2022.12.25(日)
嬉しい質問です。
残りのエギのアイも引っこ抜き、
穴あけて、
丈夫なクレンサルカン、付けてやりました。
24本足タコ。
大洗 光来丸
渡りダコ、
人気につき、
12月の光来丸は予約が取れないでいましたが、
キャンセルが出て、
乗れることになりました。
ただし、
私の苦手な右舷です(笑)
さて、
光来丸に、
『蛸神様』が数人存在します。
恐れ崇め奉られる変態です。
蛸神様は、
ワンシーズン、3回竿頭になると認定されます。
そんな蛸神様に最初に認定された、
初代蛸神様である、
変態Mさんですが、
なんの因果かマッポの手下、
スケバン刑事麻宮サキで、
私のブログ読者で、
今日は、
そんなMさんに釣行後、
『お食事でもご一緒にいかがですか』と、
デートに誘われていて、
これはもう、
『ウロコナイ、許さんぜよ』と、
ヨーヨーと竹刀でボコボコ確定です(笑)
Mさんは左舷1番、
私は右舷6番(トモ2番)ですので、
対角線上に真逆、
残念ながら、離ればなれ。
Mさん情報では、
私の右となり、
『右舷大ドモの、Tさんは上手いです。竿頭候補です。』
とのこと。
よし。
今日はTさんから学ぼ〜(笑)
Tさんは、
『中野さ〜ん、今日はどのポイント行くの?』
って中野船長に聞くほどの常連っぷり。
こりゃ、
本当にたくさん釣りそうだ…
第1投目。
『ここのところ、暗いうちは釣れていません。我慢です。今日は大型狙いです。小さいのは狙いません。根がかりに気を付けてください。気を付けても根がかりはしますが…』
と、アナウンス。
大型狙い、いいですね〜
渡りダコ釣るよ〜
坊主上等ですよ〜
あ、いや、坊主はイヤけど…
オモリ指示は、
右舷80号、左舷60号ですが、
うおりゃ。
120号をドボン。
過去の釣果欄にこんな記述がありました。
2021.9.8
『右舷のお客様は、仕掛けに付け物が多い時は120号持参しても良いです。』
右舷が苦手で、
何とかしたいあまり、
しょっぱなからの120号です。
反則っぽいけど、
良いでしょ。
念のため、
80号も持っては来ています。
『オモリ、何号使っていますか?』
Tさんに、沖上がり間際に聞かれ、
120号と答えると、
『重くしても、同じでしょ。やっぱり流されるでしょ。多少、底立ちは取りやすくなりますけど。』
と、教えて頂きました。
デカいオモリを使っていて、
しかも、
流されて苦心していることまで、お見通しでした。
Tさん、流石です。
120号でも駄目…
今日、心に誓いました。
もう、絶対に右舷には乗るもんか(笑)
船長の予言どおり、
暗いうち、すぐには釣れません。
ようやく、
アナウンスが入り、
『型を見たので、左舷だけ水を出します。』
伝言ゲームで、
左舷ミヨシが釣ったと分かりました。
お〜…流石、Mさんです。
ちなみにですが、
釣果写真のMさんは、
いつも弾ける笑顔で、眩しいです。
見栄えの良さは、
若さもあるからだと、ひがんでいます。
最低ですね。
ひねくれ、
しょぼくれ、
貧果で写真も撮ってもらえないオヤジの、
ジェラシーです。
はて、
どれくらい、
右舷は釣れていなかったっけ…
たしか、
1時間は誰も釣れなくて、
ようやく前の方で1杯釣れて、
その後すぐ、
私の左隣の方も、
小型ですが、1杯釣りました。
(名前が分からないので、Xさんとします。)
Xさんは、
釣り上げるまで、
タコが付いているか、分からなかったそうです。
そしてまた、沈黙の右舷。
渋いです。
トイレに来た船長に、
Mさん、何杯か聞きますと、
朝釣った2杯のまんまとのこと。
左舷も苦心しているようです。
開始2時間後…
なぜか突然、
ゴールデンタイム、私だけ。
どうしたどうした?
