ハナレグミ ／ 家族の風景

ハナレグミ - 家族の風景

すばらしい歌詞だよね

　キッチンにはハイライトとウィスキーグラス

そう「ハイライト」でなければいけないんだ、マイルドセブンでもなく、ラッキーストライクでもなく、そこにあるのが「ハイライト」なのがこの曲のすごいとこだと僕は思う。

パイプのイスとテーブルが置いてあるキッチン、テーブルにはビニールのテーブルクロス、その上にはガラス製の大きな灰皿が置いてある、フライパンマザーがいるシンクの上にはガスの給湯器があったりする。

僕が思うキッチンの風景はそんなものだ。

そんな幸せそうな風景の中に目に見えない家族の繰り返されてきた色々な風景が見え隠れする、この曲は聴く人によってそれぞれその風景は違うのだと思う。

それは「幸せ」な風景であったりも「不幸」な風景であったりもするのだ。

だからこの曲を聴くたびに浮かびあがる家族の風景は、まるでアルバムの写真をめくるようにその時その時で見るものに姿を変える。

いつもしみじみ聴いてしまう１曲なのです。

そんな深い曲を書ける「永積タカシ」さんはすごいと思う。

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