和小物、和のもの、日本の心を贈るなら

和物、和柄が好きな方。ギフト、プレゼントにおすすめの伝統工芸と和雑貨の店、通販もやってます。江古田に実店舗あり。

秋の読書におすすめ 小田雅久二 『 残月記』

2023年11月14日 | 日記

休店日、読書。

小田雅久二 氏の『 残月記』

「そして月がふりかえる」を読了。

 

最初の1ページから吸い込まれる文章の美しさ。1文に込められた情報量の多さ。

 

比喩表現が豊かで、景色と心理が目の前にあるかのごとく迫って来る。

 

薄ら寒い怖さが1文ごとに積み重なっていく感覚。最後の数行を理解した途端、本を投げ出すほど怖かったです!

 

本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞作品と紹介されていますが、納得。

 

#本にだって雄と雌があります」も凄かったが、この作品はもう数倍も凄い。言葉が浮かばないぐらい凄い。

 

これは人に勧めたくなるほどの作品。

(ダークファンタジー、ディストピア、SFというキーワードが苦手な方にはお勧めしない)

 

朝のラジオ、おはよう寺ちゃんで、小田氏が新作「禍」の紹介インタビュー内で「書けなくなった時期があって」とサラッと話していたのがきっかけで、

 

書けなくなる前と後でどう変化があったのか、作品から読み取れるものだろうかと興味がわいて小田氏の作品を読んでいるところ(確実に変化大と感じる

 

わたくし、個人商店始めた辺りから、小説が読めなくなりまして、フィクションに身が入らない、興味がわかない、自分の人生の波乱万丈から目がそらせず、小説から遠ざかっておりましたが、小田氏の作品は文章が性に合うようで、単語ひとつひとつがもう美味しい。

 

無駄な文字が無いというか、文字全部食べ尽くす勢いで楽しんでいます。久し振りに、わたくし的名作に出会いました。

 

#ときどき読書 #残月記 #そして月がふりかえる #小田雅久二 #秋の読書におすすめ #インテリア雑貨 #和雑貨 #江古田 #新桜台 #西武池袋線 #練馬区 #贈り物 #プレゼント #ギフト


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 営業氏と雑談 | トップ | まゆ玉の干支飾り 今年は3... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事