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Bar “ホット一息”

ここに来ると何かホッとする、ホッとする仲間がいる

日本一!!!!!

2006年03月21日 22時27分27秒 | スポーツ

「世界の王」の体が3度カリフォルニア州サンディエゴの宙を舞った。

あまりの感動に、本当に適当な言葉が見つからない。
「素晴らしい」とか、「よくやった」とか、そんな月並みな言葉など全く似合わないし、言いたくもない。

ただ一言、

「ありがとう」

とだけは是非とも言わせてほしい。

ゲーム内容はといえば、長かった。
キューバだけで8人の投手が登場し、1回表だけで3人もつぎ込んできたのだ。それだけキューバも必死で優勝を取りにきた証拠だろう。

いろいろなプレーも出た。
素晴らしいビッグプレー、「どうしたの?」というような凡プレー、首をひねるような采配、まあ、色々あったが、優勝に免じてもう語るのはやめよう。後日落ち着いてから総評でゆっくりと振り返ってみたいと思う。

とにかく、栄えあるWBCの第1回大会で「優勝国・日本」という名が刻まれたということに価値がある。サッカーのワールドカップの第1回優勝国ウルグアイの名が残っているように、この「日本」の名前は永遠にWBCの歴史に残っていくのだ。
極端な話し、この先優勝は1度も出来なくても、もっと言えば、途中で優勝などするよりもよっぽど強烈に「日本」の名が残っていくのだ。

すでに昨日、野球の聖地、クーパーズタウンの野球殿堂に王監督のスパイクが寄贈されることが決まっている。他にも、イチローのヘルメット、松中のキャップ、上原のグランドジャケット、松坂のユニホームも飾られる。
こうやって、一生消えることのない、“名誉”が、“栄誉”が、確実に後へ伝えられていくのだ。

球場に広げられた、あの“日の丸”を、私は一生忘れない。


日本決勝進出 WBC

2006年03月19日 21時26分11秒 | スポーツ

我等が日本がついに決勝進出を果たした。

WBCの準決勝は、3回も負けられないという執念と、ここまできたら何としても決勝に進むんだという韓国の意地と意地がぶつかり合った、緊迫した好ゲームだった。

5回までは拙攻でことごとくチャンスをつぶすいやな展開だった。
「負ける時ってこいうい流れなんだよな~」
と思わず愚痴ってしまうほど流れが悪かった。

チャンスに打てない松中、送りバントもできない多村、イチローだけがガムシャラにヒットを打ち、スチールをし、チームを鼓舞しようとしていた。

もう一人、先発の上原が本当に辛抱強くよく投げてくれた。目の前で次々に潰れていくチャンスに気落ちせず、くさらずに黙々と投げ続けた。いつかは点を取ってくれると信じて。

しかし7回についにその瞬間がやってきた。

鬱憤のたまっていた松中が2ベースで出塁、思わず2塁ベースを拳でたたいて、今までの悔しさを表した。そして、代打の福留が打った瞬間それとわかる見事なホームランをライトスタンドに叩き込んだ。

もう、ホンとに、本当に、すっきりした!!
今まで溜まりに溜まったストレスというものが一瞬にして吹き飛んだ。

この試合もさることながら、2試合分のストレスも、そしてインチキ審判も、アメリカが勝手に決めたこの大会のルールも、全てのストレスから開放された気がした。

しかも、イチローが言っていたように、数十年敵わないと思わせるような勝ち方とはいかなかったかもしれないが、6対0の完封シャットアウト!堂々とした勝ち方だったと思う。

2回目に韓国に負けたとき、イチローが言っていた。
「こんなに屈辱的なことはない。」
「あまり悔しすぎて大酒を飲み、どうやって帰ったか覚えていない」

こんなにまで日本を愛し、日本のために戦ってきたイチローを、イチローを始めとするこのチームを、もう1試合見れるという幸せを胸に決勝戦をじっくりと見たいと思う。

相手はドミニカだと思ったら、キューバが勝ち残ってきた。
もしかして、両チームとも決勝までこれると思っていなかったのではないか?アメリカとドミニカだと世界中が思っていたのではなかろうか?

