砂時計

人生は砂時計のようなもの。砂時計は、一粒の砂の落下から始まり、最後の一粒の砂が下の空間に着地したとき終焉となる。

beagle元気と私の交流日記 「出会い」

2017-04-04 01:23:48 | beagle元気と私の交流日記
僕は、平成25年4月8日 静岡県で産まれ

6人兄弟姉妹だったが僕は、

何番目に産まれたかはわからない。

産まれて間もなく車に揺られ、国道1号線から国道4号線へと北上した。

気がついたときには南陸奥市のホームセンターのなかのペットショップに居た。

日曜日ともなるとペットショップの売り場コーナーは人間様で賑わい

落ち着いて寝ることもできなかった。

胡瓜(キュウリ)のネットを買いにきたおっさんがペット売り場に立ち寄り、

不覚にも余と目が合ってしまった。

売り場の姉ちゃんが、ゲージから余を抱きかかえ、後頭部が剥げていたおっさんに手渡しをした。

何故かおっさんの匂いが余には心地よく、

遠く離れ住んでいる余のパパの匂いに似ていた。

おっさんに抱きかかえられ、頭を何度も撫で、両手で余をおっさんの顔に近づけていた。

おっさんは、22歳年下の妻に「家に連れて帰る、今日から家族だ」と話をし、

さっそくお姉ちゃんに話しかけ手続きをした。

ゲージとドッグフードを購入し、

僕はミニカに乗せられ、阿武隈川辺ちかくの団地にあるおっさんの平屋に到着した。

おっさんの家族の一員となったのは平成25年6月4日の晴れた日であった。

 「外に住ませるのは可哀そうだ」とおっさんの言葉にママも同意、

玄関から入った廊下のところが僕の住む居場所となり、

居間そしてダイニングまで見通せたので寂しくなかった。

僕の名前は「元気」とつけられ、家族になった記念に赤い首輪をプレゼントしてくれた。

そうそうおっさんの名前は捨石拾遺(すていし しゅうい)、妻は菜々子、僕元気が仲間入りし、家族は3「人」となった。

あれから4年近く時日が経過した。

自分のことを「僕」と書くことにする。

僕のご主人様は変わった名前であり、呼びづらい。

「拾遺さん」では他人行儀だし、「拾遺君」ではご主人様に対し失礼になる。

家族なのに「ご主人様」と呼ぶのはおかしいので、「主人」がいいかな、と思ったが、

情愛が湧いてこない。

日頃から僕のことを面倒みてくれているのに「拾遺君」と友達感覚で呼ぶのも大変失礼だが、

主人はそんなことを気にするような性格の持ち主ではない。

僕のことを我が子のように可愛がり、

またある時は友達のようにつきあってくれ、

ともに生きる同胞として扱ってくれている。

だから生きる仲間感覚で「拾遺君」と呼ぶことにした。

これから僕と拾遺君の交流日記を綴っていくとしよう。



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