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フルール・デュ・マキ

2012-04-13 02:47:24 | チーズ
フランス、コルシカ島からハーブに覆われたチーズがやってきました!

Fleur du Maquis


フルール=花、マキ=灌木。
つまり「灌木に咲く花」という意味。

自然豊かなコルシカ島では、マキと呼ばれる灌木が標高500mくらいまで生い茂っているそうです。
チーズは羊のミルクから造られたフレッシュなもの。
その表面にローズマリーやサリエットといったハーブがたっぷりまぶしてあります。
上に乗っている黒い粒はジュニパー。

サリエットはあまり馴染みのないハーブですね。
特に南フランスでよく使われているものらしいです。
シソ科のハーブで、別名キダチハッカ。
疲れた体をリフレッシュさせる効果があり、冷え症にもよいのだとか。
ぜひ摂取しなくちゃ!

フルール・デュ・マキの大きさは半径が10cm、高さが5cmほどの円柱です。
周囲のハーブは、揮発性の爽やかでいて食欲を誘うような香りを発しています。
カットすると、中は真っ白でしっとり。
やや酸味のあるような、羊乳独特の香りがしますうが、ハーブ香が勝っています。

羊のミルクというとクセがあるように聞こえるかもしれませんが、食べてみると意外にさっぱりとしていてやさしいお味。
クリーミーというより、しっとりほろほろした食感。
ジュニパーによるものなのか、ピリッとしたスパイスの風味もあります。
チーズのコクとハーブが相まって、余韻長く楽しめます。



スパイシーさとフルーティーさを持つ赤ワインと合いそうです。
春のグラスワインでお出ししている「クローズ・エルミタージュ」や「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」とご一緒にいかがでしょうか。

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