なぜいつの時代も人は昔が良かったと言うのか?!

なぜいつの時代も人は昔がよかったと言うのか？！


興味深いコラムです。
『バブルでＧＯ!!』の映画、観ましたか？
ツ○ヤでレンタルしたのに、地上波で放映する運の無さ
こんにちは棚釜です。
郵便局で傘を取られて
怒り心頭傘ドロボウぶっ○ロスって憤りまくりな棚釜です。
（話を元に戻します）

去年の映画なので、2007年から、17年前にタイムスリップします。
広末涼子が、ボディコンや太眉にいちいちビックリしてます。

17年前というと、棚釜22歳
東京で、バブルを謳歌していたんでしょ？って？

んにゃんにゃ
ホントに死ぬほど働いてました。
右も左もわからない状態で、週一休みの９時間労働
（その後役所が入って改正されたもののサービス残業が増えただけ）
週一の休みは、大先生の家で、個人レッスン受けてました）
土日の婚礼が、朝9:20のお式から、20分刻みで夜6:00のお式まで続きます。
当然朝早番は始発で。遅番は終電。
間に合わないときは、タクシー券が渡されます。
しかも、チャペル式・神前式・人前式と重なる場合もあります。
会場は６ヶ所くらいなので、埋まればそれまでなのですが、
式だけホテルで披露宴は別
（その逆も然り）
のパターンもあるので、誰がどのご新婦さまを担当し、
誰と組むか、衣装のチェックや小物の確認で、平日は過ぎていきます。


その合間に、私たち新人は先輩の指導のもと、
一般サロンの技術を講習し、着付けのコンテストに挑戦します。
ＧＷなんぞ、みんな家にいる時間より店にいるほうが当然長く、
人間疲れすぎると、箸が転げても笑うっつーか、
笑いが止まらなくなるのです。
ヘコんでたら、あと５日働けないからね・・・

今から思うと、
あの婚礼の数がバブルそのものだったんですよね。
社会人一年生の棚釜には、
これがふつうなんだと思ってました。
おかげでたくさぁーーんの花嫁さんを担当させてもらい、
コンテストで優秀な成績なら、年功序列カンケー無しという先生の考えで、
早く修行を終えられた気がします。

そんな、
都会の生活を満喫してない棚釜を憐れと思った友人と、
その彼氏の車で、芝浦のディスコ（クラブじゃなくデスコのほうです）に連れてってもらったトです。
もうみんな飯島さん（直子？愛？）みたいだったです。
VIPルームに通されて、階上から下を眺めるだけで、
万華鏡を覗きこんだようで、
初めて、都会さ来たっス的感覚になりました。
んで、一瞬で酔っぱらい、VIPルームでグォーグォー寝たそうです。

思えばバブルの恩恵って、
あんまり受けてなかった気もするけれど、
たくさんの仕事があったから、こんなポッと出の何もできない田舎娘も就職できたわけで、
いいこともあったんだなぁ！って思いはあれど、
昔はよかったとは思わないな。
あんなマッハに過ごす日常は、
ついてこれない人を排除する世の中だったと思います。
棚釜は若かったからできたけど、
今の自分じゃ、とても無理っ
無理っって人は、解雇される。
子供さん小さくても、旦那さん働けなくても・・・。
ある意味クールで、現実的だけど、
なんだかやるせない送別会を何度もした記憶があります。
本人よりも周りが泣いて、
「泣かないでよ！」って本人が慰めてるみたいな・・・。
子供だった棚釜は、ここぞとばかり飲み食いしてたけど、
今ならそんな気持ち、解ります。

若さは素晴らしいけど、
若さは残酷
他人の心の機微がわからない無知で傲慢な若いときには、
戻りたくない棚釜なのでございます。


まぁなにより、
短大の卒業写真のピンクの金ボタン前一列ドーーンのあの服を着た姿は、
正視に耐えられん・・・・・




　　　　　　　・・・・・・・・

古希まで生きられたら、着てみるかな


みなさんは、どうですか？
昔はよかったと思いますか？




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