
那覇市・南風原町環境施設組合「那覇・南風原クリーンセンター」から
那覇・南風原クリーンセンターで火災、
那覇市・南風原町環境施設組合HPで「那覇・南風原クリーンセンター内火災について(お詫び)」
「メタルヤードにおいて、焼却灰の処理作業(※メタル出湯作業)後に火災が発生」となっている~
灰溶融炉、溶融メタル出湯作業後、ということかな?
冷却後もかなりの高温なんだろうか、、、、
廃棄物溶融スラグや鉄鋼スラグなどでも、出湯後に水蒸気爆発や火災事故もあるので、、、
23区でいうところの「水砕メタル」なのかな、「炉底メタル」は定期点検時に取り出すとか、
「メタル鋳銑機」なんていうのもあるのだ、
溶融炉から取り出して溶けたメタルをメタル鋳銑機の型に 入れて冷却して取り出します。と、、、
火災の原因
琉球新報「ごみ処理場火災 通報せず 那覇・南風原 プラ製道具に着火か」では、火災の原因として「焼却灰を溶融炉にかけメタルを取り出す施設で、ベルトコンベヤーを通って冷却されたメタルをコンクリートの土間に落とす際、冷え切らないままのメタルが周辺に飛び散り、近くにあったパレットに着火、延焼した可能性が高いとみている。」と、、、また、「9月末~10月20日ごろまで全ての焼却炉を点検のために停止していた。その間、本来パレットを置く部屋がいっぱいでヤードに置いたという。」と、、、
沖縄タイムスの続報、「消防への通報「忘れてた」 首里城火災あったばかりの出火事故 問題視される危機管理意識」と、、
琉球新報の続報、「警報で駆け付けたのに火災見落とし 防災訓練に「通報」含まれず 危機管理の甘さ露呈 」センターは2007年にも溶融炉で(メタルなどが漏れる)事故があった。教訓が生かされていないのでは」とも、、
今回の火災事故、、沖縄タイムスも琉球新報も、「消防に通報せず 市・町への連絡は翌日」ということを強調、問題視しての報道のようだ。火災そのものは、、火は約3メートルの高さまで上がったものの、消化器で消し止めたようだが、一般の人からの通報で火災が発覚したというのだから、、お粗末ではある~
火災を通報しなかったら消防法違反に当たると、、、
23区の清掃工場でも、年間20件~30件近くの火災が発生している。ほとんどがバンカ内火災で自衛消火している。近年は消防署出動での消火はゼロとなっているが、それでも消防署にはその都度、火災報告はしているのだろうか、、以前、火災報告を情報開示請求で取り寄せたことがあるが、消防署などへの通報の記載欄はなかったような、記憶も曖昧、、、、、、
沖縄タイムス 2019年11月16日
那覇市と南風原町のごみ処理施設「那覇・南風原クリーンセンター」(南風原町新川)内で、廃棄物の灰からメタルを生成し資源化する作業の途中で引火し散水設備などが燃える事故が発生していたことが15日、分かった。 ...
令和元年11月13日(水)午前9時37分頃に本クリーンセンター内のメタルヤードにおいて、焼却灰の処理作業(※メタル出湯作業)後に火災が発生しましたが、消化器での消火活動により、9時44分頃に鎮火を確認いたしました。この事故によるけが人はありません。
近隣住民の皆さま、関係各位には、事故の報告が遅れ、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
なお、本クリーンセンターへのごみの持ち込み及び焼却処理など、施設の運営には影響はありません。
※メタル出湯作業:焼却灰に含まれる金属成分を取り出し固める作業
概要
所在地 沖縄県島尻郡南風原町字新川650番地
・施設概要
処理能力 1.焼却炉450t/日(150t/日×3炉)
蒸気温度400℃