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Bar “ホット一息”

ここに来ると何かホッとする、ホッとする仲間がいる

ホークス逆転

2006年10月09日 18時42分45秒 | スポーツ

パリーグプレーオフ第1ラウンドは、ホークスが第1戦を落としながら逆転で日本ハムが待つ最終ラウンドに進出を決めた。

第1戦松坂と斉藤の息の詰まるような、これぞ投手戦という試合を落とし、いや~なムードが広がったが、第2戦には、完膚なきまでに打ち崩し、今日、エース西口をマウンドから引きずり落とし、中継ぎを打ち込んで快勝した。

日本シリーズ進出を決める大一番の予想は極めて難しい。

ホークスは“王監督のために”という御旗を掲げ、ファイターズは“新庄の最後の花道を”という御旗を掲げ、技術的にも、心情的にも、まったくの互角といえる。

最後は、どちらの選手が日本シリーズというものに拘れるかだけだと思う。そういう意味では、2年連続リーグ優勝をし、プレーオフに敗れたホークスの執念が最後には生きると予想する。

とにもかくにも、脳裏に焼きつき、記憶に残るような、堂々たる試合を期待したい。

頑張れホークス!!  

頑張れファイターズ!!


夏の甲子園総評

2006年08月26日 11時48分46秒 | スポーツ

今年の大会は手に汗握る、見ごたえのある好ゲームが多い大会だった。しかも、「打高投低」、50本以上のホームランが乱れ飛んだ。それだけに、決勝の息の詰まるような投手戦に国民は沸き、もう1試合見れることへの喜びに沸いた。

大会初日から大阪桐蔭(大阪)と横浜(神奈川)という、事実上の決勝戦ではないかとも思われるような1戦があった。

2日目は、春のセンバツ決勝で横浜に21対0で負けた清峰(長崎)が、22点を取って甲子園での汚名を返上した。全員があの屈辱を忘れず今までやってきたのだと思う。素晴らしい。

7日目には、横浜を下した大阪桐蔭(大阪)が優勝候補の一角、早稲田実業(西東京)と対戦した。大阪桐蔭の中田と早稲田実業の斎藤との真剣勝負は思わず手に汗をした。

10日目の駒大苫小牧(南北海道)対青森山田(青森)戦、何度青森山田は勝ったと思ったことだろう。ゲームセットの声を聞くまでは、とよく言われるが、それにしても・・・だ。

11日目の日大山形(山形)-今治西(愛媛)戦、12日目の智弁和歌山(和歌山)-帝京(東東京)戦など全く考えられない、神がかったような試合だった。いったい何点取ったらセーフティーリードなのか、しかも残るアウト数が3つの中で・・・。

そんな中で、今大会で1番印象に残ったのは、初出場で準決勝まで勝ち進んだ鹿児島工業(鹿児島)だった。

今大会唯一の県立高校。選手が皆ニコニコと心から野球というものを楽しんでいるようで、見ている我々をも楽しませてくれた。純粋で、健気で、躍動する姿は、ただそれだけで感動させられた。

タレントも豊富だった。

人懐っこそうな榎下投手、この暑さの中、あの細い体で1人で懸命に投げぬいた。

生徒より泣き虫の中迫監督、選手はまたこの監督を泣かせてやろうと粘り強く頑張った。

しかし何といっても、11番の絶叫マシーンの今吉選手だ。愛嬌のある顔、バリカンで刈り込んだあの頭、そして気合、しかしそれだけではない、代打のみの出場で予選から9打数7安打。驚異のスーパーピンチヒッターだった。

今年は久しぶりにこの時期休みだったので、例年になくゆっくりと見ることができた。そんな時にいい試合をたくさん見せてもらえたことを感謝したい。

「むかついた」という理由だけで平気で人を殺し、「かったるい」という理由だけで仕事もせずに親のすねをかじり遊んでいる高校生もいるこの世の中で、ひたむきに白球を追った彼ら・・・。 

3年生はこれからの第2の人生を、この甲子園を忘れずに、逞しく、積極的に歩んでいってほしいと願うばかりである。


死闘、感動、ありがとう

2006年08月21日 23時05分13秒 | スポーツ

太田投手を擁した三沢(青森)が、井上投手を擁した松山商(愛媛)と演じた延長18回の死闘。

あの時も両投手とも一歩も譲らない0対0の投手戦だった。

子供ながらに鮮明に脳裏に焼きついている。

37年前の再現が正に今年の夏に起こった。

鳥肌が立つような試合を久々に見た。それはゲームではなく、正に『試合』そのものだった。

両校とも、両ピッチャーとも、仲間を信じ、決して諦めず、最後まで戦い抜いた。

引き分けになった時に、ラグビーのノーサイドを思った。

もう十分戦った。選手も、監督も、ファンも、皆がもうこれでいいと思わなかったか?両校優勝ではいけないのか?

