log for logs

Blogといったネット上メディアについて
日常の話題に沿って発信します。

唐十郎教授最終講義からblogを見る

2005-01-31 04:17:31 | メディア視点
ちょうど先日、私の大学において唐十郎教授の最終講義があったので、そのことをテーマ、例えて言うならば、blogというレンズを通す光源として使わせてもらいたいと思います。
まずblogとは少し違うマスメディアの視点からの記事を見て見ます。

唐十郎さん最終講義、アングラで締めた 横浜国大退職へ  Asahi.com :教育
基本的に本文については、実際に起こった事物のみがピックアップされて書かれています。
タイトルの諦めたという表現が、少し意味がとりにくいように思えましたが、ここでは参照のためなので言及にとどめておきます。

唐十郎 教授最終“公演” スポニチアネックス :芸能
これについても、基本的には実際に起こった事物のピックアップと捉えられます。
唐ゼミの言及があったことと、「7年半の“教授としての芝居”」「最後まで型破りな講義」など価値判断を含む表現があるように思えました。

他にもいくつか記事がありましたが、ここでは参照のためとして割愛します。
このような従来のマスコミュニケーションからのニュースという形式の特徴として、事物をそのまま即物的に相手側に発信しているように思えました。
ただし、その中にどのような話題をどのレベルまで取り上げるか、またどのような表現フレーズを使うかという点で、他のマスメディアとの差異化を図っているように考えられます。

さて、blogについて同じ様にインターネット上で調べたわけですが、500人の来場者数という制限があるので、分析をするほどにはならなかったようにも思えました。その中で今回は、基本的には2つのタイプに分類できました。
先ほど言及したように来場者の限定性から、書く動機つまり元となる事物(唐十郎最終講義)の情報をどこで手に入れているかについて二分化してみました。
ひとつは実際に現場の体験を下に、感想もしくは分析等をしているblog、もう一つはニュースといった間接的な情報を元に、ひとこと言ったりしているblogです。
もちろんこの分類は恣意的なものですので両方の情報ソースから引っ張っているblogもあり、どちらが主の動機となって、どちらが裏付けであるのか分からないものもありました。


唐十郎教授最終講義/唐ゼミ解体?/私信かつ私心。 asap@anex.
唐ゼミの内部もしくは周辺に立った視点のblogです。動機としては一番前者に近いのではないでしょうか。
事物に対する詳細な記述と、他とは違う面に通じた意見があるように思えました。

夕闇に消えた後で 稲本喜則の日記
こちらは多分webニュースからのみで文章を書いているように思えます。
記事のタイトルの批評と、思考を取りとめもなく書いたようであり、意図は少ないと感じました。

唐十郎さん最終講義、アングラで締めた 横浜国大退職へ padma colors
webニュースに対する一言コメントという形式の典型のように思えたblogです。
内容的にはほぼ皮肉のみの内容に思えたのですが、現実としてそこにあるblogなので重要だと思います。

唐十郎 ひとりネットバタカイギ
webニュースをリンクしているが、表現からではどちらの分類にも受けとれました。
短い形式ではあるが、大学に対する意見の提言を行っているように感じられます。

何よりも肉体を!―唐十郎最終講義 Gleam/Diary
学内の学生のblogであるが、webのニュースを引用しています。
こちらはwebニュースから提起して、感想や大学のこれからの不安、事前の宣伝などについて書いています。


今回はどちらかというと提示のみとなってしまいましたが、次回は違った角度の題材を盛ってこようと思います。
テーマ性が定まらないままの発信となりましたが、何とかやっていきたいと思います。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はじめに。

2005-01-30 21:32:05 | 考察視点
まず、このblogについての事を軽く説明します。
blogのタイトルにもあるように、趣旨としては「BLOGに対するblog」という事を想定しています。
ただし、blog自体を様々な目的・題材を表現するためのメディアとしての視点や表現の交錯によるコミュニケーションツールとしての視点で見ているため、blogの技術的な流れの他に、様々な他のテーマがblogによってどのように語られているか、ということが中心に書かれるかと思います。
また、blogを小規模単位での情報発信の手段の一つとの考える面から、場合によってはblog外のネット上のソースからも話題についてのことを取り入れるかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする