ＩＰＣＣの議長さんＧＪ

ＩＰＣＣの議長がベジタリアンであったとは知りませんでした。それはそれとしても、一般的に配慮されたコメントに修正を加えたい。「減らす」ではなく「止める」と言い切ったところで問題はないと思うのだが…。


気候変動防ぐため「肉食べる量減らせ」＝国連専門家(時事通信) - goo ニュース

ナショナルジオグラフィックのホームページには以下のようなことが書かれているページがあります。http://www.ngcjapan.com/explore/2blddp0000004n53.html

■ひとりの人間が生涯で消費するミルクの量は、驚異的な8,000リットル
■ひとりの人間が生涯で消費する肉の量は、牛が4頭、羊が21匹、ブタ15匹
■ひとりの人間が生涯で鶏を1,200羽、卵を13,345個消費します

この数字が多いのか少ないのかは個人個人で印象が違うと思いますが、それは単純な重さを表す数字でイメージした場合の問題です。この数字には命の問題まで配慮された「命の重さ」までは加算されていませんね。

私には大変重い数字です。(+_＋。)

生涯で4頭もの牛さんの脳天に、巨大な釘を打ち込んで瀕死の状態にして後ろ足を固定して吊り下げ、逆さ釣りになっている喉に巨大なナイフを差し込んで、ザクザクっとかっさばいて開き、そのまま心臓を切りつけ、大量の血をドバーっと床にぶちまけるような究極の作業をして命を奪うこと。このことが私のために行われるなんてのは拒否します。

そうして考えたら、4頭が多いのか少ないのか。もう一度考えてもらいたいです。

私は2年とちょっとベジタリアンしてます。先日、手術入院の際の血液検査で大変優秀な数値をマークいたしました。健康そのものでした。不足している数値もなく、医者のお墨付きです。

何回でも言いますが、人間は肉を食べなくても死にません。間違った栄養学とかカロリー学は忘れましょう。一日30品目なんてのも嘘です。少なくとも私は自分の体である程度はそれを証明できていると考えます。もちろん5年10年と自分の体で経過観察いたしましょうw

食べなくてもいい肉を食べ、体調を悪くする。そもそも人間の体に不要なものを摂取するのだから当然だ。何十年も続けるから癌などにもなる。病院に行くことになるから医療費もかかる。健康保険も使うから保険料は値上がりする。

我々は自分で自分の首をしめている。

肉食を続けると世界中の穀物相場に影響のある家畜飼料の消費に貢献しちゃうから、穀物相場だって高止まり。人間の食べるとうもろこしだって値上がったままだ。世界ではとうもろこしすら満足に食べられない人たちが何億人もいる。家畜のための大量の水を消費するから、世界では衛生的な水が飲めない人が大量に発生する。貧しい国の人の食料と水を奪っているのは、先進国の愚かな肉食習慣だ。

我々は自分で自分の首をしめている。

少なくとも日本人は、江戸時代頃の素朴で質素な食文化を見直すべきだ。明治から突然入ってきた西洋の悪しき肉食文化とは決別しよう。日本人の腸の長さはマクドナルドを必要としていないのだw

食べることに謙虚になると、命に対しても謙虚になれます。自分たちのエゴのために奪う命に対して謙虚になりましょう。そうすると、奪うものをなるべく少なくしたいと思うのは自然な流れです。


環境問題も健康問題も経済問題も、結局キーワードは「謙虚」です。私はそう思います。(^ー^)