こんなことを考えたのは果たして自分だけだろうか?

全国のどれくらいの人がこの試合を見て勇気をもらっただろう。どれくらいの人が涙しただろう。

感動を、勇気を、そして、仲間を信ずる気持ちを、・・・ありがとう・・・。


横浜高校散る

2006年08月06日 18時59分29秒 | スポーツ

春の選抜優勝高の横浜高校が散った。

大阪桐蔭との試合で接戦が予想されたが、最後は大差がついてしまった。6回までは2対2の予想通りの展開だったが、7・8回で一挙に試合が決まってしまった。

横浜はエラーが多すぎた。相手が相手だけに最小限度の失策にしなければならないところを4失策。これでは厳しい。

試合途中で泣いている選手がいるシーンが印象的だった。しかし、まだ泣くのは早いだろう。神奈川県の代表として、最後の最後まで毅然として立ち向かってほしかった。

それでも、大差がついた9回、必死に食い下がった姿は素晴らしいものがあった。春の覇者として一矢を報いたと思う。

ひとつ気になることがある。横浜の選手が帽子のつばを丸める姿は見苦しい。松坂が始めたように思う。今だに松坂はプロでもやっているが、とっても見苦しい。ピッチャーはTVによく映るので特に目立ってしまう。最近はこれが流行して誰かれとなく、一生懸命丸めているが、本当に最悪。格好ばかり気にしてないで!

さあ、今年も暑い夏がやってきた。最高の舞台で、悔いのないゲームを思いっきりやってほしい。そして、感動をたくさんの人にもたらせてほしい。


露鵬など許すな!

2006年07月29日 17時02分35秒 | スポーツ

最近は全く相撲を見ていない。朝青龍が記録を作ったとかニュースなどでは聞いているが、興味が持てない。

理由の1番目は、「朝青龍」自体が好きではないのだ。こりゃ、決定的。
勝った後に「どうだ!」とばかりに睨みつけたり、土俵を割っているのに突き飛ばしたり、とにかく態度が悪い。横綱としての品格がない。

2番目は、力士が外国人だらけなこと。こりゃ決定的に興味をそがれる。

そんな中でついに先日事件が起きた。

言わせてもらえれば、こんな事件が起きるのは時間の問題だったのだ。
日本の文化も、相撲の世界の仕来りも満足に理解していない外国人が増えていけばこんなことも起こるに決まっている。しかも、関取ではない記者に暴力をふるうなど考えられない。

これに対する相撲協会の対応は「3日間の出場停止」

はっ?という感じの処分だった。3日間どころか、相撲界から追放してしまうべきだ。
こういう人間は、また必ず繰り返すに決まっている。そして、この決定にほくそ笑んでいると思う。「たいしたことはない、こんなもんだ」・・・と。

だいたいにおいて外国人に日本は馬鹿にされているケースが多すぎる。政治もスポーツも同様だ。悪いのは相手なのに毅然とした態度をとることができないのだ。従ってなめられるわけだ。

野球とともに人気が急降下してきている相撲だが、またこれで汚点を残し、下降への道をひたすらに走り出したようだ。

問題の「露鵬」はしっかりと勝ち越し角番を脱したとさ。


燃え尽きた中田英

2006年06月28日 22時58分20秒 | スポーツ

燃え尽きたのは、中田英だけか?

何故、中田英は涙を流したのか?

どうして、試合終了後立ち上がれなかったのか?

報道で色々なことが伝わってくる。中田英とチームの確執、年齢の差、ジーコ・中田英vsそのほかのメンバー・・・etc

決して負けたからではなく、今回の代表からは必死さが伝わってこなかった。それが感じられたのは唯一、中田英だけだった。

大きな声でチームメイトに何かを怒鳴っていた。大袈裟なジェスチャーで何かを訴えていた。失点に頭を抱えていた・・・そしてブラジル戦の後、涙ぐんで、立ち上がれなかった。

これで中田英の最後のWCは終わった。これを機会に、日本ももう一度原点に戻ろう。一から出直せば、まだまだチャンスはある。


崖っぷち

2006年06月21日 22時52分45秒 | スポーツ

ついに、ついに後がなくなったジーコジャパン。

しかし、ここで冷静になってみよう。

我らが日本はワールドカップの決勝リーグに出られるほど、出られる可能性があったほど、そんなに強かったのか?

