せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

テレマン 室内協奏曲 TWV43-g3

2019年05月20日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
室内協奏曲 TWV43-g3
 ショットのOFB100で、出ている。リコーダーとヴァイオリン2、通奏低音のための室内協奏曲。本当に、というのも変だけれど、リコーダー協奏曲で、派手だ。テレマンらしく、たのしく、軽い。
 アンサンブルの会でやるのだが、難しい。練習しなきゃ。

と書いたのは、2008年のことなのか。うーん。

リコーダーのレパートリー

テレマン リコーダー、トラベルソ×2、通奏低音のための四重奏曲 (ターフェルムジーク第2集より)

2019年05月19日 | リコーダー
  リコーダー奏者にはごく有名な、こんな編成のオリジナル曲はほかにない、と言う名曲。もっともテレマンは不思議な編成の曲を(僕が知ってるだけでも)たくさん書いている。
 リコーダー(またはファゴット(!)ということは当然チェロでも)は独奏的に扱われていて、難しいけれど、ともかく名曲だ。(でもリコーダーで吹くよりも通奏低音を弾くことのほうが圧倒的に多い。リコーダー吹きたーい。でも難しい。)
 僕の持っているブライトコプフの楽譜は、かってにたくさんのディナーミクやらスラーやらついていて、実に良くない。もっと クリーンな楽譜を!

リコーダーのレパートリー

テレマン リコーダーソナタ ニ短調 TWV41:d4

2019年04月07日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ ニ短調 TWV41:d4
 ブリュッヘンのリコーダーソナタ集に4つのソナタ以外に入れてある、2つのうちの一つ。音楽の練習帳(Essercizii Musici)に含まれている。難易度4 Affettuoso Presto Grave Allegro の4楽章。1楽章Affettuosoには珍しくp、ppなどの指示がある。d、cは左手人差し指を少し開ける。gは書え指34、3を使うのが普通だろうか。4楽章は書いてないがジーグ。とても高い音域のコントロールが難しい。

テレマン リコーダーソナタ ハ長調

2019年04月06日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ ハ長調 有名な?4つのソナタの4番目 難易度4 これは傑作だと思う。1、3楽章が美しい。2楽章 Allegro こういうのはトッカータ風というのか、走る回るアレグロ。後半の3小節目、 dis-e-fis-e のfisは指使い0かな。3楽章 Grave 途中長いスラーはけっして走らないこと。gisの指使いは本来23456であって、0すきま123456半分ではないが、この場合多くのgisはイ短調の主音の導音なので高い ほうが自然で後者の指のほうがよいと思う。4楽章Vivace はやはりバロックのvivaceでAllegroより遅い。それにしても、とても高い音を含む幅広い跳躍。親指の練習。

テレマン(1681-1767) リコーダーソナタ ヘ短調 

2019年04月05日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ ヘ短調 有名な?4つのソナタの3番目 「忠実な音楽の師」にファゴットソナタとして収録されているが、テレマン自身リコーダーでも吹けるとしている。どうも当時あるいはテレマンが、リコーダーとファゴットは同じようなもんだ、と思っていたらしく、この曲以外にも、これも有名なトラベルソ2本、リコーダー、通奏低音の4重奏曲(ターフェルムジーク第2集)のリコーダーもファゴットでもと書いて ある。ほかにもあったような気がするが、おぼえてない。
 へ短調なのでとても難しい。難易度4〜5、つまり、多分僕は一生人前では吹けないだろう、と言うくらい難しい。でも、うまい人はたくさんいるもので、アマチュアが鮮やかに吹くのを何回か聴いた。asはgisより高いはずで、0123456(半開)の方がよいがb(フラット)asの連続だと難しく、23456を多用してしまう。4楽章vivaceはバロックのvivaceなんだからアレグロより遅くなければいけない。(速くてももちろん美しいが)はやめのメヌエットくらいで奏すべきだ。


