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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

那覇・南風原クリーンセンター、灰溶融処理後の溶融メタル出湯作業後の火災は、メタルが周辺に飛び散り、近くにあったプラスチックパレットに着火か、、

2019年11月16日 14時37分00秒 | 溶融炉、スラグ

那覇市・南風原町環境施設組合「那覇・南風原クリーンセンター」から


那覇・南風原クリーンセンターで火災、
那覇市・南風原町環境施設組合HP
で「那覇・南風原クリーンセンター内火災について(お詫び)
「メタルヤードにおいて、焼却灰の処理作業(※メタル出湯作業)後に火災が発生」となっている~

灰溶融炉、溶融メタル出湯作業後、ということかな?
冷却後もかなりの高温なんだろうか、、、、
廃棄物溶融スラグや鉄鋼スラグなどでも、出湯後に水蒸気爆発や火災事故もあるので、、、

23区でいうところの「水砕メタル」なのかな、「炉底メタル」は定期点検時に取り出すとか、

「メタル鋳銑機」なんていうのもあるのだ、
溶融炉から取り出して溶けたメタルをメタル鋳銑機の型に 入れて冷却して取り出します。と、、、

火災の原因
琉球新報「ごみ処理場火災 通報せず 那覇・南風原 プラ製道具に着火か」では、火災の原因として「焼却灰を溶融炉にかけメタルを取り出す施設で、ベルトコンベヤーを通って冷却されたメタルをコンクリートの土間に落とす際、冷え切らないままのメタルが周辺に飛び散り、近くにあったパレットに着火、延焼した可能性が高いとみている。」と、、、また、「9月末~10月20日ごろまで全ての焼却炉を点検のために停止していた。その間、本来パレットを置く部屋がいっぱいでヤードに置いたという。」と、、、

沖縄タイムスの続報、消防への通報「忘れてた」 首里城火災あったばかりの出火事故 問題視される危機管理意識と、、

琉球新報の続報警報で駆け付けたのに火災見落とし 防災訓練に「通報」含まれず 危機管理の甘さ露呈センターは2007年にも溶融炉で(メタルなどが漏れる)事故があった。教訓が生かされていないのでは」とも、、

今回の火災事故、、沖縄タイムスも琉球新報も、「消防に通報せず 市・町への連絡は翌日」ということを強調、問題視しての報道のようだ。火災そのものは、、火は約3メートルの高さまで上がったものの、消化器で消し止めたようだが、一般の人からの通報で火災が発覚したというのだから、、お粗末ではある~
火災を通報しなかったら消防法違反に当たると、、、

23区の清掃工場でも、年間20件~30件近くの火災が発生している。ほとんどがバンカ内火災で自衛消火している。近年は消防署出動での消火はゼロとなっているが、それでも消防署にはその都度、火災報告はしているのだろうか、、以前、火災報告を情報開示請求で取り寄せたことがあるが、消防署などへの通報の記載欄はなかったような、記憶も曖昧、、、、、、

 

「首里城火災の後なのに…」ごみ処理施設で出火、消防に通報せず 市・町への連絡は翌日
沖縄タイムス 2019年11月16日
  那覇市と南風原町のごみ処理施設「那覇・南風原クリーンセンター」(南風原町新川)内で、廃棄物の灰からメタルを生成し資源化する作業の途中で引火し散水設備などが燃える事故が発生していたことが15日、分かった。 ...

 

2019.11.16

 令和元年11月13日(水)午前9時37分頃に本クリーンセンター内のメタルヤードにおいて、焼却灰の処理作業(※メタル出湯作業)後に火災が発生しましたが、消化器での消火活動により、9時44分頃に鎮火を確認いたしました。この事故によるけが人はありません。
   近隣住民の皆さま、関係各位には、事故の報告が遅れ、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
   なお、本クリーンセンターへのごみの持ち込み及び焼却処理など、施設の運営には影響はありません。
   ※メタル出湯作業:焼却灰に含まれる金属成分を取り出し固める作業

 

那覇市・南風原町環境施設組合

概要

ごみ処理施設 「那覇・南風原クリーンセンター」                      
 
・建築概要
  名    称     那覇・南風原クリーンセンター
  所在地     沖縄県島尻郡南風原町字新川650番地
  敷地面積   約37,997平方メートル
  事 業 費    約191億円
  工      期    着工/平成15年2月 竣工/平成18年3月

・施設概要
  処理方法     全連続燃焼式ストーカ炉(廃熱ボイラ付)+電気式灰溶融炉+破砕選別設備 
  処理能力       1.焼却炉450t/日(150t/日×3炉)
               2.灰溶融炉52t/日(26t/日×2炉)
               3.破砕選別設備39t/5h(もやさないごみ33t/5h、そ大ごみ6t/日5h)
  ボイラ         水管ボイラ、最大蒸発量(23t/h×3缶) 蒸気圧力4.0MPa(40.8kg/cm2)、
   蒸気温度400℃
  発電容量      8,000kW
  排ガス処理      ろ過式集じん器(活性炭・消石灰吹込み)、触媒反応塔(アンモニア吹込み)
    煙      突         鉄筋コンクリート造、高さ75m
 

灰溶融設備

1. 主灰破砕機
焼却灰を均一な大きさにするために破砕します。
主灰破砕機
2. 主灰磁選機
焼却灰に含まれる鉄分を回収します。
主灰磁選機
3. 灰溶融制御室
灰溶融設備の機器を運転・制御・監視します。
灰溶融制御室
4. 溶融炉本体
灰溶融炉
焼却灰を約1,500℃の電気抵抗熱で溶融します。 溶融した灰はスラグとメタルとして取り出されます。 スラグは路盤材やアスファルト骨材などに再利用され、 メタルは金属回収などに再利用することが出来ます。
溶融炉本体
5. 炉内溶融状況 炉内溶融状況
6. メタル鋳銑機
溶融炉から取り出して溶けたメタルをメタル鋳銑機の型に 入れて冷却して取り出します。
メタル鋳銑機
7. 出滓状況
約1,500℃の溶融スラグを炉から抜き出し、水冷にて粒状 スラグにします。
出滓状況
8. スラグピット
焼却灰を溶融して出来たスラグを一時溜めています。
スラグピット
9. 飛灰安定化装置
ばいじん中の重金属類を薬剤処理で無害にします。
飛灰安定化装置

 

 
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