ヤバいんですけど…
1杯目。
モニュッ。
おっ、来ました。
タコちゃんのシグナルです。
たまらん。
たまらんな。
そのまんま、
ぐんぐんぐんぐん小突き続け、
うお〜りゃ。
2~3回巻いて、
よいしょ〜っと、追いアワセ。
完璧。
こりゃ、たまらん、楽し〜
期待したほどの型では無かったですが、
まあまあの型。
1kgあるのかな?
800gくらいかな?
600gくらいかな?
実はさっぱり分かっていません。
2杯目。
立て続けに、
モニュッと来ましたよ〜
うっしっし。
はんはんはんはん小突きを続け、
うお〜りゃ。
もういっちょ〜っと追いアワセ、
同じくらいの型が釣れました。
なんと、再び、モニュッと来ました。
どうしちゃったんだ…連荘じゃん。
タコが急に寄って来るじゃんか…
ねちねちねちねち小突き続け、
そろそろ良いかな〜
うお〜りゃ。
ぬぬぬぬぬ…
重っっ…
ぐぎぎぎぎ…ま、巻けない。
いや、巻ける…
根がかりじゃない、タコだよ。
ヤッバイね、こりゃ、デカい…
2kg級のタコとは別モノです。
4kg来たんじゃね…
こりゃ来たね…
ゆっくりとしか巻けません。
バレるなよ〜
バレるなよ〜
う〜ん、巻けない…バレちゃうよ〜
ぐぎぎ、ぐぎぎ、
のろ〜りのろのろ巻きます。
Tさんが、
『石井さ〜ん、出番だよ〜』
舳先の石井さんを大声で呼んでくれました。
あ、あざーす。
『あと、20m位?』と聞かれ、
『いや、10m切りました…』
いよいよ、もう少し…
わくわく過ぎて、思考回路が麻痺。
もう少しでご対面…
7m、6m、5m…
ス〜ン…軽くなっちまいました…
え…まじ…
ウソだろ…
嗚呼…
こりゃ夢に出るよ(涙)
ですが、
このあとも私の快進撃は続き、
モニュッと来て、
乗せて、
バラして、
すぐに落とし、
たぶん同じタコを速攻で乗せて、
これで3杯目ゲットです。
出来過ぎです。
竿頭候補のTさんとしては、
心中穏やかではありません。
急に、
となりのヘナチョコがバンバン乗せてる状況です…
Tさんからの質問です。
『玉が付いてるそのエギは、どこのメーカーのですか?』
嬉しい質問です。
激安メルカリ品です。
玉は自分で付けました。
前回のおさらいをしますと、
アイの部分があまりにも、
モロかったのです。
捨てるのは忍びなく、
残りのエギのアイも引っこ抜き、
穴あけて、
丈夫なクレンサルカン、付けてやりました。
ミツクリザメモデルっす。
玉効果で、
バケツの海水の中でも、
蛸嵐γの水中姿勢と同じく、
斜め45度の姿勢を取れていました。
しめしめ。
バチが当たったのでしょうか?
エギを見せびらかし、
得意になった私に、
急にタコが来なくなりました。
そして、
眠れるTさんを起こしてしまいました。
漫画みたいな展開です。
今度は急に、Tさんタイム。
ひと流しで、ババッと2杯釣り上げたのです。
私が急にハマったように、
Tさんも急にハマったのです。
タコって、不思議…
たしかその頃、
いや、もう少し前だったか、
Mさんが偵察に来ました(笑)
トイレのついでに高みの見物でしょうか…
しかし、浮かない顔です。
何杯か聞くと、無言で人差し指1本。
ん?
