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御大オシム監督急性脳梗塞緊急入院

2007-11-16 22:00:30 | sports
御大オシム監督急性脳梗塞緊急入院
 御大オシムが倒れた。2010年南アフリカW杯へ向けて日本代表を指揮する名将が、急性脳梗塞を発症して緊急入院。強い寒気が日本列島を襲ったこの日、日本サッカー界を震え上がらせる衝撃の報が飛び込んだ。

 「命を取り留めてほしい…と願っております」

 日本協会内で緊急記者会見を行った川淵キャプテンの言葉が、事態の深刻さを物語る。「かなり厳しい状況です」。会見では何度も声を詰まらせ、瞳を潤ませた。

 病院を訪れた田嶋幸三専務理事ら日本協会関係者によると、オシム監督は15日深夜、自宅のテレビで日課としている欧州サッカー観戦をした後、16日午前2時ごろに就寝しようと2階へ上がった直後に倒れたという。夫人のアシマさんが異変に気づき、同居する長男でJ1千葉監督のアマル氏がすぐに対応。自宅近くの病院へと搬送された。

 脳神経内科・脳神経外科医師団の田中茂樹教授を中心としたチームが治療にあたっているが、予断を許さない状況だという。

66歳と高齢で、体重90キロ以上の巨漢。心臓に持病を抱え、その健康状態は昨年7月の就任当初から不安視はされていた。就任以来、日本協会との約束および協力で、東京・文京区の順天堂病院で毎月健康診断を実施。心臓や糖尿病、血圧などの検査を欠かしていなかった。7月に猛暑の東南アジアで行われたアジア杯指揮も乗り越えるなど、最近は大きな不安を見せず、検査数値は逆によくなっていた。2日前の14日は浦和のアジアCL決勝(埼玉ス)、前日15日も古巣・千葉の練習試合(秋津)を、会場まで足を運んで視察していた。

 W杯アジア3次予選は来年2月に迫っている。川淵キャプテンの願いが通じて命を取り留めたとしても、手足の運動障害や言語障害などの症状が残る可能性はある。04年3月にはアテネ五輪野球日本代表監督の長嶋茂雄氏がオシム監督と同じ脳梗塞で倒れ、8月の本番では中畑清氏が代役として指揮を執っている。日本協会としては後任監督の人選も必要となってくるが、川淵キャプテンは悲痛な表情で口にした。

 「今は代表どうこうよりも、御大オシム監督に治ってほしい」

オシム監督脳梗塞…w杯予選影響も スポーツニッポン
オシム監督、脳梗塞で緊急入院・自宅で倒れる 日本経済新聞
中日新聞 スポーツニッポン
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