ボランティアしよかせんけん

私たちは、働く女性のボランティアグループ『松山ベンチャークラブ』です。

映画『いのちの食べかた』を観て色々考えてみました

2008-02-23 07:43:32 | 棚釜の独り言
いのちの食べかた - goo 映画いのちの食べかた - goo 映画

オーストリア出身監督のドキュメンタリー映画です。
効果音も、ナレーションも、会話もなく、ひたすら仕事として、
穀物や家畜を育て、増やし、食料になるまでの過程が、淡々と続きます。
この合間合間に、作業員のお昼ご飯を食べる様が、これまた淡々と映ります。
人間だけが、この地球上で、多種のいのちを食べているという傲慢さを、
当たり前のことながら痛感します。

棚釜です。
はじめ、夫を誘ってみましたが・・・・・・
・・・やはり、日頃料理をしない人は、食材としても狼狽えるらしく、無理でした。

映画の感想は・・・・ほぼ想像通りのことだったと思うのは奢りでしょうか。

わたしは高校生のとき、ヒヨコの解剖をしました。
賛否両論あったらしいですが、解剖に使うヒヨコは、大概タマゴを産まないオスで、
選別の際、オスは互いの体重で押しつぶされ圧迫死すると聞きました。
よく縁日などで売っている色つきヒヨコはこんなオスヒヨコを安価で買い取ったものだとか。。。

いのちを大切に、真剣に勉強しよう!!という先生の言葉でした。
その科学の先生、若くて暑苦しかったので(松岡修三タイプ?)
それまで嫌いでしたが、ここは共感

幸い、わたしの組んだ娘も冷静沈着なタイプで黙々と最後までやり遂げました。
大きなガラスに入ったヒヨコ達は麻酔液の含んだ脱脂綿を入れると折り畳むように倒れます。
麻酔の効いている時間は、せいぜい50分前後。
それまでに、心臓の動きを観察してから、血管を切らなくては、二重の苦しみをヒヨコに与えることになります。
それは、研究でなく虐待です。

「いやんいやん」言う馬鹿は必ずいます。
そういうのに限って、「あー怖かった」と言いながら、
お昼に鶏の唐揚げをパクつきます。
何度も(解剖あること)説明してんだから、
休むなりボイコットするなりいろんな方法がとれただろっつって、
本気でこの手のタイプは苦手です。

ヒヨコは小さな身体でも、心臓は高らかに波打って
血管は透けるほど儚く細く、腸は、ヒヨコの身体を4周半しました。
眼球を調べるときは首を落とすので、少し躊躇しましたが、
眼の中の水晶体は、天然のコンタクトレンズのように透明で、
自分の眼球もこんな仕組みかと、驚いたものです。


話は変わりますが、棚釜、結婚してまもなくのとき、
えらい食費がかかった時期がありました。
料理の経験がないもんで、例えば『八宝菜』を作るとき、
料理の本に載っている材料そのままを集めなければ出来ない!!と思って、
ヤングコーンや時期外れのタケノコ水煮、キクラゲや八角、
酢豚のときには、もちろんパイナップルと、
それこそ原産国や製造過程なんかわかるはずもなく、
それがないと、『八宝菜』じゃない!!みたいな思いこみっスね・・・
直接口に入る食材の経緯やルートを、頭に入れてこその主婦なのに、
勘違いかましていましたよ・・・


中国の食材問題がじわじわと、拡大しています。
世界が仲良くなれないから、国際基準なんてうわべだけだから、
国が違えば基準も変わるっしょって思うんスけどね。。。
安さを重要視しすぎた日本の企業と、わたしたち主婦の安物買いに走った責任もあるはずです。
本編の中に重装備な男性が登場します。
まるで宇宙に出るのかって思うような出で立ちで、農薬を撒きます。
小型飛行機を使って撒きます。規模が大きいからでしょうが、
広範囲の流通なんだなということが見てとれます。
牛は人工授精をし、帝王切開もします。
おそらく子宮口が開かないと、仔牛のいのちに関わるのでしょうか。
無造作に無機質に、牛が豚が鶏が、肉に変わる瞬間を映します。


はじめに言ったとおり、この映画にはなんの解説もありません。
見たまま、映るまま、なにを感じますか?
それはみなさんの自由です。と言っている気がします。

「もぉーー、あんなに農薬撒いて、これから○○原産は食べないわっ
って、思う人もいるだろうし、
「まじ、牛かわいそーっつか、人間に産まれて良かったぁー。
もぉ、牛とか豚とか気持ち悪くて、食べらんなくない?」って思うか、

ちなみに、棚釜の感想は 『 奢るな!人間(棚釜)』って感じでしょうか?!

美食 ・ 食べ放題 ・ 世界の味をご家庭で・・・
美味しい誘い文句に乗るまえに、食材とよく向き合って、感謝 々 していただきたいです。

「うちの子は給食費を払ってるんだから、いただきます!と言わせないでください」
嘘かホントか分かりませんが、(嘘だと思いたい)こゆ事、話題になってましたよね?
お金を出したら、自分の物という奢りを持つなかれですな。

いのちを食べて生きている人は、この映画を観ないとねって、
大げさにいっちゃいますが、そんな感想を持ちました。。。






メインイベントの 『 チャリティーお茶会&バザー 』


日時    3月2日(日曜日)午前10時から午後4時

場所    北持田の生活文化センター愛媛県生活文化センター

先着5名の女性の方。
『ボランティアしよかせんけん』の合い言葉の上、
お茶券、プレゼントしまっす!!
本格的なお抹茶と和菓子を、
気軽に座って、召し上がれます
是非、是非来てくださぁ~~い





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