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バトンについて

2005-06-22 23:53:40 | Weblog(雑文)
最近ブログ界では様々なバトンなるものが回っているらしい。このバトンについて直接知ったのは6/18のビデオゲームバトンは馬鹿だ。@真性引き篭もりだが、正確にはここ1,2週間で爆発的に増えてきたように感じる。
更に言うならば、先にあげた好奇心くすぐる批評めいたエントリやさらにそれがメタブログに取り上げられるといった連鎖が起こる過程で、かなりバトンという局地的なお遊びが広く流布してしまっているように思える。もちろんこのblogも同様であるが。
ここでバトンについて簡単に説明しておこう。基本的にあるテーマに沿って質問文があらかじめ存在し、それに対して回答とバトンを渡す相手をエントリーとして書くというものである。そしてトラックバックなどの様々な方法で相手のblog主にそれを知らせ、さらにそこからバトンが渡されていくという形式である。
これが回答のみならば日本のWeb上でよく見かける「~に100の質問 」と同質であるし、渡すのみならばチェーンメールと同質である。
昔はてなで名盤100選なるものが開かれていたが、一人づつお勧めのCDをあげていくというその企画は当にバトンと同じ仕組みであるといえる。ただしバトンを渡す相手が3人,5人という形で増えていることが名盤100選との大きな違いである。そのため、まさにネズミ講のようにどんどんと人が増えていくという厄介な現象が起こっているといえる。
このバトンの増殖の速さは少し驚きものであった。先程のエントリを見た段階では局地的なお遊びだと思っていたのだが、3日後に私のもう1つの(どちらかというとprivate寄りな)blogにバトンが回ってきたからだ。その段階でははてな近辺でバトンがよく回っていたように思える。なにしろいつの間にかバトンの説明から様々な種類の説明までキーワード化されていたからだ。(cf.はてなダイアリー - Batonとは)
興味深いことにバトンの発端とされているMusicalBatonについて既にまとめているエントリが存在しているので(Musical Baton の泥臭いまとめ@hxxk.jp)参考にさせてもらったところこのバトンが日本に上陸したのが5/17、今から1ヶ月ほど前である。更に言うと冒頭で評されていたビデオゲームバトンについては日本で亜種が作られていて、それは6/16である。まさにウイルス的なスピードといえる。
バトンの説明の際にあげたが、このようなシステムの代物は昔からあった。情報を回していくという観点から見ればそれら前にあったものと大差が無いように思える。
結局のところ伝わるという「広がり」に興味を示しているように過ぎないと思える。亜種が増えたりするのも1つの表れであると思う。よく「6次の隔たり」といった話があるがそこにある興味と同様に、バトンをなぜ送るかというと「私はどこまでもつながっている」という感覚を求めているからではないだろうか。
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