フランス電力(EDF)は14日、記者会見し、中国広東省台山市の台山原発を運営する合弁会社が、一部の燃料棒コーティングの劣化確認後、希ガス(クリプトンとキセノン)が放出されたと説明したという。「炉心溶融(メルトダウン)のような事故とは考えていない。規則通りの制御された排出だ」とも、、、
また、時事通信では、仏紙レゼコーは、情報筋の話として「観測された希ガスの濃度はフランスの安全基準を超えているが、中国の基準はそれほど厳しくない」と、、また「フランスでは原子炉停止となる上限値の2~3倍に」という報道も、、、
一方、中国側は「台山原発で環境影響ないと主張」という報道も、、、
時事通信 2021年6月15日
【パリ、北京時事】フランス電力(EDF)は14日、記者会見し、中国広東省台山市の台山原発を運営する合弁会社が放射性希ガスを放出したと明らかにした。報道担当者は「炉心溶融(メルトダウン)のような事故とは考えていない。規則通りの制御された排出だ」と述べ、中国の安全基準を満たしていると説明した。仏メディアが報じた。
日本原子力産業協会の「世界の原子力発電開発の動向2021年版」によると、世界の原子力発電所は434基、4億788.2万kW ――過去10年間で中国は急成長、日本は大幅な基数減―― ということだが、、、
世界中で稼動する原発、
原発の安全基準も、事故やトラブル発生時の公表基準も各国それぞれだろう、、、
福島原発事故を起こした日本が、中国の原発の安全性についての不安をとやかく言うのはおこがましいのかもしれないが、、、
世界中で老朽化原発も稼動中、新規の原発も稼働中、、、
そして建設中、建設計画も次々と、、
原発の「安全神話」は今なお消え去らず、、、
あの原発事故を経験した日本ですら、改定議論中の「第6次エネルギー基本計画」では、再生可能エネルギー36~38%、原子力20%程度、残る40%程度を火力にするという案が議論されているという。今なお原発依存体質からの脱却できず、、、
もちろん、なにも原発だけが危ないのではない、、、
発電所だけみても、火力発電、廃棄物発電、バイオガス発電と、少しでも操作を誤れば大事故になる、、
世界中で、便利で快適な暮らしの代償なのか、ありとあらゆる危険と隣り合わせ、、、
国内原発だけでなく、すぐお隣の韓国や台湾の原発も要監視必要、世界中で火種は稼働中、、
台山原発は、第3世代の「欧州加圧水型炉(EPR)」
2018年に1号機が商業運転を開始。EPRの商業運転は世界で初めて、、
●世界初の欧州加圧水型炉(EPR)、台山1号機が営業運転 2018年12月17日
日本原子力産業協会
「世界の原子力発電開発の動向2021年版」
日本原子力産業協会の原発の出力や基数は、廃炉でなければすべて稼働中なのかな?
2016年にチェックした時点で、ベトナム 480.0 万KW 4 基、インドネシア 400.0万KW 4 基、 ヨルダン 200.0万KW 2 基、イスラエル 66.4万KW 1 基も計画中であったが、2021年時点で計画中から消えた~
●日本の原子力発電所の状況(PDF形式:606KB)2021年5月3日時点
●日本の原子力発電炉(運転中、建設中、建設準備中など)2020年6月4日現在、原産協会
建設中
電源開発 大間
東京電力 東通1
中国電力 島根3
計画中(建設準備中)
日本原電 敦賀3 敦賀4
東北電力 東通2
中国電力 上関1 上関2
九州電力 川内3