定員250名 満席になったようだ~
「日本消費者連盟」、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」主催の講演会に参加した~
遺伝子組み換え(GM)といえば、モンサント!!
モンサントといえば、言わずと知れたポリ塩化ビフェニルの製造メーカー、化学薬品や農薬の製造メーカーで、ベトナム戦争で使われた枯葉剤もモンサントが製造した。
モンサントの農薬では除草剤ラウンドアップが知られている。その除草剤耐性や害虫抵抗性などをもつ遺伝子組み換え作物の種子を開発し、除草剤などと種子をセット販売する巨大な企業である。その、モンサントは、2018年6月に多国籍企業バイエルに買収された。
講演会「科学者とシェフが語る遺伝子組み換え食品と農薬の危険性」
「遺伝子組み換え(GM)作物を開発し、世界中に売り込み、環境を破壊し、食の安全を脅かしながら利益を得ているモンサント社(バイエル社に買収)などの多国籍企業は今、ゲノム編集食品の開発に手をのばしている。」ということで、この講演会の開催となったようだ、
フランスから招かれたセラリーニ教授は、
GMトウモロコシとラウンドアップの危険性を長期にわたる動物実験で立証した分子生物学者。その過程は映画「世界が食べられなくなる日(原題Tous cobayes?)」で世界中に配信された。日本でも、2013年6月に渋谷のアップリンクで公開されたのですぐに観に行った。ほんとうに衝撃的な映画だった~
今日のお話は、遺伝子組み換え(GM)食品と除草剤ラウンドアップの危険性、実験結果の論文公表後のモンサント側からの反撃、「モンサントペーパー」のことなどいろいろ、、、
ジェローム・ドゥーズレ氏は、シェフで、レストラン経営者。ワインをブラインド‐テストで見分けたことなどいろいろ、汚染物質をの解毒にはハーブがいいことなども、、、
フランスから来られたお二人、
巨大企業の圧力に屈せずに、GM食品や農薬の危険性を訴え続けているその心意気に圧倒された!!
日本モンサントは、「ラウンドアップ®ブランドの除草剤はすべて、有効成分としてグリホサートを含んでいます。~~~したがって、表示に従って適切に使用する限り、ヒトの健康に対するリスクは低いのです。」としているが、グリホサートを含む除草剤ラウンドアップの発がん性を巡る訴訟は相次ぐ、、、
映像でみるととても衝撃、
GM食品や農薬OKという人も、↓ ↓ レンタルDVD等で是非一度みてください、、
●映画『世界が食べられなくなる日』
原題:Tous cobayes?
解説(映画.com)
「未来の食卓」「セヴァンの地球のなおし方」で食物や環境の汚染問題を取り上げたジャン=ポール・ジョー監督が、遺伝子組み換え食品の実態に迫ったドキュメンタリー。2009年、フランスで「ラットの一生(2年間)に遺伝子組み換えトウモロコシを与え続けると、どんな影響が起こるのか」という実験が行われ、世界的に注目を集める。その研究結果に密着するとともに、世界2位の原発保有国であるフランスの「原発がある風景」も捉え、遺伝子組み換えと原子力発電という2つのテクノロジーの意外な接点を明らかにする。
世界が食べられなくなる日のオフィシャルサイト http://www.uplink.co.jp/sekatabe/
●映画『モンサントの不自然な食べもの』
原題:Le monde selon Monsanto
解説(映画.com)
アメリカに本社を構え、世界の遺伝子組み換え作物市場で90%のシェアを誇るアグロバイオ(農業関連生命工学)企業「モンサント社」の裏の姿に迫ったドキュメンタリー。遺伝子組み換え作物はもちろん、枯葉剤、農薬、牛成長ホルモンなども扱ってきた同社の1世紀にわたるベールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証。自然界の遺伝的多様性や環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを省みない、現代社会の「食」の経済構造に疑問を投げかける。
モンサントの不自然な食べもののオフィシャルサイト http://www.uplink.co.jp/monsanto/
関連(本ブログ)
■映画 『世界が食べられなくなる日』 渋谷 UPLINKで上映中2013年06月24日
■映画 『モンサントの不自然な食べもの』渋谷UPLINKで上映中2013年06月25日
厚生労働省は「遺伝子組み換え食品」も安全だと言っている~
(原発の「安全神話」と同様の構造か?)
