おにかさごとその仲間たち

ヴィニ・ラコントでお出ししているお料理やワインのご紹介&スタッフのひとりごと

研修旅行のレポート(4)

2016-02-22 02:51:27 | yukakoのひとりごと
2月3日(水)

ワイナリーツアーの最終日。
午前は勝沼にある丸藤葡萄酒工業(ルバイヤート)を訪ねました。


豪農の雰囲気がある広い敷地です。


1890年創業。
その前からワイン造りへ関わってきたという歴史を持っています。


まずは畑へ。
遠くに南アルプス!


日本でも少しずつワイン法が整備されてきています。
長野が先駆けでしたが、甲州市でも甲州市原産地呼称ワイン制度
が作られています。


この日は工場長の狩野さんに案内していただきました。
写真の木はプティ・ヴェルド。
体を張って剪定の様子を再現しているところ。


ソーヴィニヨン・ブランの木。


ガラスコーティングされたホーロータンクを使っています。


やはり同じ醸造家からはワイン造りの過程についての様々な質問が出てきます。


タンクの底にたまった澱の塊。


地下のセラーへ。


昔はワインの地下コンクリートタンクとして使われていたため、壁面にはキラキラ輝く酒石が残っています。


まるで西洋の館の地下のような雰囲気。


両サイドに棚があり、ヴィンテージワインがたくさん安置されています。


5種類のワインを試飲させていただきました。
テイスティングのときにも工場長の狩野さんが丁寧に解説してくださります。
それぞれのワインのヴィンテージの特徴や、製造過程のこと、そして合う食事の提案など。
山梨では馬刺しがよく食べられていて、マスカット・ベーリーAと馬刺しに生姜という組み合わせはオススメとのこと。
これはぜひ試してみたいと思いました。

商標名ルバイヤートの由来は、ペルシアの詩人オマル・ハイヤームの詩集のタイトルにあります。
丸藤葡萄酒のインターネット・サイトにも紹介されている詩が素敵です。

酒をのめ、それこそ永遠の生命だ、
また青春の唯一の効果(しるし)だ。
花と酒、君も浮かれる春の季節に、
たのしめ一瞬(ひととき)を、それこそ眞の人生だ!

きっと酒呑みだったんでしょうね、オマル・ハイヤームさん。

土地に根差したワイン造りがされていると感じられるワイナリー。
ワインと土地への愛情が伝わってきました。
ありがとうございました。


丸藤さんの見学が終わるとちょうどお昼。
昨日のリベンジで、ほうとう!
水曜日は営業していました。
歴史ある佇まいの「ほうとう処いしはら」へ。


冬のワイナリー見学は体が冷えます。
熱々のほうとうで温まりました。

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