命をかけた言葉

2008年の流行語大賞の発表は本日12/1なのだそうです。今までそんなに注目したことはありませんでしたし、ニュースで結果を聞いても「ふーん」という程度でしかありませんでしたが、昨日あるテレビ番組で見た今年のノミネート語一覧に並んでいたある言葉を発見して「うお！」っと反応しました。


今年のノミネート一覧ページ
http://singo.jiyu.co.jp/nominate/nominate2008.html

縦にずらーっと並んだ最後から二番目の、そう



フリーチベット



なんとも感慨深いものがあります。

私にとって2008年は激動の年でした。その中でもチベット問題について気づかせてくれたチベットのお坊さんたちの命をかけた勇気ある行動は、今後の私の人生をも変えてくれたと感じています。

流行語、なんてちっぽけな扱いではなく、また賞をとるとかそんな瑣末な興味でもなく、正しい動機で行動するというきっかけをくれた言葉「フリーチベット」は私にとって神の言葉に等しい。

チベットの事を考え、日本人として何か役に立てることはないかと悩み、色々と行動するうちに、そもそもこの日本という国に蔓延する多くの問題に気がつきました。だからチベットや、その他様々な問題で困窮する国々のためにも、日本人として日本という国として何ができて何をすべきか、また現在出来ないことを出来るようにするためには、いったい何が必要なのか。そして私たちはそのために何を考え何をすべきかを探しています。

命をかけた言葉を流行語というカテゴリーに入れてしまうのは止めてほしかったが、それ以上にチベット問題が2009年以降も継続的に意識されることを心から望みます。

今年、2008年に「フリーチベット！」と叫んだことで殺された人がたくさんいるという事実を、ぜひとも忘れないで欲しいです。