空に向かってさんから転載です。
「お迎え」と看取り
一昨日のNHKの「クローズアップ現代」は、
天国からの「お迎え」現象と看取りがテーマでした。
天国からの「お迎え」に関する本格的な学術調査で、
在宅医療を利用した患者さんの家族500人以上にアンケートを行って、
4割が「お迎え」現象があったと回答したそうです。
そして、亡くなる前に「お迎え」を見た人の9割が、
穏やかな死を迎えていたということでした。
「お迎え」に来るのは先立った身内や友人などが多く、
犬や猫などペットを見たという人も結構いたそうです。
4割もの人が「お迎え」の体験をしているというのは、
自宅で家族に囲まれて最後を過ごしているという
安心できる環境と関係あるのではないかということでした。
そのような穏やかに人生の最期を迎えられる
看取りの環境の見直しも必要だという話もありました。
天国からの“お迎え” ~穏やかな看取り(みとり)とは~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3238_all.html
実は私は昨年、脳梗塞だった父を自宅で看取りましたが、
思っていたより特別なことでも難しいことでもなかったです。
余計な医療などに邪魔されずに自然な最期を迎えられたことは、
本人にも家族にも幸運なことだったと思います。
本人が自宅で死ぬことを希望していて
家族にそれを受け入れる余裕と覚悟があるなら、
そういう選択をしてみると良いと思います。
想像すると不安なことがいっぱいあるかもしれないけれど、
いったん覚悟を決めて日々「いま」に生きていると
いざ何か起こっても、不思議にどうにかなりました。
いろんな人に助けられながら。
父が「お迎え」体験をしたかどうかはわかりませんが、
逝く前日に、笑いながら「あと一日」と言っていました。
まさか明日そんなことになるとは思えなかったので
私は笑って聞き流してしまったのですが、
どうして「わかった」のか聞いとけばよかった…(^^;
転載以上