Ａロッド危うい絶好調…

Ａロッド危うい絶好調…本塁打量産もスランプと紙一重

ただいま１２本。Ａロッドの絶好調が逆に心配になってくる（ＡＰ）

　このままいけば今シーズンは１２２本塁打、３１４打点！？　ヤンキースのＡロッドことアレックス・ロドリゲス内野手が驚異的なペースでホームランを量産している。

　開幕から１６試合で打った本塁打は実に１２本。不仲がウワサされる主将のジーターまで、「これほどすごい活躍は今までの野球人生で見たことがない。今の彼はどんなボールでもホームランにしてしまいそうだ」と舌を巻くほどの活躍ぶりだ。

　ヤンキース移籍後の月間最多本塁打は０５年８月の１２本ですでに並んだ。自己最高記録はレンジャーズ時代の０３年８月にマークした１５本で、この勢いなら今月残り８試合での自己記録更新はほぼ間違いない。

　「低めのボール球ですらスタンドに運んでしまい、今は手が付けられない」（地元メディア）という状態ながら、気になるのは“確変大当たり”後だ。

　自己記録をマークした翌月の０３年９月は７本塁打ながら打率．２６４と低迷。特に昨年５月、打率．３３０、８本塁打、２８打点で月間ＭＶＰを受賞した直後の６月はわずか３本塁打、打率．２１３と別人のような成績に落ち込んだ。

　好事魔多し－といわれるように、どんな球でもホームランにできる好調は、どんなクソボールにも手を出して空振り三振するスランプと紙一重でもある。ムラッ気で知られるＡロッドは完全に変身したのか、それともこれまで同様、絶好調の後に大スランプが待っているのか。

 

AROD.com（英語）

ニューヨーク・ヤンキース公式ウェブサイト

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