日本は1度は死んだチームだ、それこそ、死に物狂いで第1回の栄誉を掴んでほしい。こちらも死に物狂いで応援したいと思う。


日の丸を背負うということ

2006年03月18日 17時52分17秒 | スポーツ

ワールド・ベースボール・クラシックを見ていてつくずく思うことだが、日の丸を背負って戦うことの難しさ、責任の重さというものを今更ながらに感じている。

あの一流の大選手達が硬くなり、平常心ではいられなくなる様子を見ていると可哀想にも思えてくる。

これはサッカーでもしかり。ワールドカップの代表選手が日の丸を背負ってアウエーで戦う姿を見ていると、勝った負けたと騒ぐじゃないよ~と言いたくもなる。

決定力がないとか、攻撃が単調だとか、監督の采配がとか、もういいじゃないかと言いたくなる。我々日本の代表なのだからもっと温かく見守ってやろうと言いたくなる。たとえ負けても、胸を張って帰ってこいと言ってやろうや。

こんなちっぽけな島国の人間が世界を相手に戦えること自体が奇跡なんだ。よくやっているじゃないか。体も小さい、体力もない、そんな中で頑張っているほうだ。

もう1度自分達の足元というものを見つめてみるべきだ。世界一じゃないとおかしいとか、恥ずかしいとか、そう考えるほうがよっぽどおかしい。

WBCもワールドカップも、勝とうが負けようが、初心に帰って温かく見守ってやろう。
そして、力一杯戦ってこいと言ってやりたい。


WBC 奇跡が起こった

2006年03月18日 00時24分43秒 | スポーツ

人間諦めてはいけない、諦めたら何もかも放棄したのと同じなんだ。こんなことってあるんだ。奇跡は起こるんだ。

予選リーグに続き韓国に2敗目を喫した日本、もう全ては終わったと誰もが思っていた。絶対に負けられないゲームに破れ、選手も呆然としていたし、諦めていたと思う。

しかし、王監督だけはインタビューで「韓国ともう1度やるんだ、3回目は負けられない」と、奇跡を信じきったコメントを出していた。

いや、あの人には見えていたのだと思う、3回目の韓国戦に立つ自分自身の姿が。
今回のこの大会、このチームに賭けている指揮官。日の丸が本当に好きなんだ。

どこかの日本人大リーガーに見せてやりたい姿だった。

自分自身もこれで終了だと思っていたので、今回のWBCの総評でも書こうかと思っていたところだが、延期とした。

我等が日本が優勝した後で書くこととする。


WBC米国のへぼ審判

2006年03月15日 22時34分29秒 | スポーツ

日本、判定変更に泣く 「見たことがない」王監督 (共同通信) - goo ニュース

世界の“王”が怒った。いや、自分からすればまだまだ王監督は紳士的、もっと、もっと吼えるべきだったと思う。監督も、アウェイでもあり、世界の“王”の名前もあり、日本への評判もあり、控えめだったのかもしれない。しかし、世界の“王”だからこそ吼えてほしかったし、世界も改めて認めたのではないだろうか?

別に、王監督を責めるつもりは毛頭ない。全てはへぼ審判のせいであることには違いない。

だいたい、最も近い塁審が言っていることを、遠くで見ていたかいないかも分からないような球審が覆すなど考えられない。八百長以外の何物でもない。きっとマルティネスとかいう監督は「あとで一杯おごるから」とか何とか言ったに決まっている。

今回の大会はあらゆることがアメリカの主導で行なわれ、審判のこと一つとってもアメリカの審判が多数を占めるという始末。組み合わせも勝手に決められ、開催は・・・。全てが仕組まれているようだ。

こんなことで、サッカーのワールドカップのような大会に育っていくわけがない。もっと透明で、公正でなければ到底無理だ。

せっかく楽しみにしていたこの大会だったが、この1件ですっかり気持ちが萎えた。これでまた復活しかけた野球の人気が音をたてて崩れ始めた。


トリノ総評

2006年03月01日 23時28分32秒 | スポーツ

最悪の事態を何とか免れてトリノオリンピックが無事閉幕した。

巨大選手団を投入して戦った今オリンピックだったが、いまひとつパッとしない結果に終わってしまった。

選手には大変申し訳ないが、再度参加団体・参加選手のあり方というものを考え直した方がいい。参加要請があれば何でもかんでも連れて行くということでは、また今回のような繰り返しを招くだけだ。

特にひどかったのは、ベテランなのにケアレスミスで競技自体にさえも出場できなかったアルペンの人。大口叩いて、日本国民を大いに期待させておいて、代表選手
の中で最低の成績だったスノーボーダー。自費で参加したわけでもないのに、自分が楽しめればいい、と公然と言い切るスケーター。

などなど、どうなってるのか理解に苦しむ人たちがとても多く感じたのは自分だけだろうか?

結果論ではなく、考え方そのものをもう一度よく考え直した方がいいと思う。

「参加することに意義がある」

それはそれでいい。
しかしそうならば、あんな大選手団を派遣する必要は見当たらない。

基本線を再考する時にきているのではないだろうか。


ラグビー日本選手権決勝

2006年02月26日 23時02分28秒 | スポーツ

ラグビーの試合終了のことを“ノーサイド”という。
これは、試合が終わったら敵も味方もない、どちらのサイドもないという意味である。

今日の試合は本当にこの言葉がぴったりのゲームだった。

終わった瞬間にNEC、東芝府中両チームが本当に清々しい笑顔をみせて、握手をし、抱き合い、お互いの健闘をたたえあった。それも、儀礼とか、儀式とかいった感じではなく、

「お前ホントによくやったな、強かったよ、ありがとう」

そんな感じの ノーサイド だった。

内容は、あいにくの雨でノートライ、ロースコアのゲームで面白さには欠けたが、かえって、ラグビーの原点というべき玄人的な面白さが味わえた気がする。

これで今年も大好きなラグビーシーズンが終わってしまった。しかし、選手達はもう明日から今シーズンが始まるのだ。

また、人に感動を与えてくれるような、ひた向きで、素晴らしい試合を見せて欲しい。


村主の4位に物申す

2006年02月26日 00時03分55秒 | スポーツ

自分はスケートは全くの素人で、まともに滑ることすらできない。ましてや、飛ぶ、回るなどもってのほかだ。自殺行為だ。

そんな自分の思ったことだから全く参考にはならないのはよくわかってはいるが、いるが、今回の村主の点数には納得できない。SPにしても、フリーにしても、全く理解できない。

メダルがどうのこうのといっているわけではない。点数の差が理解できないのだ。
特に、SPでのテクニカルにあんなに差がつくのは理解不能である。3点以上もひらいていたのだ、考えられない。見た目では、荒川などより良かった気もしたくらいだ。

しかし、結局この結果はフリーでも同様で、1回も転ばずに、素晴らしい滑りを見せたにもかかわらず点数は伸びなかった。

審査員にはどう映っていたのか?
何がどう違ってこんな差がつくのか是非とも教えてもらいたい。

しかし、自分のようなド素人ではない審査員がつけた点数が、2回も大きくひらいていたという事は、荒川との2人の差が歴然として見えていたのかもしれない。確かに、表現力については相当な高い点をもらっていたこともまた事実である。

それにしても、すってんころりん転びまくっていた選手が表彰台で、1度も転ばず、ノーミスで滑りきった村主が4位というのは、やっぱり、どう考えても、納得がいかない。


荒川日本を救った“金”

