砂時計

人生は砂時計のようなもの。砂時計は、一粒の砂の落下から始まり、最後の一粒の砂が下の空間に着地したとき終焉となる。

巡り来る春に咲く花

2017-04-10 08:23:38 | 阿武隈川物語
生きていると
悩み事が尽きなくい
悩みから逃げることもできない
やれることは全てやりきり
その結果を待つしかない

朝陽がで鈍く光る阿武隈川上流
朝の散歩コース(写真)

今日 beagle元気と朝の散歩
元気はるんるん気分で
尻尾を左右に最大限振っていた
自分は尻を振る訳にもいかない
路傍に目をやると
黄色と白色の水仙が咲いていた
また今年も咲いたのだな、と
(水仙の写真でもパチリと写せばいいのだが)
咲いた水仙の花は
やがて枯れるが
また春になると咲く

人間の命も水仙のように
一度亡くなっても
また生まれてくる
仏教では輪廻転生(りんねてんしょう)という
しかし 自分が死んだ後の世界は
どうなるのかわからない。
本当に「この世に何度も生まれ変われるのか」と
疑問を持つような自分は 成仏できないのだろう

それだけに
いま生きていることに感謝し
残り少ない時間を後悔しないことだ
散歩しながら
後悔?
「いま」、いま自分が立っている地点
自分より前(先)は 未来であり
自分より後(うしろ)は過去
後ろを振り返り悔やんだ(後悔した)ところで
どうしようもない
後悔することなく
今春も水仙は咲いた

「わたし」のなかの「私」

2017-04-10 04:56:46 | 捨石 拾遺(すていし しゅうい)日記
老い逝く余もドクダミと同じ日蔭の存在


ドクダミは、雑草扱いされ、やや日蔭の湿った場所を好み、

どこにでも生え野山や空き地で見ることができる。

日が当たらない仄暗い木立の下に咲くドクダミの花の白さに魅せられてしまい、

花言葉は「白い追憶」という素敵な意味が込められている。

ドクダミの葉は、独特の「臭い」があり、

「悪臭」の花と誤解へ偏見を受けやすく邪魔者扱いされる。

それでもドクダミは、昔から日本人にとって、

ドクダミの白い花や葉を見ると、

懐かしい記憶や故郷を思い出せてくれた。

ドクダミは「十薬」(ジュウヤク)とも云われ、

様々な薬効があり、昔から民間治療薬として重宝されてきた。

子どもの頃に遊びでケガをしたときやお腹の調子が悪いとき風邪を引いたときに

母親に手当や看病してもらったことなど。忘れていた記憶が蘇ってくる。

ドクダミは、風邪や便秘の治療、高血圧の予防、傷・おでき、冷え性、蓄膿症に効き、まさに万能薬である。

「毒や傷みに効能がある」ということから、『毒痛み』とも記さてきた。

 日蔭に生育し仄暗い木陰に咲くドクダミの花は

ロマンチックであり、白い追憶となって君を想いだす。