テレマン リコーダーソナタ 変ロ長調 有名な?4つのソナタの2番目

2019年03月29日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ 変ロ長調 有名な?4つのソナタの2番目
 カノンによるソナタ。難易度4。通奏低音とリコーダーがカノンになっている。そのためリコーダーと通奏低音ではなく、リコーダーとヴィオラ(アマデウスで楽譜がでている)ほか、さまざまな楽器で演奏できる。バスリコーダーとアルトなんてのもよさそ うだ。和音の補充があった方がいいとは思うが。
 Largo,Allegro,Largo,Vivaceの4楽章。バロック時代のラルゴはそんなにゆっくりしない。アンダンテの少し遅いのがラルゴ。一方ヴィヴァーチェはあまり速くない。アンダンテとアレグロの中間くらい。テレマンって、とても叙情的なアダージョとか、狂気の疾走とか、ないのね。でもメリハリがないわけじゃないし、抑制がきいたメリハリはあって、これが人気の秘密かな。
 二楽章の後半はesのからんだ運指で、とてももつれる。でも替え指は使いたくない。

テレマン リコーダーソナタ 1番(?) ヘ長調

2019年03月27日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
リコーダーソナタ 4つのソナタ(忠実な音楽の師)から第1番 ヘ長調
 ずいぶん昔、大学の頃ほとんど最初に練習したリコーダーソナタなので、ちょっと思い入れがある。難易度3〜4
 CDの解説などにイタリア的と書いてあるが、要するに急緩急の3楽章だと言うことだ。そんなのたくさんあるじゃん、と思ったが案外少ない。バロック時代の標準はやはり急緩急緩の教会ソナタ(あるいは舞曲組曲=室内ソナタ)なのだと、実感した。
 3楽章(ジーグ)の終わりから2小節目にc''''(4点c)がある。014で出るが、下のc0123で十分美しいと思う。

テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767) リコーダーソナタ

2019年03月24日 | リコーダー
テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp (1681-1767)
 リコーダー奏者にとって、テレマンと言えばブリュッヘンの名盤、テレマンのソナタ集。今はなき?全音の黄色い表紙のリコーダーピースに4つのソナタがあった。今はどこの出版社から出ているのだろう?(ベーレンライターHortus Musicus Nr.6 で出ているようだ。でも今やIMSLPでダウンロードする方が断然よい。)
 この4つのソナタはもともと「忠実な音楽の師」に収められている。オリジナルは売り上げを考えてリコーダーでも吹けるようになっているが、ファゴットや弦でも演奏できるし、そちらの方が作曲者の念頭にあった楽器かも知れない。でもリコーダーらしい良い曲だ。さすがテレマン。
 4つのソナタはブリュッヘンの名盤はあるが、全体にヘンデルに比べて、録音がずっと少ないのはなぜだろう。例えばカメラータケルンの「忠実な音楽の師」全曲録音があるが、f-mollなどはファゴット、B(フラット)は弦の演奏だ。

テレマン 無伴奏フルートのためのファンタジー 第6番

2019年03月23日 | リコーダー

 実はついさっきまで、ずーっとこの曲(6番の3楽章Spituoso)は6/4だとばっかり思っていた。しかも、4分音符3つ×2拍の2拍子で、しょっちゅう4分音符2つ×3拍とが入れ替わる、面白い曲だなあ、ちょっと(フランスバロックの)クーラントのようだ、と思い込んでいた。最初の1小節が2拍子に見えない?3/2だと知って、確かにそうかもしれないが、やっぱり、2拍子と3拍子が交錯していると感じるし、やはりクーラントだと考えて良いんじゃないか。
 リコーダーで吹くが、短三度上げるとフラット4つになってしまう。吹けるが、4度上げて、つまりテナーだと思って吹く、あるいは実際テナーで吹いても良いと思う。
 2012年12月

