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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量(2015年、2016年)

2018年03月12日 15時09分25秒 | 紙・古紙関連

詳細は古紙再生促進センター「世界の紙・板紙統計 (373.0 KB) 」参照のこと


古紙再生促進センターのHPで、世界の紙・板紙統計(2015年、2016年)が更新されていた。
中国の経済成長、紙の分野も急激な勢いで、、とどまるところを知らずか
それともこのあたりで落ち着くのか?! アメリカや日本は横ばい傾向続く~

グラフは「2015年、2016年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量」等から作成
各データには但し書きとして 下記の記載あり
出典:RISI Annual Review 2017
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。

これまでの統計資料からグラフ作成
最新データは、2015年と2016年、各年の上位20ヵ国のデータ掲載

元データの( )内の数値など詳細は~

1.世界のパルプ生産高(千トン)





2.世界の紙・板紙生産高 (千トン)






3.世界の紙・板紙消費量(千トン)





4.国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

この「世界の パルプ及び紙、板紙生産量と紙・板紙消費量」統計資料では、毎年、上位20位までの国のデータが 掲載されている。ルクセンブルグ、かつては国民一人当たり年間消費量がダントツトップであったが、いつのまにか、欄外になった。たんなる統計抜けなんか、消費量の削減なのかは確認できないが、、、フィンランドもアメリカも、消費の縮小率は、日本よりもかなり急ピッチで進んでいる。



●国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

中国とアメリカの紙・板紙の生産量と消費量は、3位の日本を大きく引き離しての1位、2位である、
そして、中国の場合は、2016年古紙の消費量も78,318千トンと、ダントツの世界一である。

しかし、中国国内の古紙回収量は49,820千トンと消費量の6割程度で回収率が47%である。
一方、古紙の輸入量は28,500千トンと、他に類をみない古紙の輸入国でもある。

日本の古紙輸出量は4,138千トンで、その多くは中国向けとなっている。
中国はじめ東南アジアの各国も、年々、自国の国内古紙の回収に力を入れているので、いずれは古紙の回収率も上がり、輸入量も減っていくことだろう。

日本の古紙循環、いまは、古紙の回収率が上がれば上がるほど、輸出頼みとなっている。中国の状況次第では、輸出向けの古紙はだぶつく可能性も大いにあるという現状は、、、

●2016年主要国の古紙回収量、消費、輸入、輸出量

 


日本国内で言うところの「古紙利用率」と「古紙回収率」とは定義が異なるようだが、

世界の「古紙消費原単位」と「古紙回収率」の地域別比較
古紙消費原単位=古紙消費量/紙・板紙生産量
古紙回収率=古紙回収量/紙・板紙消費量


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