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台湾元総統・陳水扁閣下(69)暗黒時代に逆戻りさせない

2020-03-22 09:09:46 | 国内
産経新聞 令和2年3月22日08:30
インタビューに応じる陳水扁氏

 《中国発の新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、台湾政府は迅速に対応し、感染者数を抑えている。
2003年、同じく中国発の重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行したときに84人の死者を出した苦い教訓が生かされている》

 SARSが台湾で蔓延(まんえん)したとき、私は総統だった。
ほとんど毎日、寝る間もなく対応に追われていた。
一番困ったのは、情報がないことだ。中国は何も教えてくれないし、台湾は世界保健機関(WHO)からも排除されていたため、ほかの国がどう対応しているのかも知らない。
暗中模索で対策を考えるしかなかった。

 専門家を呼び、深夜まで会議を開いたが、意見がまとまらない。最高責任者である私が方針を決めなければならないが、とてつもなく大きな責任を感じたことを鮮明に覚えている。自分の身を守るのは自分しかないことを国民に訴え、国を挙げて感染症と戦った。当時、行政院衛生署署長として陣頭指揮を執っていたのは今の副総統、陳建仁(ちん・けんじん)氏だ。

 《中国のいうことを信用してはいけない。これは陳氏の長年の持論だ》

 今回の新型コロナウイルスの構図は、SARSのときと全く同じだ。中国当局の情報隠蔽(いんぺい)から始まった。
「人から人への感染はない」という当初の嘘を信用せず、台湾はいち早く中国との人的な往来を断ち切ったことが非常に良かったと考えている。
現在、世界で感染が拡大している国は、中国と親密な関係にあるところが多い。イタリアはG7(先進7カ国)の中で唯一、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を受け入れた国で、中東で被害が大きいイランも中国との関係が近い。
中国の政府発表をうのみにして、対応が遅れた可能性があると考えている。

《中国の脅威から台湾の自由と民主主義を守るため、これからも戦い続ける》

 昨年夏に「一辺一国行動党」を立ち上げ、今年1月の立法院選挙に参加した。議席獲得より、「台湾と中国はそれぞれ別の国」という理念を訴えることが目的だった。
私は国民党一党独裁時代を経験している。
人権派弁護士として戦ったが投獄され、妻は政治テロに遭うなど、その恐ろしさを知っている。やっと手に入れた民主主義と自由だが、今は脅威にさらされている。
中国は今、猛烈な統一攻勢を仕掛けてきている。
中国に併合されればすべて逆戻りだ。
台湾の子供たちにあの暗黒時代を経験させてはならないことは、私の世代に課された使命だと考えている。(聞き手 矢板明夫

プロフィル】陳水扁

 ちん・すいへん 1950年、台南市生まれ。台湾大学法学部在学中、司法試験に合格。弁護士として民主化運動に参加し注目された。
台北市長などを経て、2000年、民進党から総統に当選、半世紀にわたる国民党支配から初めて政権交代を成し遂げた。
04年に再選、08年の総統退任後に収賄罪などで逮捕・起訴されて服役。
現在、病気療養のため仮釈放中。