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2050cc

愛車 BMW R1150 GS と YAMAHA MT-01 のバイクに関することなど・・

粕尾峠

2011年04月02日 | ツーリング
昔から練習に使っている峠が定峰峠と粕尾峠ですが、今回は粕尾峠に行って来ました。
自宅からだと高速に乗って栃木まで行くのですが、一般道で館林、佐野、田沼、葛生と抜けて行く事も可能です。高速を使って行くと峠の入口まで1時間半くらいですが、一般道だと2時間以上は必要になります。

今回は時間の都合で高速を選択しました。MT-01の高速走行テストも出来ますしね。
東北道にアクセスし、栃木ICまで一気に北上しました。
MT-01の高速走行性は、実用域での回転数が非常に低く、落ち着いて走る事が出来ました。100km/h巡航のエンジン回転数は2200RPM位です。一般道で走る回転数と変わらないのがなんだか不思議な感じです。
ちなみに、一般道では3速2000RPMで60km/h程度。4速で75km/h。5速で85km/h程度です。

最高速を試したりはしていませんが、カウルのないネイキッドなので風圧が強くて難儀するのは見えているので、巡航出来る状態のチェックに留めました。ただ、150km/hくらいからでもグイグイと加速して行くし、速度の乗りも速いので高速巡航性能もエンジン的にはかなり優秀みたいです。空力は問題ですけどね。
あと、ミラーがキリンの刀みたいに風圧で内側に曲がってしまいました。(意味が判る人がいるかな・・・)

栃木で降り、山に向かってMTを進めて行きます。
粟野を通過して思川沿いを上流に向かって行くとやがて粕尾峠の入り口になります。
粕尾峠は粟野と足尾を繋ぐ峠で標高が意外と高く下界は晴れていても峠は曇っていたり雨だったりする事がよくあります。峠部分は山の天気なのですね。
今回も気温が一気に下がって寒かったのですが、何とか雨には降られずに峠を越える事が出来ました。
粕尾は粟野側から行くと最初が狭く高低差の大きなカーブを駆け上がるのですが、後半の足尾側の下りは九十九折で砂利が多いので注意しながら進まないと危ない峠です。
しかも粟野側は南面なので少しは日が当たって温かいけど、足尾側は北面で完璧な日陰となり寒いし残雪が多くバイクは汚れるし危険な所も多かったです。
実際に下りの足尾側で単車を止めて一服していたら、勢いよく降りてきたTZR250のお兄ちゃんが右のヘヤピンカーブを曲りきれずにスリプダウンしていました。
MTの方にバイクが滑って来たので、倒れてしまったライダーには失礼で不謹慎ですが、MTは大丈夫か!と真っ先に思ってしまいました。
転倒したライダーには幸い怪我もなく元気でしたので、TZRを起こすのを手伝ってから早々に立ち去りました。

足尾側に抜けたら行きつけのラーメン屋に行ってみましたが、臨時休業で食べられず。
仕方ないので日光方面に抜けいろは坂を上って降りてまた足尾へ。
本来なら日光宇都宮道路で帰宅したかったのですが、ETC未装着のMTだと何度も料金を支払う日光宇都宮道路は面倒なので、朝とは逆のコースで栃木ICを目指しました。

MTのコーナーリング性能は車重の割には良く曲るバイクだと思います。ただ、BMWもそうですが、重量250kgに達する車体はどんなに頑張っても170kg位のバイクにはコーナーでは適いません。ブレーキのシステムや加速性能を含めた総合力で判断するのであれば、そんなに遅くはありませんけど、そんな事はどうでも良い!!って思わせてしまうのがMTみたいです。
決して遅い訳ではなく、速く走ろうと思えば本当に速いのですが、気持ちを急かされないので景色を楽しみつつノンビリとカッコよく曲りたいと思わせるバイクです。

実際にも峠を攻めているような方々のバイクとも一緒になりましたが、私は景色を楽しむのでどうぞお先に・・・って気持ちでマイペースで走る事が出来ました。
落ち着いて走りたい人には良いバイクだと思います。

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