せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

シューベルト 弦楽四重奏第14番 「死と乙女」

2018年11月08日 | チェロ

ドラマ「カルテット」はなかなか面白かった。まあ、カルテット(弦楽四重奏)はあまり関係ないというか、でも見知らぬ4人が出会って何か活動し、お互い音楽以外は謎、というのは、たしかにそうだ。
 ドラマに楽器を弾くシーンがあると、弦楽器の場合、すべては外から見えてしまうので、そーじゃなーい、それじゃあ弾けなーい!と思ってしまってドラマを楽しめないのだが「カルテット」は役者が頑張っていた。もっとも「おくりびと」も「スウィングガールズ」も、みんな頑張ってる。
 最後に伏線なく「死と乙女」を演奏し、その緊張感ある響きがとてもよかった。自分でも弾いてみたくなったけれど、こういう超有名曲は危険だ。人前でやるのには相当な覚悟が必要だし、危険すぎる。どうしても耳に残っているプロの演奏と比べられてしまう。
 本当はプロの演奏とは別に、アマチュアが、自分で演奏して楽しむ楽しみ方(主にテンポ)があると思うのだけれど。
 この曲では、1楽章は16分音符がちゃんと弾けるテンポ、4楽章はあきらかにプロより1メモリか2メモリ遅いテンポで十分楽しめると思う。

コレルリ ヴァイオリンソナタ Op.5-12 「ラ・フォリア」をリコーダーで

2018年11月07日 | リコーダー
 ラ・フォリアはウォルシュもあるが、全音リコーダーピース145(編曲は有田正広)で出ていた。他にもあるようだ。
 難易度5。あたりまえだ、ヴァイオリンでも難しいってのに。通奏低音も難しい。むかしもリコーダー奏者は曲に飢えていたんだと思う。まあ、プロじゃないんだからゆっくり吹こう。ロックなんかでも感じるのだが、同じ事を何度も何度も繰り返していると、なんというか、興奮してくる。上手く吹けないからと言って、ガッカリしちゃあいけない。上手く吹けたつもり、高揚感を大切にすると吹き終わって、充実感を感じることが出来る(かな?)
 有田の録音を聞くと、さらにダブルストップの音を前打音にして入れていたりする。上手いなあ。おひねりを投げたくなる。
 

コレルリ ヴァイオリンソナタ Op.5-10 をリコーダーで

2018年11月06日 | リコーダー
 リコーダーJPのカラオケが RG-145 (小さいサイズ900円)他、大きく高いのもいろいろ売っている。
 ウォルシュの版では2番。どちらもト長調になっている。
   Preludio(Adagio),Allemanda(Allegro),Sarabanda(Largo),Gavotta(Allegro),Giga(Allegro)の5楽章。
 ガヴォッタはあまりそれらしくない、短くて、楽しい曲。ジーガはたしかにジーガなのだが、ちょっとおもしろかった。
 全体としてヴァイオリンらしく音がとても飛ぶので難しく、とても楽しい。リコーダーJPの解説に、難しいからあきらめた方が良いと書いてある上のシードシャープのスラーは難しいが、大切なのは息の圧力の調節で指をきちんと動かすことと息の圧力の変化の同期なのだ。

コレルリ  ヴァイオリンソナタ Op.5-9 イ長調をリコーダーで→ハ長調

2018年11月05日 | リコーダー
 Preludio(Largo),Giga,Adagio,Tempo di Gavotta(Allegro)の4楽章。カラオケだと1楽章のソロの出から通奏低音が出てくるまでが微妙にあわなくてまいる。2楽章がジーガってのが珍しいなあ。3楽章は装飾必須。4楽章はガボットなのだ、このカラオケは遅すぎる。アレグロのあくまでアラブラーヴェ(2/2)のアレグロなのだ。もっと速ーい。
 一通りやってみて楽しかったが。内容の割に長いなんていったらコレッリにおこられるかなあ。繰り返しさせるなら、中身に繰り返しの内容はなくして欲しいもんだ。そんなこと言っても無茶な注文か。

コレルリ  ヴァイオリンソナタ Op.5-8 ホ短調→ト短調

2018年11月04日 | リコーダー
 リコーダーJP からカラオケが送られてきた。リコーダーJP のカラオケの楽譜には、4楽章のジーグにわざわざ注釈を付けている。ひとつは、ウォルシュ版では1オクターブ上げているところを上げない、下のasもダブルホールならできるでしょ、と言うもの。
 もう一つはウォルシュはジーグのスラーを2つだけかけてるけど、原典通りの3個スラーにした、と言うもの。なるほど、それは一つの意見で、良いと思う。
 ただ、僕自身は、両方ともウォルシュ版を取る。下のasを含むフレーズはムダに難しくて効果がないと思うからだ。音域とその性格の問題もある。あたりまえだが、リコーダーはやはり下の方の音は弱いのだ。ヴァイオリンはけっしてそうではない。でも練習にはなる。なかなか難しい。
 スラーの方も2つスラーの方が感じが出ると思う。ヴァイオリンで2つ1つのスラーはややぎくしゃくすると思うのだが、リコーダーではやさしいし、リズム感が出て、多少ゆっくりでもジーグの推進力?が出ると思うのだ。3つスラーにするなら、さらに速めのテンポを選ばなければいけないと思う。
 書いていて思い出した。鈴木秀美が無伴奏チェロ組曲の解説で、イネガってやると多少遅くてもリズム感が出る、と同じことを書いている。ただの受け売りだったか、、、

ブラームスの2番(4)

2018年11月03日 | チェロ
 3楽章、ピチカートが続くが、右腕のすね?ってなんて言うんだろう?(「右手前腕」か)痛くなってだんだん弾けなくなってしまう。
 チェロのピチカートは普通中指ばかり使うと思うのだが、僕だけじゃないよね。どういうわけか、ヴァイオリンは人差し指を使うことが多いらしい。ヴァイオリンはチェロと違って、ピチカートの時、弓が立っていて、重さを指で支えなくていいからだと思う。チェロが中指を立てているからっていっても、別に変な意味はない。
 中指ばかりでピチカートをやっていると筋肉がおかしくなってしまうので、親指を積極的に使うことにした。Gの解放はすべて、それから、Cの解放、Dと下はできるだけ親指を使う。難しいが、これだけで中指の疲労が違うのだ。練習しなきゃ。


ブラームスの2番(3)

2018年11月02日 | チェロ
 2楽章がロ長調で書いてある。シャープ5個。シから始まる音階って、つまり7個フラットの変ハ長調と同じじゃん、うー、半音低く調弦してやろうか、と思った。ブラームスのやつ、何考えているんだ。でも、実に美しく、おいしいメロディーだなあ。
 写真は数年前にやったとき、元チェロ奏者だという指揮者が提案してくれたボウイングで、なかなか合理的だと思うのだが、どうだろう?

ブラームスの2番(2)

2018年11月01日 | チェロ
 練習で、後ろの中級(と思うのだが、)が4分音符の動きだけとても強く弾いていて、何度も繰り返すので、なんだ、わかってないのかと思って、振り向いて指摘してしまった。
「3小節分の伸ばしの後の4分音符動きの1小節は何も考えないと3倍の音量になっちゃうんですよ。相当抜いてください。」
 すると、本当にわかっていなかったらしくて「そうか、弓が3倍の速さで動くという意味か、そんなこと考えたことなかったよ。」と言う風に言っていて、いや、感心してしまった。
 まあ、確かに、弓の技術と言うのはとても難しい。あまり他人のことは言えない。自分も気づかないことがたくさんあるに違いない。気をつけないと。