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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

川崎市 「橘処理センター(ごみ焼却処理施設・ミックスペーパー資源化処理施設)」三菱重工環境・化学エンジニアリングが建設工事を受注

2018年03月06日 07時56分53秒 | 紙・古紙関連

完成イメージパース
川崎市「橘処理センター整備概要」から

 

川崎市の橘処理センター(ごみ焼却処理施設)の建替えについて、三菱重工業が「一般廃棄物焼却処理施設を建て替え三菱重工環境・化学エンジニアリング、神奈川県川崎市から受注」とプレスリリースしていたので、、、川崎市のHPもチェックしてみた~

川崎市の「橘処理センター整備概要」によると、
計画施設概要に「ミックスペーパー資源化処理施設」も入っている、
詳細はわからないが、自治体でミックスペーパー(雑がみ)などの選別施設を設けるのはめずらしいのだが、、、

川崎市は2011年3月から「ミックスペーパー」の分別収集を始めた。いわゆる、通常の古紙回収では禁忌品となるビニールが付いた紙や封筒、レシートや伝票といった感熱紙などもOKというものであったのだが、、当初の報道では、川崎区内の民間処理施設で異物などを除去するとなっていた。委託事業になるにせよ、、、自前で「ミックスペーパー資源化処理施設」を設けるというのはやはりめずらしい~

それらのミックスペーパーは、川崎市にある三栄レギュレーター株式会社東京工場(難再生古紙リサイクル施設)でトイレットペーパーに再生利用されるのだが、、、紙類なんでもOKのミックスペーパーといえども、ある程度の選別工程を経て三栄レギュレーターに持ち込めば、逆有償は避けられるのか?? 2011年に三栄レギュレーターの工場見学に行ったとき、川崎市はミックスペーパーの処理費用を支払っていると聞いた記憶があるが、、、通常の「雑がみ」であれば古紙として値がつくのだが、、、


 三菱重工環境・化学エンジニアリング、神奈川県川崎市から一般廃棄物処理施設「橘処理センター」の建設を工事を受注
財経新聞 2018年3月5日
... 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:神野 定治、本社:横浜市西区)は、神奈川県川崎市から、一般廃棄物処理施設「橘処理センター」(高津区)の建設工事を受注しました。老朽施設の建て替え措置により、処理能力600トン/日のストーカ式焼却炉※設備を建設するものです。


 川崎市

2017年12月11日

橘処理センター整備概要

 本市の廃棄物処理施設のひとつである橘処理センターは、稼動から40年が経過しており、老朽化が進行しているため、建替を行います。

 橘処理センターのごみ焼却処理施設については、平成26年度末で稼動を休止しました。また、粗大ごみ処理施設については、平成27年度末で稼動を休止しました。今後は、既存の橘処理センターの解体撤去や新たな施設の建設工事を実施していきます。

 橘処理センターの建替えにあたっては、平成35年度の稼動に向け、安全・安心かつ環境に配慮するとともに、ごみの持つエネルギーを有効に活用し、より効率的なエネルギー回収設備を導入する計画としています。

土地利用計画

 敷地の高低差を利用した造成地盤を設置し、狭小な敷地を立体利用することで、川崎市民プラザとの連続した広域空間を確保する計画としています。

 (1) 川崎市民プラザとの一体性

  ・狭小敷地の有効利用 ・川崎市民プラザとの連続した広域空間の確保 など

 (2) 防災機能

  ・広域避難場所として複数動線の確保 ・まとまった大きさの平地の創出 など

 (3) 安全性の向上

  ・車両及び歩行者動線の分離 ・バリアフリーの確保 など

 (4) 緑地の創出

  ・積極的な緑化の推進 ・住宅地からの目隠し効果 など

計画施設概要

ごみ焼却処理施設
項 目計 画
処理能力 600 t/日 (200t/日×3炉)
処理方式

 焼却方式(ストーカ式)

煙突高さ

100 m 

 エネルギー回収率

 21.5 %以上

ミックスペーパー資源化処理施設
項 目計 画
処理能力 45 t/日 (22.5t/日×2ライン)
処理方式 手選別、圧縮梱包方式

 

 

 

三菱重工 この星に、たしかな未来を

ニュースリリース
処理能力600トン/日の一般廃棄物焼却処理施設を建て替え
三菱重工環境・化学エンジニアリング、神奈川県川崎市から受注

2018年3月5日 発行 第 5932号

処理能力600トン/日の一般廃棄物焼却処理施設を建て替え
三菱重工環境・化学エンジニアリング、神奈川県川崎市から受注

◆ ストーカ式炉3基および発電設備で構成
◆ JV受注総額298億円で、2023年9月に完成・引き渡し

三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:神野 定治、本社:横浜市西区)は、神奈川県川崎市から、一般廃棄物処理施設「橘処理センター」(高津区)の建設工事を受注しました。老朽施設の建て替え措置により、処理能力600トン/日のストーカ式焼却炉※設備を建設するものです。大成建設株式会社とのジョイント・ベンチャー(JV)で受注したもので、JVとしての受注額が298億円です。完成・引き渡しは2023年9月を予定しています。

同センターは、稼働開始から約40年が経過して老朽化が進んだことから、焼却処理施設は2014年度末、粗大ごみ処理施設は2015年度末にそれぞれ稼働停止しました。今後は解体・撤去工事を経て、建設工事に着手する運びです。焼却処理施設は処理能力200トン/日のストーカ炉3基および発電設備で構成されます。

MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外を含めた豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく建設から運営まで含めた総合的ソリューション提案力を強みとしています。

MHIECは、今回の受注とこれまでの実績をベースに、資源循環型社会形成に寄与する先進的廃棄物処理施設の新設や既存廃棄物処理施設の省エネ化と安定稼働の維持・向上、さらに維持管理費などを含めたL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進し、受注拡大をはかっていきます。

※ 耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる焼却炉で、一般廃棄物焼却炉の主流です。

担当窓口:三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社

 

 

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