
渋谷区と飲料メーカー4社、
「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結
渋谷区は3月28日、飲料メーカー4社とペットボトルの水平リサイクルに関する協定を締結した。4月から区内の家庭から回収した使用済みペットボトルを、同素材のペットボトルに再生する水平リサイクル「ボトルtoボトル」事業を始める。(参考「渋谷区と飲料メーカー4社、ペットボトルの水平リサイクル事業で連携」)
飲料メーカー4社
アサヒ飲料、伊藤園、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、ポッカサポロフード&ビバレッジ
あの、容リ協会の「廃ペットボトル争奪戦、 メーカーと自治体の「ボトルtoボトル」連携に容リ協「待った」」の報道が2022年、そして公正取引委員会の「使用済みペットボトルのリサイクルに係る取引に関する実態調査について」報告書が2023年、そのたがが外れて全国各地で「ボトルtoボトル」は一気に増えてきている~
23区の「ボトルtoボトル」増えてきた~
令和7年度上期ペットボトル
容リ協会(指定法人ルート)の契約は13区
千代田、中央、文京、台東、江東、品川、目黑、世田谷、中野、杉並、荒川、板橋、江戸川
(独自ルートとの併用の区もあるか?)
独自ルートは10区、ボトルtoボトルの区が増えているのか、
港、新宿、墨田、大田、渋谷、豊島、北、練馬、足立、葛飾
(渋谷と練馬は令和7年度から独自ルートか?)
関連(本ブログ)
■容リ協会 令和7年度上期PETボトル市町村指定保管施設ごとの落札結果を公表<合計落札単価 △75,438円/トン(令和6年度 △49,526円/トン)>23区の落札事業者は~2025年03月11日
■公正取引委員会 使用済みペットボトルのリサイクルに係る取引、容リ協に対し独自処理を躊躇させたり制限させる効果を生じさせる場合には、独占禁止法上又は競争政策上の問題を生じさせる可能性あり等の報告書2023年10月16日
令和7年(2025年)の報道発表です。
更新日 2025年3月28日
渋谷区(区長:長谷部 健)は、令和7年3月28日、アサヒ飲料株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:米女 太一)、株式会社伊藤園(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:本庄 大介)、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 最高経営責任者:カリン・ドラガン)、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:佐藤 雅志)の4社と、「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結しました。
渋谷区では、渋谷区一般廃棄物処理計画に基づき、ペットボトルを資源として分別回収し、資源循環の促進に取り組んできました。今回協定を締結した4社は、いずれも渋谷区内に事業所を構え、事業を展開しており、このうち3社(株式会社伊藤園、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、サッポロホールディングス株式会社)は、これまでに公民連携制度「S-SAP(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー)協定」を渋谷区と締結し、区政課題に対する協働を進めてまいりました。
本協定の締結により、渋谷区と4社は、循環型社会の構築およびCO₂を含む環境負荷の低減に向けて、既存の資源を最大限に再活用する「サーキュラー(循環)&エコロジカル(地球との共生)・エコノミー」の実現を目指します。今後は、区民・行政・事業者が一体となり、国内におけるペットボトルの循環利用の推進に貢献してまいります。
締結式において、長谷部健渋谷区長は、「民間事業者の活力を生かし、連携して資源化などの課題にも取り組んでいきたい」と挨拶しました。また、協定締結にあたり、各社の代表からは、「持続可能な循環型社会の実現を目指し、水平リサイクルに取り組んでいきたい」、「区民の資源循環に対する意識を高めていくことに協力していきたい」といった力強いコメントをいただきました。