2013年の日本で安全審査をパスしたGM食品は
食品(253品種)、添加物(16品目)だったが、、
現在は、食品(320品種)、添加物(44品目)となっていた~
今や、毎日の食卓で、GM食品を排除しようにも、限界がある、、、
生協の加工食品なども、多くが、「遺伝子組換え不分別」(遺伝子組換え農作物が混じって いる可能性がある)とってしまう現状、、、その上、「ゲノム編集食品」も表示もなしで市場に出回ることになれば、、、、
参考:厚生労働省「遺伝子組換え食品」
●安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧(令和元年10月31日現在)
1.食品(320品種)
じゃがいも(9品種)、大 豆(28品種)、てんさい(3品種)、とうもろこし(206品種)、なたね(21品種)、わた(47品種)、アルファルファ(5品種)、パパイヤ(1品種)
2.添加物(44品目) ←添加物は、遺伝子組換え微生物から作られる
α-アミラーゼ(10品目)、キモシン(4品目)、プルラナーゼ(4品目)、リパーゼ(3品目)、リボフラビン(2品目)、グルコアミラーゼ(3品目)、α-グルコシルトランスフェラーゼ(3品目)、シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ(1品目)、アスパラギナーゼ(1品目)、ホスホリパーゼ(4品目)、β-アミラーゼ(1品目)、エキソマルトテトラオヒドロラーゼ(1品目)、酸性ホスファターゼ(1品目)、グルコースオキシターゼ(1品目)、プロテアーゼ(2品目)、ヘミセルラーゼ(1品目)、キシラナーゼ(1品目)、β-ガラクトシダーゼ(1品目)
例えば、遺伝子組換え食品の性質は、害虫抵抗性、ウィルス抵抗性、除草剤耐性、ステアリドン酸産生、低飽和脂肪酸、高オレイン酸、高リシン形質、乾燥耐性、組織特異的除草剤耐性、生産性向上、耐熱性向上等など、
●遺伝子組換え食品の安全性について(消費者向けパンフレット:平成24年3月改訂)
2019年10月31日 講演会「科学者とシェフが語る遺伝子組み換え食品と農薬の危険性」
セラリーニ教授が来日!
講演会「科学者とシェフが語る遺伝子組み換え食品と農薬の危険性」
遺伝子組み換え(GM)作物を開発し、世界中に売り込み、環境を破壊し、食の安全を脅かしながら利益を得ているモンサント社(バイエル社に買収)などの多国籍企業は今、ゲノム編集食品の開発に手をのばしています。
やみくもにゲノム編集食品の開発が進む今、フランスからカーン大学のセラリーニ教授をお招きし、改めてGM食品と除草剤ラウンドアップの危険性をお話しいただきます。セラリーニ教授たちのグループは、GMトウモロコシとラウンドアップの危険性を長期にわたる動物実験で立証。2012年、お腹に大きな腫瘍を抱えたラットの画像が世界中に配信され衝撃を与えました。実験が公表されるやいなや、多国籍企業やそれに連なる研究者らは、実験だけでなくセラリーニ教授個人を激しく攻撃し、実験結果を掲載した科学誌から論文が削除されました。モンサント社などの多国籍企業にとってそれほど脅威を与える実験だったのです。
セラリーニ教授と来日し講演するジェローム・ドゥーズレさんは、有機農産物を食材に料理をするシェフ。セラリーニ教授とともにGM食品や農薬の危険性を訴えています。
【日時】 2019年10月31日(木)12時30分~16時30分(開場11時30分)
【場所】 東京ウィメンズプラザ ホール
最寄駅:地下鉄「表参道駅」B2出口7分、JR「渋谷駅」宮益坂口12分
アクセス→http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/outline/tabid/136/Default.aspx
◎資料代2000円(逐次通訳付き)
要予約※(定員250名)
主催 日本消費者連盟、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
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【講演者プロフィール】
