SBSホールディングス株式会社のプレスリリースで、
「東雲事業所で、蛍光灯の廃棄処理を開始します! -水銀使用製品廃棄物破砕機を導入、オフィスゴミと共に回収処分が可能に-」
プレスによると、「このたび東雲事業所で導入した設備は、水銀使用製品産業廃棄物(蛍光管、 冷陰極蛍光ランプ、HIDランプ)を破砕処理する際に発生する水銀ガスを吸着除去し、大気中への拡散を防止することで環境に配慮した処理が可能です。1日の処理上限は23,400本で、直管形・環形・電球形などあらゆる形状の蛍光灯を安全に処理することができます。」ということである。
SBS即配サポートの「蛍光灯破砕機のご紹介」のページをみると、、、破砕機なるものがあまりに簡易なものでびっくりというか心配。そのまま下のドラム缶に破砕した蛍光管は落ちるようになっているのか、、、密閉された空間で蛍光管を破砕して、その際に発生する水銀は吸着して回収する仕組みのようだが、、特に記載がないので、たぶん常温での破砕処理だと思うが、常温で飛散した水銀のみを吸着回収なんだろうか? ホームページの説明をみるだけではよくわからないが、、、気になるのは、、「水銀ガスは吸着除去され、ガラスと金属が再資源へ」という部分、、破砕した蛍光管のガラスをそのまま資源として出すということだろうか? それでいいのだろうか?
環境省のQ&Aでは、破砕した蛍光管のガラスくずは、「水銀使用製品産業廃棄物」として扱わねばならないとなっている。野村興産やJFE環境などでの蛍光管のリサイクルも、破砕選別後に洗浄選別工程を経てガラスくずとして再利用しているようだ。
環境省の「廃棄物処理法施行令等の改正に関する Q&A」、
Q2-4:水銀を回収した後のガラスくず(破砕したもの)や、破損した水銀使用製品は水銀使用製品産業廃棄物になるのか。水銀使用製品産業廃棄物には卒業基準はないのか。
A:水銀使用製品産業廃棄物に卒業基準は設けられていません。水銀使用製品産業廃棄物であって、破損した物又は水銀を回収した後のガラスくずや、水銀使用製品産業廃棄物を破砕したものなどは、水銀使用製品産業廃棄物のまま適切に処理していただくことが必要です。
東雲事業所で、蛍光灯の廃棄処理を開始します! -水銀使用製品廃棄物破砕機を導入、オフィスゴミと共に回収処分が可能に-
SBS即配サポート株式会社(社長:鎌田正彦、本社:東京都江東区)の環境事業部は、5月22日、東雲事業所(東京都江東区)内に水銀使用製品廃棄物の破砕機を設置いたしました。これにより、水銀使用製品の適正な廃棄処理が可能となりましたので、お知らせします。
当社環境事業部は、SBSグループにおける「静脈物流」のプロフェッショナル集団として、循環型社会の構築に貢献する様々なサービスをご提供しています。東雲事業所(江東区東雲)と横浜事業所(横浜市金沢区)では産業廃棄物の中間処理施設を運営し、再生原料化から最終処分施設搬入まで行っております。
このたび東雲事業所で導入した設備は、水銀使用製品産業廃棄物(蛍光管、 冷陰極蛍光ランプ、HIDランプ)を破砕処理する際に発生する水銀ガスを吸着除去し、大気中への拡散を防止することで環境に配慮した処理が可能です。1日の処理上限は23,400本で、直管形・環形・電球形などあらゆる形状の蛍光灯を安全に処理することができます。
企業様が、オフィスの照明機器をLED照明などに切り替え、それまで使用していた水銀使用製品を廃棄するには、通常のオフィスゴミとは別の専門業者へ依頼する必要があります。当社はこれらを一括で回収することで、企業様の手間と費用を大幅に軽減することが可能になります。
本サービスの運用開始は、6月中旬を予定しております。1本からトン単位までの回収処理が可能で、大量に廃棄される場合はお見積りをいたします。蛍光灯の処理にお困りの事業者の皆様は、ぜひお問合せください。ホームページに「蛍光灯破砕機のご紹介」を掲載しておりますので、こちらもご覧下さい。
⇒http://www.sbs-sokuhaisupport.co.jp/sksp/service/idt_waste/fluorescent_crusher/
以上
蛍光灯破砕機のご紹介