炉・調整で休炉は14,222 時間、、休炉時間合計は 86,410 時間、炉稼働時間は230,102.38時間(稼働日数 5,108日)暦日数の稼働率は74%

横浜市のごみ減量や焼却炉の話題はニュースでも度々取り上げられるが、一人1日当たりのごみ排出量、政令指定都市の中では川崎市が最少である。令和元年度、川崎市は804g/人日、2位は京都市の837g/人日、3位は横浜市の839g/人日、、

それにしても、川崎市、昭和54年3月竣工の焼却炉がまだ稼動していたとは、、知らなかった~

 

川崎市

廃棄物処理施設等

堤根処理センター
昭和54年3月竣工
公称処理能力 600t/24h(300t/24h)2基
型式 三菱マルチン式逆動ストーカ燃焼式 電気集じん器
ごみピット 鉄筋コンクリート製U型ピット(容量1,200t)

浮島処理センター
平成7年9月竣工 
処理能力 900t/24h(300t/24h)3基
NKKフェルント式往復動階段火格子 ろ過式集じん器 
ごみピット鉄筋コンクリート製角型ピット(容量2,400t)

王禅寺 処理センター
平成24年3月竣工 
処理能力 450t/24h(150t/24h)3基 
ストーカ式焼却炉 ろ過式集じん器 
ごみピット 鉄筋コンクリート製U型ピット(容量3,000t)

橘処理センターは、建替えのため休止中

 


 

 

 

 

 

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