
日鉄エンジニアリング「~木更津市の小中学校に、ごみ発電による地産再エネ電力を供給~」から
日鉄エンジニアリングは、「株式会社かずさクリーンシステム」からの電力を、市内の小中学校・市民会館・図書館ほか計33施設に供給する契約(契約電力計:3,209kW、以下「本契約」)を締結したようだ。(参考「日鉄エンジ ごみ処理発電の地産地消 千葉・木更津市と契約」)5件目の自治体向け地産地消電力となる。…
かずさクリーンシステムは、日鉄エンジニアリングのシャフト炉式ガス化溶融炉(450t/日)での廃棄物処理、、、
木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市の廃棄物通関処理を担っている。このガス化溶融炉事業は2026年度に終了予定、
また、現施設の終了後の2期施設として、君津安房7市町(木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町)の(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業も日鉄エンジニアリングが受註、建設中(2027年4月から稼動開始予定)同じくシャフト炉式ガス化溶融炉(477t/日(159t/日X3炉))
関連(本ブログ)
■日鉄エンジ、第2期 君津地域広域廃棄物処理事業受注。ガス化溶融炉3炉建設 746億円、2020年10月06日
■君津安房7市町の(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業 BOO方式のPFI 日鉄エンジグループを特定 746億円(税別)2020年03月25日
かずさクリーンシステムは、
木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市で発生する一般廃棄物の中間処理など、、
処理能力 | 450t/日 ●第1工場100t/日×2炉 ●第2工場125t/日×2炉 |
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処理方式 | 直接溶融・資源化システム |
受入供給 | ピット・アンド・クレーン方式 (ダンピングボックス・粗破砕機設置) ごみピット容量/ ●第1工場 3,000m³ ●第2工場 3,750m³ |
溶融炉 | シャフト炉式ガス化溶融炉 |
溶融物処理 | 水砕・磁選・ホッパ方式 |
燃焼設備 | 旋回燃焼方式 |
燃焼ガス冷却 | 廃熱ボイラー方式 |
2022年1月25日
日鉄エンジニアリング株式会社
脱炭素社会の実現に向け、ごみ発電の地産地消を展開
~木更津市の小中学校に、ごみ発電による地産再エネ電力を供給~
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、千葉県木更津市(市長:渡辺芳邦)との間で、当社が建設し運営に携わる廃棄物処理施設「株式会社かずさクリーンシステム※1」からの電力を、市内の小中学校・市民会館・図書館ほか計33施設に供給する契約(契約電力計:3,209kW、以下「本契約」)を締結しました。本件は、当社として5件目の自治体向け地産地消電力となります。
本契約では、木更津市で発生する一般廃棄物の処理に伴う余熱を利用して発電したクリーンな電力を当社が買い取り、市内の小中学校等に供給することで、「エネルギーの地産地消」および「CO2排出削減」(木更津市の削減効果は年間約1,300㌧の見込み)を実現します。
廃棄物処理施設を活用した電力(ごみ発電)は、地域のごみが電力に変わるという地産性や、天候や時間帯に左右されない安定性、CO2排出削減効果という環境性を備えたクリーンエネルギーです。
当社は、当社グループが全国各地で建設・運営するごみ発電を活用した「地域循環共生圏」の創造、および再生可能エネルギーを活用したCO2フリー電力※2、RE100電力※3などの環境配慮型電力メニューの提供を通じ、脱炭素社会の実現とSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献してまいります。
※1 株式会社かずさクリーンシステムは、「君津地域広域廃棄物処理事業」の運営会社。君津地域4市(木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市)及び当社を含む民間企業3社が出資。※2 CO2排出量を含まない電力。※3 RE100(アールイー100)とは、国際環境NGOのThe Climate Groupが2014年に開始した国際的な企業連合体で、企業が自らの事業に使用する電力を 再エネで100%賄うことを目指す国際的なイニシアティブ。「RE100電力」は、このイニシアティブで求められる要件(発電所の種類等)を満たす電力。
【本件の概要】
電力小売事業者 | 日鉄エンジニアリング株式会社 |
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廃棄物処理施設 | 株式会社かずさクリーンシステム(発電所名:かずさ発電所) (代表取締役社長:妹尾 章正、本社:千葉県木更津市) |
設備概要 | シャフト炉式ガス化溶融炉 (処理能力:450㌧/日、発電能力:8,000kW) |
電力供給期間 | 2022年2月1日~2023年3月31日 |
【株式会社かずさクリーンシステム】