船長がMさんは2杯って…
船長は勘違いしているそうで、
しかも、釣れた1杯はチビタコちゃん。
人差し指と親指で、
タコの頭のサイズを教えてくれました。
Mさんの方ばかり釣れているように思っていましたが、
隣の芝は青かったのか…
後半、
別のドラマが待っていました。
Xさん、
その時点で小タコ1杯、
手が合っていなかったのですが、
これまた、急にハマったのです。
デカいの乗せたようです…
が、
後ろとマツってしまいました。
大タコが潮で流されたようです。
右舷はこれも怖い…
船底に張り付いたら、THE END。
私もハラハラです。
船長に『マツってる』と、大声で伝え、アシストします。
ずいぶんモグリ込んでしまったので、
はた目に、もう駄目かと思いましたが、何とか無事に取り込めました。
危なかった。
デカっっ。
タコの頭のサイズがエグい。
4.8kgありました。
出ました。
これが最大級のタコか…
洗濯ネットいっぱいにウネウネ、
太い足を動かし、
バケツからあふれそうなサイズです。
写真、撮らせてもらえば良かったな。
私がバラした巨タコもですが、
この巨タコも夢に出るな…
嗚呼…
Xさん、
すぐにまた、
でっかいの釣りました。
たぶん、3kg超え。
羨ましすぎます。
『バケツいっぱいですね。私のバケツなんて、スカスカですよ。今のもデカいですけど、さっきの見せられちゃうと、小さいですね(笑)』
なんて声を掛けました。
自分はデカいの、釣っていないくせに…
なんて失礼なやつでしょう…
Xさん、
『同じ3杯ですよ。』
なんて言ってくださいましたが、
わずか2m、
すぐ隣、
Xさんの快進撃は止まらず、
その後も、
デカいのばかり連荘…
やってること、
そんなに違わないはずなのですが…
船長もびっくりしていました。
バケツもびっくり。
7杯。
堂々の竿頭(蛸頭)。
おめでとうございます。
後半、何が起きたのかしら。
ちなみに、
Xさんのエギは3つ。
白の赤ヘッド&白&黄色とか…
エサ巻きは無し。
コンビニ白ビニールビラビラをエギのすぐ上に付けていました。
でもね、
私は仕掛けではなく、
小突きなんだと思う。
仕掛けは朝から一緒で、
後半、突然釣れたわけですから。
Xさんに続いて好調だった、
右舷3番の方、
後半数を伸ばして5杯でしたが、
沖上がり間際、
気づきました。
2人の竿の小突き動作がシンクロしてるんです。
どちらかが、真似たのかも知れません。
強すぎず、弱すぎず、一定のリズム。
休まずに、間は入れず、
竿先の反動、しなりも活かし、
ピヨンピヨンピヨンピヨンです。
ピョンピョンピョンピョンではありません。
竿の調子もそっくりだったな。
当然、真似ました。
残り時間ほんの少しで、
釣れませんでしたが…
風が吹いて、若干早めの、沖上がり。
目には焼き付けました、あのリズム。
すぐに釣りに行きてぇ〜
残像が残っているうち…
私は3杯。
Tさんは2杯。
2人とも、いっときのフィーバーで終わりました…
Mさんは3杯。
どうした、Mさん…
私の知っているMさんの実力はそんなものではない…
船中0~7杯でした。
泣き言①
右舷のタコは、まじ、苦手。
投げても戻され、着底すれば真下。
底に置くなら、
ズリズリ…
すぐに船底をこする手応え。
巻き直すか、
底に置かない釣りしかできない。
どうしても好きになれない…
泣き言②
私の真下にはスクリューがあります。
後ろとマツって、
ほどいてもらっている間に、
この蛸嵐γ、
海の藻屑と消えました。
実は、
今日の3杯、全部コレだったんだけどな…
逃した巨タコもコレです(涙)
船長のコメント。
2020.11.23
『エギを変える、竿の振り方を変える等、色々やってみてください。釣れないのに同じ釣りをしてしまうのは、もったいないです。』
身に沁みました。
24本足タコ。
そうだ。
右舷1~4番の方々は名古屋から来たそうで、
下船後、
『バイクで来たんですか?』
と驚きつつ、
にこやかに、お声掛けくださいました。
いやいや、
名古屋って、
あなた達の方がはるかに変態です。
しかも大雪が降って、
10時間掛けて来たとのこと。
『そうまでして、タコ釣りたかったんですか?釣ってる時間より、車運転してるじゃないですか〜』
私の失礼なツッコミにも、
終始にこやかで、かんじの良い方達でした。
名古屋から来てでも
そりゃ、デカいの釣りたいですよね。
釣果欄で、
『大阪から新幹線で来た』
ってのも、見たことありますし…
渡りタコ人気、恐るべし…