いやぁ~3月です。
こないだ年が明けたと思ったのに……。
それにしても、今年の2月は思い出に残りそうなことがたくさんありました。
前半はあんまり覚えてないんだけど、まず、初めてのワークショップ。
ワークショップ…と言っていいのかどうか分からないけど、
ちょっとした日本文化を紹介しつつ、手芸をしてほしいとの依頼をいただいて
和布を使って作るオリジナルお守り(二重叶結びを覚えよう)と
和布を使って作る葉っぱ型コースター(茶托ってご存知?)の2本立て…と思ったら
二重叶結びに手こずってしまい、コースターは後日のプレゼントになっちゃった。
お守りの写真が見当たらないんだけど、コースターはコレ。
ワークショップの対象者を把握しきれていなかったので、
今度は全員が楽しめるようなものにしなくちゃなぁ~なんて反省もしつつ。
実はこのワークショップの日、3年間携わらせていただいていた毎月発行の冊子の廃刊が決まったとの連絡を受けまして…。
この仕事は、日本で冊子レイアウトの仕事を始めた当初に担当になった仕事で
会社で働いた8年+こっちでの3年、計11年間も続けていたので、ちょっとしたショックでした。
この廃刊の連絡を受け、仕事がなくなっちゃったなぁ………と思っていた私に舞い込んだのが
服飾ブランドで働かないか?とのお誘い。
しかも、私にとっては夢のまた夢のような話だったので
「頑張ってみます!」と即答でした。
ただ、私。。。
スペイン語もままならない上に、服飾なんてかじったこともない分野で
なんでこんな夢のような話が来たものか…と首を傾げつつも、
「開かれた扉はとりあえず1歩入ってみる」を今年の目標にしていた私は
・趣味で(仕事ではない)服やカバンを作っていること
・草履を作って売っていること
・スペイン語がままならないこと
・主婦として9年過ごしていること
を正直に伝えつつ、1日目の仕事に取り組みました。
ただし、長期なのか短期なのか、私が何をするのか分からぬまま………。
朝9時半から夜7時まで、工業用ミシンを使ったり、手作業をしたり、あれやこれや……
いや~、時間流れるのはやっ!!
社長さんと話をする機会も何度かあったので
「私には無理かもしれない」と言ったものの
「言葉やミシンの技術よりも手作業で頑張って!」と言っていただいて
天にも昇る気持ちで、翌日はいくつかの宿題に着手。
プロトとしてでき上がっていた服をほどいて、
違う素材に写して、1着手で縫うという仕事をコツコツ仕上げる。
3日目は「服作りならどんと来い!」な、おばちゃんのもとで修行した後
社長さんと少し話をして、1日目2日目を過ごしたアトリエへ………。
今日残業できる?と聞かれ、お義母さんが日本から来る日だったので
「そんなに遅くなければ…」と言ったのが会社での最後の思い出……。
1時間くらい作業指示を待っていたら、オーガナイザーから
「頼む仕事がなくなったので、仕事ができたら連絡するよ」との実質的なクビ通告。
連絡が来るかもしれないと思う自分と
いやいや、これクビだよ?と思う自分、
クビは悔しいな…と落ち込む自分と
こんな世界でやってく気ないでしょ?と開き直る自分とがいて、
いろーんなことを思い巡らせながら
42歳らしからぬ青春的なセンチメンタル感まるだしで
会社をあとにしました。
…あ、帰りに高いケーキ買って、高いオレンジジュース買って帰ったっけ。
ま、クビが正解だったようで、その後その会社からは連絡なし。
嵐のような3日間でした。
でも、あれやこれや、すごく学ぶことが多くて、ほんとにいい経験になりました。
で!!
本当ならこの仕事、とりあえずは1週間続く予定だったのだけど
3日目というビックリな早さで終わったため、
行けなくなりそう…とキャンセルしていた講習会へ参加できたのでありました。
これは服飾の会社で働いた人生の衝撃的な瞬間に匹敵するほど楽しかったので
続編にしようかと。。。