東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

東京の檜原村で産廃焼却場の建設計画 、周辺住民に不安、建設反対の請願書を村議会に提出

2022年05月02日 08時04分21秒 | 中間処理施設等

檜原村人里(へんぼり)地区で村内初となる産業廃棄物焼却場の建設計画が持ち上がり、周辺住民に不安が広がっているという東京新聞のニュース(参考「檜原村で産廃焼却場計画 住民不安、議会に反対の請願も 村議有志が勉強会 事業者は順次説明会」)

東京新聞によると、地元の一部自治会は村議会に計画に反対する請願を提出し、3月の本会議で採択され、村議会は都に「反対の意見がある」などとする意見書を出した。また、事業者は人里地区では昨年11月に説明会を開催。住民の不安解消のため、先月下旬から順次、他地区でも説明会を開いているという~

先週初め、村議有志が勉強会を開催したというニュースはみていたが、、、、

事業者は比留間運送株式会社
 檜原村人里(へんぼり)地区
 汚泥や廃油、木くず、コンクリートなどを処分
 バイオチップ工場の敷地内に焼却炉は96t/日

比留間運送株式会社というと運送会社のような感じなのだが、
ホームページには、「廃棄物全般の処理と収集運搬を行っている会社です。」となっている~

比留間運送というと、東京都武蔵村山市伊奈平の伊奈平工場がなじみ深い、
毎年度、PRTR制度届出から都内のダイオキシン類の排出量と移動量をチェックしているのだが、、

比留間運送伊奈平工場の届け出は、最新の2019年で総排出量 (11mg-TEQ) 、総移動量 (100mg-TEQ)年度によってかなり変動あり、、(参考「2019年 都内のダイオキシン類の排出量と移動量(PRTR制度届出から)、ごみ焼却施設など発生源別に、」)

参考までに、都内のダイオキシン類年間総排出量ワースト事業者の経年変化

 

 



檜原村では初めてということではあるが、、

ダイオキシン類や廃棄物処理施設など、環境省の年度末の報告書をチェックしていると、、
ダイオキシン類対策特別措置法の大気基準適用施設は東京都内に該当する廃棄物焼却施設が260施設、約6割は100t/日未満の焼却炉となっている~(参考「令和2年(2020年)度ダイオキシン類対策特別措置法施行状況について<大気基準適用施設数は8,350施設(廃棄物焼却施設が7,446施設)>基準値超過 焼却炉33件


大気基準適用施設の届出等の状況【令和2年度末施設数 東京都分 
製鋼用電気炉 事業場数注1)1 
 R2年度末施設数 1 ←千代田鋼鉄工業(株)綾瀬工場
廃棄物焼却炉(事業場数注1)154
 4t/h以上:107 ←令和1年度 廃止5含む
 2t/h以上~4t/h未満:38 ←令和1年度 新設2含む
 200kg/h以上~2t/h未満:31  
 100kg/h以上~200kg/h未満:34  ←令和1年度廃止1含む
 50kg/h以上~100kg/h未満:37 ←令和1年度新設3、廃止4含む
 50kg/h未満(0.5㎡以上):13 
廃棄物焼却炉 小計 260施設 ←令和1年度新設5、廃止10含む 
合計 事業場数 155   R2年度末施設数 261 ←令和1年度新設5、廃止10含む

水質基準対象施設の届出等の状況【令和2年度末施設数 東京都分
廃棄物焼却炉に係る廃ガス洗浄施設、湿式集じん施設及び灰の貯留施設であって汚水又は廃液を排出するもの
 廃ガス洗浄施設、 湿式集じん施設 事業場数注2)29 R2年度末施設数121 ←令和1年度廃止2含む
 灰の貯留施設、事業場数注2)16 R2年度末施設数81 ←令和1年度廃止2含む ←令和1年度新設1、廃止1含む
小計 事業場数注2)45 R2年度末施設数202 ←令和1年度新設1、廃止3含む
廃PCB等又はPCB処理物の分解施設及びPCB汚染物又はPCB処理物の洗浄施設及び分離施設
事業場数1  R2年度末施設数  3 ←???
下水道終末処理施設
事業場数18  R2年度末施設数 18 
合計 事業場数 64   R2年度末施設数 223 ←令和1年度新設1、廃止3含む

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【プラスチック資源循環促進... | トップ | 東京都 廃棄物埋立処分場での... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

中間処理施設等」カテゴリの最新記事