大津市の「環境美化センター」ごみ焼却施設で、排ガスのダイオキシン類が、近隣住民と取り決めた協定値を上回ったとのこと。国の基準値は下回っているようだが、、、
京都新聞では、ダイオキシン類の測定値や協定値の記載はないが、
おそらく環境美化センターの焼却施設の基準は5ng-TEQ/m3Nかな、、、、、
原因は「汚染物質を吸着する装置の破損」となっているが、、、
バグフィルターの破損だろうか?
大津市の環境美化センター
過去にもダイオキシン類の大放出、 バグフィルターに穴があった、
老朽化に伴い、新施設を建設中、、
既存施設を稼働させながら、建替のようだ、
京都新聞 2019年9月13日
大津市は13日、ごみ焼却施設「環境美化センター」(膳所上別保町)の排出ガスから、近隣住民と取り決めた協定値を上回るダイオキシン類が検出された、と発表した。国の基準値は下回っており、健康被害はないとしている。...
大津市 環境美化センター(使用開始は1988年)
流動床炉 全連続運転 180t/日(90t/日×2)
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく基準等
新しい施設は基準厳しく、古い施設や規模の小さい施設ほど基準は甘い
排ガス 特定施設及び排出基準値
廃棄物焼却炉(火床面積が 0.5 m2 以上、又は焼却能力が 50 kg/h 以上)
施設規模(焼却能力) 新設施設基準
4t/h以上 0.1ng-TEQ/m3N
2t/h-4t/h 1ng-TEQ/m3N
2t/h未満 5ng-TEQ/m3N
施設規模(焼却能力) 既設施設基準
4t/h以上 1ng-TEQ/m3N
2t/h-4t/h 5ng-TEQ/m3N
2t/h未満 10ng-TEQ/m3N
大津市ごみ処理施設整備・運営事業
環境美化センターのリサイクル施設は2020年4月から稼動予定
焼却施設は2021年4月から、北部クリーンセンターは2022年から稼動の予定
(1)環境美化センターと北部クリーンセンターの2施設の設計・建設(Design・Build)
○契約金額:33,545,154,240円(税込)
○施工者:日立造船・極東・村本・前田特定建設工事共同企業体
(2)20年間にわたる2施設の運営・維持管理(Operate)
○契約金額:13,526,645,760円(税込)
○事業者:大津環境テクノロジー株式会社
関連(本ブログ)
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■排出ダイオキシン、基準値の10倍(50ng-TEQ/m3N) 大津市の焼却炉/滋賀2013年11月26日