和小物、和のもの、日本の心を贈るなら

和物、和柄が好きな方。ギフト、プレゼントにおすすめの伝統工芸と和雑貨の店、通販もやってます。江古田に実店舗あり。

体験や経験こそがものの価値を知る近道になるというお話

2024年06月08日 | くつろぐための小道具
営業中。「不便や失敗を感じたら、その反省から自分に合うものを感じ取れるようになればいい」「経験はいいも悪いもすべて糧になる」というお話。

昨日「高いけど欲しい」と主婦がひとしきり悩んだあとにお買い上げしてくれた、和彫り零工芸の「零おろし」
通販→https://wazakka-kan.jp/oroshi/

今まで樹脂製の丸い穴の周りに小さい突起のおろし器を使っているそうなのですが、ずっと「不便を感じていた」のだとか。

細かい突起でおろすと、やっぱりちょびちょびと削れるから、保水する規模もちょびちょびになりますから、汁気が出て水っぽく仕上がるのは当然。

竹の鬼おろしでおろした大根おろしがいいというのは、粗い突起でざくざくおろすから。

でも鬼おろしって若干コツが必要なんですよ。力いるし。

そういう体験をしている主婦だからこそ「これ何かいいかも?凄いんじゃない?」って気づいてくれた感じ。

「伝統工芸、職人が真心こめて作ったものは一生もの、なんていうけれど、金属以外は一生も使えない。修理や手入れしてくれる職人がそばに居なけりゃ、一生使うのは無理よね。だけど高い。高いことをぼやかすために「一生もの」って言い過ぎよね。」

私は漆器など少しお高い工芸品をおすすめする時に、一生ものという表現は使いません。

当店で扱う工芸品は、日用雑貨、実用品で使えば消耗するものが多いです。

その中でも、鉄瓶やおろし金は、ご本人の扱い次第で死ぬまで使えると断言できるので、一生もの。

初期投資は今のお財布にはちょっときついとしても、結果はリーズナブル。

おろす作業が快適+短時間で終わると思えば、実用の質も高いかと(time is money

そんな会話でおばちゃん2人で盛り上がる。

使って体験している人は、ものの価値と価格のバランスも分かるようになるので、とにかく体験、体感するのが大事。

いいものを最初から使う必要ないですよ。件のお客様のように、感じた不便から自分に合うもの「自分が求めるもの」を感じ取れるようになればいいと思います。

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