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日テレ「中間貯蔵施設で基準10倍超の水銀」から
双葉町の中間貯蔵施設内にある仮設焼却施設で、今月13日に採取した排ガスから基準値の10倍を超える量の水銀が測定されたという。21日から焼却炉を停止しているようだ~
この仮設焼却炉は、特定廃棄物と一般廃棄物の混焼施設。特定廃棄物とは、いわゆる福島第一原発事故の対策地域内廃棄物(汚染廃棄物対策地域:廃棄物が特別な管理が必要な程度に放射性物質により汚染されている等一定の要件に該当する地域を指定)
新設炉となるのだろうから、10倍を超える量というと300μg/Nm3以上ということかな、,
大気汚染防止法改正で、
2018年4月から廃棄物焼却施設の排ガスからの水銀も規制の対象となっている。
日テレNEWS24 2021年5月22日
環境省によると双葉町の中間貯蔵施設内にある仮設焼却施設で今月13日に採取した排ガスから基準値の10倍を超える量の水銀が測定された。 この施設では、除染廃棄物や災害廃棄物を燃やしていて21日から焼却を停止している。 環境や健康への被害は報告されておらず、敷地内の空間線量 ...
双葉町の中間貯蔵施設内では、
2020年3月から、仮設焼却炉や仮設灰溶融炉が稼働している~
いずれも数年稼働の仮設焼却炉や溶融炉、超ビッグプロジェクト
双葉町減容化施設その1業務、1,296億6千万円
双葉町減容化施設その2業務、1,212億7千万円
双葉町の仮設焼却施設
除染廃棄物や災害廃棄物を焼却する仮設の焼却炉
中間貯蔵施設内に仮設焼却施設は2か所ある。基準値超過は、どちらかな?
双葉町の仮設焼却施設、通常の排ガス中の水銀濃度はどの程度だったのかチェックしてみたが、令和2年度分の維持管理記録の中では、年に一度のダイオキシン類の測定結果はあるが、水銀濃度の公表はなかった。今や、廃掃法の改正などで「廃棄物処理施設の維持管理に関する情報の公開」も原則としてインターネットを利用する方法が望ましいとまで環境省は通知を出しているが、水銀測定結果は公表していないところも多い。23区清掃一組は水銀測定値も公表している。なにしろ第三者機関の測定の他に、全清掃工場に排ガスの水銀連続測定器を設置して常時監視しているので、、(参考「清掃工場等の維持管理状況」)
双葉町仮設焼却施設 維持管理状況
●第一施設 令和2年度分(令和3年3月更新)48KB
●第二施設 令和2年度分(令和3年3月更新)49KB
水銀基準値超過の焼却施設
環境省の報告では、2018年度の水銀基準値超過は、 一般廃棄物処理施設で65施設(51~840μg/Nm3)、産業廃棄物焼却施設で9施設(58~1300μg/Nm3)となっていた。2019年度は、一般廃棄物焼却施設は82施設(51~6,100 μg/Nm3)、産業廃棄物焼却施設は13施設(53~57,000 μg/Nm3)←排出基準値 の1,140倍という産廃施設も、、
放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト「中間貯蔵施設の概要」から
関連(本ブログ) 廃棄物焼却炉の水銀基準値超過など
■水銀排出施設における水銀濃度の測定結果(2019年度)、基準値超過 一般廃棄物焼却施設は82施設<51~6,100 μg/Nm3>産業廃棄物焼却施設は13施設<53~57,000 μg/Nm3>2021年03月25日
■環境省 水銀排出施設の水銀濃度の測定結果(2018年度) 廃棄物焼却施設の基準値超過 一廃は65施設(51~840μg/Nm3)、産廃は9施設(58~1300μg/Nm3)2020年06月29日
関連(本ブログ) 双葉町の仮設焼却炉いずれもセシウム濃度は高、高、高
■福島 仮設焼却炉・仮設灰溶融炉の焼却灰等のセシウム濃度<双葉町、大熊町、開閉所、安達地方、飯舘村蕨平地区 3月分更新>2021年05月04日