
大阪市「周知リーフレット(全区版)(PDF形式, 1.68MB)」から
大阪市も2025年4月から「プラスチック資源」の一括回収が始まる~
容器包装プラスチックと製品プラスチックを合わせて、「プラスチック資源」として一括回収とのこと、、(23区では、「ごみ」は収集、「資源」は回収ということが多いので、ついつい「一括回収」としてしまう、、)
製品プラスチックは100パーセントプラスチック素材であること、1辺が30cmを超えるものは粗大ごみ扱い、厚さが5mmを超える硬質のものは収集できないものもあるようだ。出し方は、容器包装プラスチックと製品プラスチックをまとめて、中身の見えるごみ袋に入れてだすようになっている~
容リプラと製品プラの一括回収、
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)(2022年4月施行)の効果か、全国的に実施市町村が広がってきている~
容器包装リサイクル法 の 完全施行が2000年、
法律あれど、強制力はないので、リサイクル実施するもしないも自治体の努力義務、容リプラだけをみれば、令和4年度の市町村の実施率は1,173市町村で実施率は67.4%、人口カバー率は77.3%となったところ~
ところが、プラ新法施行後、循環型社会形成推進交付金の交付条件に「プラスチックの分別収集・再資源化」が必須となったことが影響しているのか、23区でも20年以上も「容リプラ」の分別回収の実施をしていなかった半数の区も、すべての区で容リプラと製品プラの一括回収をする見込みとなった。(23区のプラスチック資源化状況、「容リプラ」「製品プラ」一括回収)
大阪市の人口は 2,791,907人、大阪でも一括回収が始まるとプラスチック資源回収の実施率・人口カバー率はドンと増えるだろう~
気になったので、人口100万人以上の都市のプラスチック資源化状況をネット上でチェックしてみたら、ほぼ大都市でも実施中または実施予定となっていた~(神戸市のみよくわからない)また、プラ新法第33 条に基づき、市区町村が再商品化計画を作成し、主務大臣の認定を取得した自治体でも、容リ協会に委託し、再商品化を行う方法 <法律 第32条>との併用の自治体もあるようだ~
大都市の「プラスチック資源化状況」
【容リプラ+製品プラの一括回収】
人口100万人以上(2024年10月1日現在)
横浜市 3,771,063人 2025年4月から全市で実施予定
大阪市 2,791,907人 2025年4月から全市で実施予定
名古屋市 2,331,264人 2024年4月から実施中
札幌市 1,968,261人 2023年10月モデル事業実施、検討中
福岡市 1,656,737人 2026年度以降の導入を目指し準備中
川崎市 1,551,788人 2024年4月から川崎区で実施、2025年4月から幸区・中原区で実施予定(法律 第33条大臣認定取得)
神戸市 1,492,282人 ??? 神戸プラスチックネクス
京都市 1,437,377人 2023年4月から実施中 (法律 第33条大臣認定取得)
さいたま市 1,351,136人 2026年度以降の一括回収の導入に向け、2023年11月先行地域実証事業実施
広島市 1,179,915人 容器包装以外のプラスチック類の分別あり
仙台市 1,096,168人 2023年4月から実施中(法律 第33条大臣認定取得)
23区 9,873,999人 23区のプラスチック資源化状況、「容リプラ」「製品プラ」一括回収 実施中は16区(モデル実施含む)、2025年4月から実施は文京区、実施時期不明は中央、世田谷、杉並※、練馬、葛飾※、江戸川の6区
関連(本ブログ)
■プラスチック資源循環促進法に基づく再商品化計画等の認定状況<第33条、第39条、第48条>(2024年12月13日現在)<第33条認定、ずいぶん増えてきた~ 24件>2024年12月21日
2025年1月29日
ページ番号:645425
大阪市では、令和7年4月から、容器包装プラスチックとこれまで普通ごみで収集していた製品プラスチック(100パーセントプラスチック素材でできている製品)を合わせて、「プラスチック資源」として一括収集を開始します。
これまで普通ごみとして収集し、焼却処理していた製品プラスチックについても容器包装プラスチックとあわせて収集・リサイクルすることで、さらなるごみ減量、プラスチックの資源循環をめざします。


1.開始日
令和7年4月1日(火曜日)

2.概要

プラスチック資源の収集対象となるもの
- 容器包装プラスチック:ボトル類・カップ・パック類、トレイ類など、商品を入れる容器や商品を包む包装(プラマークが表示されているもの)
- 製品プラスチック(100パーセントプラスチック素材でできているもの):スプーン、フォーク、洗面器、クリアファイル、おもちゃなど

プラスチック資源の出し方
- 収集曜日と排出場所:容器包装プラスチックと同じ収集曜日、同じ場所に出してください。
- 出し方:容器包装プラスチックと製品プラスチックをまとめて、同じ中身の見えるごみ袋に入れて出してください。

プラスチック資源の収集対象とならない危険なもの
次のものは、リサイクルの工程で発火する危険性が高いため、プラスチック資源として出さないようお願いします。
- モバイルバッテリー、小型充電式電池(リチウムイオン電池・ニッケル電池・ニカド電池)
- リチウムイオン電池が内蔵されたもの(電気シェーバー、電子たばこなど)
- 小型電子機器(スマートフォンやデジタルカメラなど)
- モバイルバッテリー及びリチウムイオン電池等の回収については「リチウムイオン電池等の訪問回収を実施しています」をご覧ください。
- 使用済小型家電の回収については「使用済小型家電をリサイクル回収しています」をご覧ください。

3.周知リーフレット
プラスチック資源の一括収集開始をお知らせするリーフレットを、令和7年3月中に全戸配布する予定です。
プラスチック資源の一括収集
万博が始まることから、2025年度からスタートしたかったのかなぁ?なんて推測しています。
気になるのは電池やバッテリーが混在しないかですが。
大阪市全域だとかなりの量ですし、金属探知器のようなもので発見できるといいのですが。
この数日、埼玉県八潮市の下水陥没事故を見て、下水整備の歴史が長い大阪市も人ごとではないような気がします。