うさ子「ピョン、なにしてるの?」
ピョン「・・・・・・」
うさ子「ピョン、なにしてるの!」
ピョン「じっとしてるだす」
うさ子「なんで、じっとしてるの!」
ピョン「あきつ」
うさ子「あきつ?なに、それ」
ピョン「とんぼだす」
うさ子「とんぼが、どうしたの」
ピョン「とんぼを待っているだす」
うさ子「意味が分かりません」
ピョン「昔から、とんぼは吉兆(きっちょう)の生き物なのです」
うさ子「吉兆、何!」
ピョン「良い事が起きる前触れだす」
うさ子「えっ、そうなんだ、とんぼが、それで、ピョン、何してるのよ」
ピョン「はいです、その吉兆のとんぼさんが、僕にとまるのを待っていますです」
うさ子「とまるの」
ピョン「その予定です」
うさ子「あっ、」
ピョン「どうしました」
うさ子「耳、耳」
ピョン「あっ!」
うさ子「私の、耳に止まったみたい」
ピョン「わーーー、いいいな、僕はもう30分以上こうしていましたです」
うさ子「悪いわね、私の方にとんぼさんが来たわ、吉兆」
ピョン「わー、僕の吉兆が~~~~」
うさ子「ピョン、近づがないでよ」
ピョン「よーく、見るだす、うっ、僕の吉兆が」
うさ子「わーーーっ、おさないでよ」
ピョン「あーーーー、とんぼ逃げ出しただす」
うさ子「ピョン、わざとらしいわね、自分にトンボが止まらないから、嫌がらせね」
ピョン「そんなことはありません、偶然です」
うさ子「私は、帰ります」
ピョン「ああああ、僕が始めたのにな~」
ピョン「ううう、何としても、とんぼさんが、来てくれるまで頑張るだす」
ピョン「あっ!来た!!!!」
ピョン「やっただす、吉兆だす、吉兆だす」
ピョン「でも、僕だけでは、あまり感動がうすいだす、はい」
おまけ
とんぼはむかし、あきつ、あきず、などと呼ばれていた様です。
漢字では、蜻蛉と書きます、縁起の良い虫の様です。
お盆の頃に、良く見るので、ご先祖様が、この世をトンボになって見に来た、
などと、思われていた様です。はい。
うさぎカンパニーの定休日は、火曜日・水曜日・木曜日ですので、
よろしくお願いいたします。