ジル=エリック・セラリーニ教授
分子生物学者。フランス・カーン大学教授。同大学の「リスク、質、持続可能な環境センター」共同所長。フランス政府の遺伝子組み換え審査委員会の専門家委員を9年にわたって務めた。遺伝子組み換えトウモロコシと除草剤ラウンドアップの長期動物実験を行い、これらの隠された毒性を明らかにした。『食卓の不都合な真実―健康と環境を破壊する遺伝子組み換え作物・農薬と巨大バイオ企業の闇』(明石書店)。
ジェローム・ドゥーズレ氏
シェフで、レストラン経営者。フランスの民間研究グループ「遺伝子工学独立研究情報委員会(CRIIGEN=クリージェン)」の役員を務める。遺伝子組み換え作物や農薬の危険性を訴えながら、「生命力にあふれた、自然なオーガニック」料理を極めるために、セラリーニ教授と世界中で講演活動を行っている。
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【賛同お願い】
フランスからお2人をお招きするための賛同金へのご協力をお願いします。
●賛同金 個人 1口1,000円から
●賛同金 団体 1口10,000円から
賛同金をいただいた個人名や団体名を講演会資料に掲載いたします。振込用紙の通信欄に「セラリーニ講演会賛同金」と明記し、「掲載可」または「掲載不可」とお書きください。記載がない場合は掲載いたしません。
[振込先]
郵便振替 00130-0-22957
加入者名 日本消費者連盟
【署名活動】すべてのゲノム編集食品の規制と表示を求めます(2019年5月8日)
遺伝子組み換え食品の登場から20年以上経った今、新たに「ゲノム操作(編集)食品」が登場しています。食べものとしての安全性や環境への影響など、まだまだ分からなことばかりです。それにもかかわらず、日本政府はほとんどのゲノム編集食品を安全性審査の対象外としようとしています。このままでは表示もなしで、市場に出回ることになります。
そこで、日本消費者連盟は遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンと共同で、すべてのゲノム編集食品の規制と表示を求める署名活動を始めました。要請事項は以下をご覧ください。第1次集約は2019年8月31日です。
ぜひ「ゲノム操作(編集)食品はいらない」の声をあげてください。そして、一人でも多くの署名を集めてください。皆さんのご協力をお願いいたします。
署名用紙は以下からダウンロードいただけます。印刷してお使いください。
■署名用紙「すべてのゲノム編集食品の規制と表示を求めます」(PDF)
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厚生労働大臣 加藤勝信様
農林水産大臣 江藤拓様
環境大臣 小泉進次郎様
消費者庁長官 伊藤明子様
すべてのゲノム編集食品の規制と表示を求めます
特定遺伝子を狙って操作するという宣伝文句で登場した「ゲノム編集技術」は、標的外の遺伝子も破壊する「オフターゲット」作用などが報告され、さまざまな不安があります。それにもかかわらず、環境省も厚生労働省も、外来遺伝子が残らないゲノム編集生物は規制対象外と決めました。届け出も任意とされたため、食品表示も困難となっています。
このままでは、ゲノム編集食品が環境影響評価も食品安全審査もされず、食品表示もないまま、私たちの食卓にのぼることになります。消費者の知る権利、選ぶ権利を奪い、私たちの健康に生きる権利を脅かすものです。私たちは、すべてのゲノム編集生物の環境影響評価、食品安全審査、表示の義務付けを求めます。
[要請事項】
1.ゲノム編集技術でつくられた作物・家畜・魚類等のすべてについて、環境影響評価を義務付けること
2.ゲノム編集技術でつくられた作物等のすべてについて、食品安全性審査を義務付けること
3.ゲノム編集技術でつくられた作物等及びこれを原料とする食品について、表示を義務付けること
[呼び掛け団体]
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
特定非営利活動法人 日本消費者連盟