確かにそう信じたいのは国民みな同じだが、冷静に見てどうよ?他の国の強豪チームと比較してどうよ?マスコミに惑わされ、踊らされていた感が否めない。逆に2002年の大会の方が本当に強かったんじゃない?

今年は野球のワールドカップ、WBCもあったが、こちらの方は日本がやはり崖っぷちで蘇り優勝をしたが、力も他の国々を上回っていたとまでは言わないが拮抗していた。それと比べると他国との力量が違いすぎる気がしてならない。

そんな状況で、「絶対に負けられない」などと言われ、選手も追い詰められていたのではないだろうか?

何故日本というのはもっと鷹揚に構えられないのか。
「今年は参加できればよしとする、でも2010年には決勝リーグにいけるようなチームになっていなければならない」とか、フロント・マスコミを含めて。

今回スイスが2008年の欧州大会に向けチーム作りをしていると聞いた。逆に今大会は出場できなくても構わないとしており、出場できただけ上出来と考えているらしい。こういう考え方が将来の強い日本を作ると思うのだが。

とにもかくにも、もう後がない。可哀想だが選手には頑張ってもらうしかない。

“がんばれ、サムライ ニッポン”


試合は勝ったけど

2006年04月16日 19時41分10秒 | スポーツ

内海のピッチングに尽きる。

1点に押さえ初の完投勝利。高橋尚の戦線離脱の穴を見事に埋めた、いや上回ったのかもしれない。とにかく、よく頑張ったと思う。

今日もただ勝ったというより、勝ち方が非常に良かったと思う。ゲームの随所に原野球が浸透しており、大味な野球ではなく、緻密な野球が展開されていた。

しかし、心配な点が2点ある。

1点は故障者が増えてきたこと。高橋尚・高橋由に亀井と主要選手が戦線離脱し始めた。今のところ、その穴は誰かが埋めてはいるが、そう長くは埋めきれないと思う。

もう1点は昨日の中継を見ていて、原野球が実践しきれていないというか、理解できていないというか、昨年までと一緒状態の選手が見かけられた。仁志のバッティングもそうだし、キャッチャー村田のバッティング&守備。何の目的意識もなく、ただ打っているようにしか見えない。原監督が先発で使わない意味が分かった気がする。

とにかく、勝つには勝ったが、先行きは決して明るくはない。


プロ野球ブログ書くぞ~!

2006年03月27日 21時32分12秒 | スポーツ

昨日パリーグが開幕した。WBCの日本代表選手が大活躍していた。

今週末にはセリーグもいよいよ開幕する。

今年は原監督も帰ってきたし、昨年までと違った足を使ったスピーディなゲームも見れそうだし、久々にジャイアンツのゲームをゆっくりと見て、ブログでも書くか。

昨年は本当にほとんど見ていなかった。「視聴率が10%台に低迷」などと書かれていたが、大変よく理解できる。勝っている、負けているという問題ではなく、とにかく見る気がしなかったのだ。

理由は簡単、「つまらないから」

勝っていればもちろん楽しいし、負けていても必ず逆転するという期待感がある。ファンであればどちらでも面白いのだ。ゲームの勝ち負けでなくても、ピッチャーの配球やバッターのスイング・盗塁、守備のファインプレー・肩の良さなど、見るべきところはたくさんあるのだ。昔はだからこそ中継終了まで見ていたものだ。

でも昨年などは全くつまらない。

先発は調整不足、また同じ顔ばっかり。
リリーフ陣が出てくれば相変わらずゲームぶっ壊して戻っていく。
助っ人であるはずの外国人は、毎年のように大はずれ。
バッターはと見れば毎年お馴染湿った大砲だらけ、ホームランか三振かの一発勝負

こんな状態で視聴率落ちなかったらもう野球はだめだよ。ジャイアンツもだめ。
ロッテの試合のほうがよっぽど見たいもんね。

今年はそんなことはないだろうから楽しみにしてます。


WBC決勝戦総評

2006年03月26日 00時00分06秒 | スポーツ

平均視聴率43.4%は史上3番目(最高は48.8% 1994年の巨人・中日戦 最終戦に優勝争いがかかったゲーム) しかも瞬間最高視聴率は何と56% 準決勝の韓国戦でさえ50.3%。それだけ人を引きつけたという証拠だろう。

