ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本のうたでほっこり!を広めたい‼️

2019-09-05 22:46:49 | 稽古日記
今日は日本歌曲のコンサート、
二つの合わせがあり、
日本歌曲三昧でした😍


先程のブログで紹介した
9/12 日本歌曲振興波の会
秋によせて 午後の歌まつり



9/29(日)15時〜
日本のうたカフェvol.6


出演者の顔合わせとプログラム決め
プログラム順に合わせ、
でも途中で抜けさせて頂き、私は
9/12のアンサンブルの合わせで
田端へ。


それでも皆さんの曲を聴いて
今回もほっこり素敵な曲が
たくさん集まったな〜😊と
思いました。


中島さんの響きのある軽やかな声。
木下牧子さんの歌曲、
中田喜直さんの歌曲はいずれも名曲、
日本歌曲のレパートリーを
探している方は聞いてみたら
素敵!と思うものがありそうですよ😍


そして丹羽さんの歌うものは
全て勉強して身体に染み込んだもの。
言葉もしっかり聞き取れて
しかもしっとりと叙情的なお声。
私には表現できない、
日本歌曲の奥深さです。

今回、レモン哀歌、という
高村光太郎の詩の歌曲は
必聴です。
まず滅多に演奏されません。
声楽家でも知らない人がたくさんです。


でも、智恵子抄、
特に智恵子がまさに死ぬ所の詩ですが
その場面のなんとも言えぬ神聖さ、
音楽がついて、またなんとも言えない
希望を感じさせるものとなりました。


8分もある大曲ですが、
詩を聴いているうちに、
あっという間、とも思えます。



私の歌う歌も
サトウハチローさんの詩、秋の子

すすきの中の子、いちにのさんにん

なんとも言えません!
とても好きなうたです。

そして似て非なる
秋の野。

あの子が行くよ みたよなあの子
おんなじみちを おんなじほうへ

こちらは團伊玖磨さんの作曲で
音楽が詩に沿って
日暮れていく秋の野の
自分の影の幻想がよく描かれています。


どちらも、秋っていいなぁ!と
思うような作品です。


そして山田耕筰曲、北原白秋詩の

曼珠沙華(ひがんばな)

歌ってみたかった、今回の目玉です。

なんとも言えぬ
血の赤、曼珠沙華。


ちょうどあの子の年の数

怖や赤しや まだななつ


解釈には色々ありますが
物悲しく、狂おしい、
私の曼珠沙華を、聴きにいらしてください💖


他には
伊藤康英先生の作品から二曲、
歌う予定です。


まだお席に余裕がございます。
ご予約はこちら


今日は蕨のカフェ

音に聞く

にてお昼ごはん!

どれも身体が喜ぶメニュー、
美味しいかったです✨✨

コメント (3)
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最後の稽古が終わっていく!

2019-09-05 12:46:10 | 稽古日記

来週の火曜日、14:30開演です♪

最後の稽古が
火曜日の午後にありました。

モーツァルトらしさ、ってなに?

練習の録音を聴きながら
私の思ったことは
淀みなく、止まることなく
音楽がいきいきと流れるテンポ感。


すみれは劇的な要素が強いので
スミレのテンポ、
少女のテンポ、
地の文のテンポを
それぞれもう一度組み立てた上で
わざとらしくないように
音楽をいきいきと進めるようにしました。


劇的であってもロマン派ではない。
ベートーヴェンとモーツァルトは
色が違うので、
可哀想でもどこか飄々としている音楽を
自分の歌を指揮をしながら
考えてみました。


クローエに、も同様。
それにしてもこの曲は
ケルビーノの1幕のアリアに
よく似ています。

この歌を歌っている、
若い男性か少年。
恋のときめき、
彼女に魅了されてやまない鼓動。

だからと言って
輝く声一色ではないのだけれど
深刻にもならない。


少し見えてきましたよ。


あとは暗譜だなあ💦💦


ドキドキ、グラグラしないように
自分の中に落とし込みます。



そして来週の今日!


こちらもソロ曲の最後の合わせが。
合わせの部屋に鏡があり、
歌っている姿をみて愕然。。。

桜っていうか、、ねえ、、うん。

どっしり、儚げでないわぁ。。😢


しっかり声を出そうを
重心を落としすぎている気もします。

まったくねぇ。

冒頭のワンフレーズが
きれいにいきたいけれど、
まだかたくなります。

期待値大きすぎて
身体かたまる、の巻。

それでは困るので
こちらはまだ調整が必要。


先生が心配して
また月曜日にレッスンに行くことに
なっているので、
最後の調整をしてもらいます!


さくら、さくらのなみだです
さくらがなみだをながします
はらら、なみだの花道に
おもいでひとすじ もえてます

美しい詩でしょう🌸
これを作曲家が
美しいメロディーと和声にのせて

モーツァルトもそうだけれど
歌曲は詩がそのすべての源泉。
詩と歌と偏ることなく
その融合を表現したいと思います‼️



少し気になりましたか?
是非聴きにいらしてくださいませ😁

チケットはこちら
秋の良き日に
お昼から歌のコンサートへ。
最上の贅沢の一つだと思います。

お待ちしています😊

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