W杯予選 岡田JAPAN4発快勝☆
“熱い夜”は、ピッチ上でこそ意味がある。一瞬冷たい雪で凍りかけた日本の南アフリカへの道を、FW大久保が決勝ゴールで熱く溶かした。
濡れた髪を輝かせながら、渋い低音の声で振り返った殊勲弾は、後半9分だった。前半21分にMF遠藤の直接FKで先制もわずか1分後に追いつかれ、そのまま1-1で折り返す嫌な展開。岡田監督がこだわり続けた初戦勝利への焦りも漂い始める。
しかし天性のゴールハンターの前に、神様が雪とともに幸運を降らせた。後半9分、相手DFのクリアが偶然MF中村憲に当たり、ゴール前に向かった大久保の足元へ。偶然? だとしてもその運は逃さない。きっちりと右足を伸ばしてゴールへ流し込んだ。
04年2月9日夜。ドイツW杯アジア1次予選開幕を控え、代表の一員として鹿島合宿中だった大久保は他選手とともに無断外出。これが当時のジーコ監督の怒りを買い、代表を外された。いわゆる『キャバクラ事件』。そのまま、長く代表から大久保の名が消えた。
大久保が決定機を外しまくった26日のチリ戦後「決めんかい!」と叱咤した岡田監督は、この試合後も「お疲れさん」のひと言だけ。だがそんな冷たい言葉も、潜在能力を期待してこそだ。
無論、大久保も分かっている。「まだまだ長いっスから」。やっぱり声は低い。大きな声で、熱く熱く喜ぶ夜はまだ先。その瞬間まで、岡田ジャパンをこの男が引っ張っていくってかんぢ★(爆)。
p.s. 巻!!!駄目押し弾!!!
良く決めたっ(= ̄ω ̄*)ノシ