2006年02月25日 10時47分20秒 | スポーツ

日本国民として、最後の望みをかけ、眠い目をこすりながら女子フィギュアスケートの最終を見た。

バンザ~イ、バンザ~イ、バンザ~イ

色は何色でもいい、メダルを取ってほしかった。

あれだけの選手団を送り込んでおいて、一つのメダルもなく終わってしまったら、マスコミは何と書き立てるだろう。期待されていなかった選手・種目はいいが、期待をされていて逃した選手などはいいカモだろう。

みんな懸命に練習して、本番では緊張に耐え、プレッシャーを乗り越えて戦っているのだ。

荒川は素晴らしかった。

氷上に登場してきた時から何か穏やかな顔に見えたのは自分だけだろうか?

これから戦うんだとか、やってやるとかそういう背負っているという感じが見受けられなかった。どちらかというと、精一杯やろう、トリノでの最後の演技をうんと楽しもう、もっと言えば、長いスケート生活のこれが最後だ、思い切りエンジョイしようというように見えた。

結局、ミスらしいミスもなく、大いに練習の成果を発揮したと思う。

見ていて、堂々としていたというか、演技がとても大きかったという印象を持った。日本人にわりに身長もあり、手足も長いのでそういうふうに見えたのかもしれないが、滑る前から“風格”のようなものが備わっていた。

全く、“金” に相応しい、日本を救った演技だった。

終わってみれば、安藤でもなく、村主でもなく、悪い言い方をすれば、一番影の薄かった、期待度が低かった荒川が一番きれいな色のメダルを首にかけたことになった。

しかも、アジア初のメダルを。

本当におめでとうと言いたい、いや、ありがとうと言いたい。


ラグビー日本選手権

2006年02月19日 23時49分02秒 | スポーツ

準決勝で早稲田大学が東芝府中と対戦し43-0で完敗した。

この試合には歴史がある、1988年の第25回大会で対戦している。結果は、22-16で早稲田が勝って優勝しており、以来学生は勝っていない。しかも、この時の優勝メンバーの中に、現監督の清宮監督が入っていたのだった。他にも、独特のスタイルでプレースキックを蹴っていた今泉や、現立正大学監督で、史上最高のスクラムハーフと言われた堀越などが一緒だった。これなら強いはずだ、社会人を破ってもうなずける。

18年ぶりの因縁の対決は東芝がキッチリ借りを返した形となった。

完璧な試合運びだった。前半こそ早稲田も必死にくらいついていったが、強い当たりに、ぶ厚い攻撃に、ジワジワと体力を消耗させられていった。薫田監督が「ボディーブロー」と再三言っていた、そう、その通りの展開だったと思う。

しかし、早稲田は社会人NO.1チーム相手に本当によく戦ったと思う。早稲田以外のチームなら80点、90点取られていたと思う。本当に素晴らしいチームだった。

ノーサイドのホイッスルの瞬間、多くの選手が泣いていた。私は目を疑った。普通は、よく戦った満足感、最後まで立ち向かった清々しさで皆笑顔を見せるものだ。
ところが皆泣いているのだ。

何故か?

彼らは、はなから胸を借りようとか、全力を尽くせばいいとか微塵も考えていなかったのだ。最初から勝つつもりでぶつかっていったのだ。だから単に負けたことが悔しかったに違いがない。何もいい所がなく負けたことに対し、悔しくてしょうがなかっ
たのだ。或いは、清宮監督ともう少し長く、もっと長く、時を過ごしたかったのかも知れない。

この試合は、点差以上に素晴らしく、見応えのある試合だった。

やはり、スポーツは結果だけを聞いても、面白みも、感動も何もない。実際に見て、初めて得られるものがあるのではないだろうか?

清宮という監督は、慶応の上田監督、関東学院の春口監督と並んで素晴らしい監督だった。

来期は社会人のサントリーの監督に就任するらしい。このチームも実力のある、素晴らしい選手が揃っている。優勝できないのが不思議なくらいのチームだ。きっと来年は、清宮イズムをいかんなく発揮して優勝戦線に絡んでくることは明白だ。