テレマン 無伴奏フルートのためのファンタジー

2019年03月22日 | リコーダー

テレマン 、 ゲオルク・フィリップ  Telemann , Georg Philipp
テレマン 無伴奏フルートのためのファンタジー (リコーダーのレパートリー)

 もう随分昔、ブリュッヘンが録音したので有名だが、無伴奏フルート(トラベルソ)のためのファンタジーは三度上げれば、リコーダーで吹ける。短三度上げればたいてい吹けるが、何曲かは四度上げるというか、ソプラノあるいは他のリコーダーをソプラノだと思って吹いた方が吹きやすいのもある。
 個人的には第3番が一番好き。
 ブリュッヘンはリコーダー奏者には良いかも知れないけれど、やはり、有田かクイケンが楽譜に忠実でしかもファンタジーにあふれていて美しいと思う。ホリガーがモダンオーボエで吹いてるのはあまりにも教科書的というか、硬直でつまらない。フェアブリュッヘンがヴォイスフルートで吹いているのがあるそうだが、不勉強で、今だ聞いたことがない。



リコーダーのレパートリー

ブラヴェ Blavet  小品集

2019年02月03日 | リコーダー

ブラヴェ Blavet
 小品集

 どんな楽器でもアンサンブルをしようと思えばデュエットはお手軽だ。リコーダー奏者にとってデュエットと言えば全音の3巻、テレマンの作品2あたりか。
 ブラヴェの小品集もトラベルソの物だけれど、何しろ小品集で、短三度上げれば出来て、お手軽だ。  当時のフランスを始め、ドイツイタリア、イギリス、有名な音楽家の作品(の編曲)と自作をあらゆる様式、いろいろな難易度を織り交ぜてある。
 小さな音符で、厚いのが三巻。これだけ有れば一生楽しめそうだ。全部はとても音に出来そうもない。
 有田正広がこの中の「門番」「ある日病気のコランは・・・」が妙に好きらしくて、何度も録音している。季刊「リコーダー」にも別冊付録としてリコーダー用に三度上げて載せていた。特にコランの方なんか、この微妙なニュアンス、入りがわからないようなソットヴォーチェ、消え入るようなデミュニエンド。こういうのを聞いてしまうと、絶対リコーダーでは無理だ、と諦めてしまう。
 でも一方、花岡和夫、篠原理華がヴォイスフルート、バスリコーダーで吹いているCDがすばらしく美しくて、気持ちよくて、すぐ寝てしまう。(^^;)

吉澤実 編 バロック コンチェルト・スタディ

2018年11月19日 | リコーダー
 ドレミ楽譜出版社からバロック コンチェルト・スタディ 〜リコーダー、又はフルートのための〜 というのが出版されている。(吉澤実 編)
 多くの楽器にオーケストラ・スタディと題してオーケストラのレパートリーを準備・練習する曲集が出ているが、このコンチェルト・スタディはコンチェルトの準備というよりは、練習のためのものだろう。
 収録されている曲は以下の通り。
ペッツ
コンチェルト・パストラーレ ヘ長調
ヴィヴァルディ
フルート協奏曲集より 1.海の嵐 ヘ長調
フルート協奏曲集より 2.夜 ト短調 RV.439
フルート協奏曲集より 5.ヘ長調 RV.442
リコーダー協奏曲 ハ短調 RV.441
リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.444
リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.443
リコーダー協奏曲 イ短調 RV.445
2本のリコーダーのための協奏曲 ハ長調 RV.533
テレマン
リコーダー協奏曲 ハ長調
2本のリコーダーのための協奏曲 イ短調
リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 イ短調
リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調
リコーダー組曲 イ短調
リコーダー協奏曲 ヘ長調
リコーダー協奏曲 ハ長調(原調:イ長調)
グラウプナー
アルトリコーダー協奏曲 ヘ長調
バッハ
ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調
ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調
シュルツェ
アルトリコーダー協奏曲 ト長調