開幕前、王監督の悩みは尽きなかった。松井・井口が出場を辞退。国内の主力選手も続々と断りを入れていた。チーム編成に全面協力を得られず、一時は辞意を漏らしたこともあった。しかし、そこは“世界の王” 「野球離れ」が深刻化する中、球界の将来のために敢えて火中の栗を拾う覚悟で日の丸を背負った。

その姿に惚れ込み、声をかけてくれた王監督に感謝をし、男にしたいと思ったのがイチローだった。
どちらかというと、クールで、自己中心的に見える彼だが、今回は、いや、実際はあのように、フォア・ザ・チームに徹した、熱~い、熱~い男だったのだ。
今年は例年にない早い調整で調子を落とす可能性だって十分にある。寿命の短いプロ野球選手にとっては致命的な年になるかも知れない。それでも彼は挑戦した、日の丸のために・・・。

しかし、敗れたとはいえキューバは本当に強かった。回を追うごとにその重圧が日本選手の肩に、そして、王監督の肩にもズッシリとのしかかってきた。

7・8回が正にその絶頂だったといえる。

イチローもキューバの底力を思い知りだしたのは6回だったと振り返っている。
「すごい。体がしっかり止まっている」 それまで完ぺきだった渡辺の緩急が突然通じなくなった。失策と3連打であっという間に2失点。キューバの各打者は体勢を崩されながらもグリップを残したまま、ジャストミートで鋭い打球を連発した。野球王国の素早い適応に、イチローは素直に驚いていた。

名手川崎のエラー、その後も球が手につかない。
渡辺のエラー、なんでもないプレーができない。
そして、王監督の采配のエラー、渡辺の替え時。

渡辺は8回の初めから替えるべきだった。打ちにくいのではないかと予想されたアンダーハンドを、キューバのバッターは脅威的に順応し真芯で捉えていた。しかも、エラーが重なり、悪いムードが漂っていた。
結果論ではなく、回の頭からズバッと藤田につないでおけば藤田も気持ちがまた違っていたと思う。そして、それが大塚を8回途中から出すことにつながり、1点を取られてしまった。

王監督も焦らなかったといえば嘘になると思う。とにかくそれだけの重圧がかかってきていたのだ。自分も見ていて、5点もリードしている安心感を一度も感じなかった。
だって解説の野村も「これじゃ勝てない」、「まだだめだ」って試合中ず~っと言ってるんだもん。

先発から、中継ぎ、抑えと安定した投手陣の防御率は2.49で、韓国、プエルトリコに次ぐ3位の好成績。攻めては、打率3割1分1厘、10本塁打、13盗塁は、いずれもナンバーワンで、大技、小技を織り交ぜる質の高さを見せつけたのに。

しかし、日本が真価を見せたのは、本当に強いチームだなと思わせたのは、1点差に迫られた直後の九回表の攻撃だった。

一死一塁から、西岡が投手と一塁手の間に絶妙なプッシュバント、ナイス判断だった。続くイチローが一、二塁間をゴロで抜いた。どうしてもここで打ってほしかった、何としても点がほしかった、そんな時に打てるのはこの男しかいないだろう。
二塁走者の川崎は本塁へ。しかし、捕手が本塁をブロックしていてベースが見えない、捕手の右側に滑り込んだ川崎は、左手でベースに触れようとしたが、「それでは間に合わない」と瞬時に判断し、右手をベースに向けて無理矢理突っ込んだ。セーフだったが一つ間違えば川崎の右腕は折れていた。事実負傷し、開幕戦は絶望となった。
仕上げは韓国戦に続き福留。試合を決めた。

試合後のイチローの喜びようは際立っていた。インタビューを受け、何を言っているのかわからないほどに興奮していた。
1回は四球を選び、5回は先頭打者で二塁打を打ち、1点差に迫られた直後の9回にはタイムリーを放ち、有言実行、選手を、日本を優勝に導いてくれた。

この大会では、クールな男が刺激的な言葉を繰り返してチームの士気を高めてくれた。悪役になることがわかっていても、闘志を前面に出し日本を引っ張ってくれた。
そんなイチローの姿は、日本のファンにも新鮮な驚きだった。

たくさんのヒーローがでたけど、今回の真のヒーローはやはりイチローだったと思う。
世界に、特に韓国には敵を多く作ったが、世界中にその何百倍、何千倍ものファンをまた作ったことだろう。

ありがとう、イチロー、ありがとうジャパン!!